- Amazon.co.jp ・電子書籍 (369ページ)
感想・レビュー・書評
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■ 学んだこと
・「シンクロニシティ」とは、自分を導いてくれる出来事や人物との出会いが2つ、3つ同時連鎖的に発生すること
・「果報は寝て待て」やキャリア理論「計画された偶発性理論」、アドラー心理学の「目的論」「自己中心性からの自立」、大谷翔平の高校時代のマンダラートみたいに、幸運は自ら意図して作り出せるセオリーと同種のものを感じる詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
kindleで安かったので
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真のリーダーシップ(=サーバント・リーダーシップ)をもとめて、成長していく、感動の自伝。
筆者は、リーダーシップという概念に、ある意味とりつかれ、なんら当ても無いのに、弁護士をやめて、フォーラムを立ち上げようとする。すると、偶然が偶然をよび、世界的な強力な仲間の輪が形成されていく。デビッド・ボームとの出合いをはじめ、シェルでのシナリオ・プランニングでの経験などなど、読みどころは多い。
といっても、うまく行っているばかりではない。だが、人間、そういうなかから成長するわけで。うまく行かなくなる原因って、結局、ミッションではなく、自分にこだわることにあるんだな。確か、西郷隆盛も、大義に従っているうちは人はついてくるが、自分のためというのが少しでも出ると人は離れる、といったことを言っていた気がする。
かなり、感動的で、泣かせる話が多いのだが、シンクロシティというところから、ユングっぽい、神秘主義が漂っているし、結構、ニューエイジ、ニューサイエンスっぽくて、やや気恥ずかしい。
あと、空港でたまたますれ違った女性を追っかけて、なんだかんだで結婚するとか、「真実の愛」の物語も、感動的だけど、???で、結局、これって「自分探し」の旅なの?という気もしてしまう。個人的には、真実の「愛」や「自分」がどこかにあるというのは幻想じゃないかと思う。最後は、「神の存在」で終わるしなー。
でも、自伝なんで、すごく読みやすいし、感動するし、リーダーシップのあり方のすごく良い教科書だと思います。