グッドナイト・マミー [DVD]

監督 : ヴェロニカ・フランツ 
出演 : スザンネ・ベスト  エリアス・シュワルツ  ルーカス・シュワルツ  ハンス・エッシャー 
  • アメイジングD.C.
3.11
  • (6)
  • (21)
  • (36)
  • (16)
  • (4)
本棚登録 : 188
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988166205063

感想・レビュー・書評

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  • 残酷で悲しいお話を美しい映像で描いている。
    最初、「ママの正体は?」というハテナでいろいろ想像を巡らせてハラハラドキドキしていたが、途中から双子が恐ろしくなる。この反転が気持ちいい。映画の賞を取っているのも頷ける。

    • 5552さん
      LUNAさん、コメントありがとうございます。
      この作品、ブクログのレビューの評価がけっこう分かれてるんですよね。「真相が最初のほうでバレて...
      LUNAさん、コメントありがとうございます。
      この作品、ブクログのレビューの評価がけっこう分かれてるんですよね。「真相が最初のほうでバレてしまってつまらない」とか。私は徐々に徐々に気付いた感じなんですが(^-^;
      静かな雰囲気が好きでした。
      2018/02/06
  • 双子の少年と母親っていう設定だけでもオイシイのに、建物のおしゃれさとか生活音とかが作り出している雰囲気が素晴らしいです。
    とても面白かった。ホラー苦手だから観る前はどないしよかとびくついていたけどホラーという感じはなかったよ。大丈夫だよ。(?)怖いけど。
    「真相がすぐ分かってしまったからつまらんかった」というレビューをちらほら見かけたけど、いや、分かるようになってるし、それが分かるからその後が怖いんやん…て思った。(分からんくても楽しめると思うけど)

  • ◼見えていない子◼


    事故に遭ったママが男子の双生児のもとに帰ってくる。しかしママは顔面を包帯で覆い、しかもどことなく今までのママとは別人のように思えて仕方ない。
    ブラインドは開けず、誰か訪ねてきても居ないと言ってと釘をさす。息子の行動に異様なほど神経質な束縛を求めてくる母親。本当に息子たちの思うように、彼女は別人で何かを企んでいるのか?

    観ていくうちに、息子たちとママの一挙手一投足が見逃せなくなり、引き込まれていってしまい。。。

    本物のママであることを証明してほしいとする息子と、言っても信じてもらえぬ苛立ちから親子は険悪な関係へますます填まっていく。
    ある日、仲直りしましょ、とママは息子たちに青いブーメランをあげた。それを外でやりたいとして、ドアを開けてもらうと何と二人は一目散で逃げていき、町の教会へ入り救いを求めるが、教会の司祭によって二人は家へと引き戻されてしまい・・・

    後半に向けて息子たちのママへの拷問まがいの行為はますますエスカレートしていく。ママの両手足をベッドに紐で縛り、口にはガムテープ。そんなところへ赤十字から初老の男女が寄付金を集めに訪れる。息子たちはママのバッグから、高額なお札を差しだして帰ってもらう。ママはやっとの思いでガムテープをずらし叫んだが、時すでに遅くその声は去り行く初老の男女には届かず。

    ママの口も片眼も接着剤で固めたり、最後には手足さも接着剤で床に固定。そして、ロウソクで家に火を放ち・・・・・

    そして意表をつくラストへと突き落とされる。

    双生児の少年がひじょうに美しいだけに、その表情が時に能面のような冷淡さを湛え、静かな怖さが何とも印象的。『アザーズ』に匹敵する出来映えと言えよう。

  • 森とトウモロコシ畑に囲まれた田舎家で、9歳になる双子の兄弟エリアスとルーカスが母親の帰りを待っていた。 
    ところが、帰宅した母は整形手術を受けて顔全体を包帯でぐるぐる巻きに覆った姿に。 
    その日から、それまでやさしかった母は、別人のように冷たくなり兄弟は本当に自分たちのママなのか疑い始める。 
    ママのフリをして成りすましているのかもしれない包帯女の本性を暴くべく、双子は本当にママなのか試す行為に出るが… 
    整形手術のため顔に包帯をした母親が別人のように冷たくなり、「日中はブラインドを上げるな」「外で遊んでもいいが、外から植物などを持ち込むな」などのルールを押し付け、エリアスとルーカスが外で遊んでいる時にベッドを点検したり「弟のルーカスと喋るな」と言ってきたり不審な行動する。
    しかも何者かと電話で話しながら「もうフリをすることは出来ない。現実と向き合わなければならない」と喋っているのを聞き、エリアスとルーカスの疑いが深まり、エリアスとルーカスの異常さが、双子が包帯女を「自分が本当のママだと証明しろ」と尋問する行為がエスカレートしていく中で徐々に剥き出しになり、クライマックスで明らかになる真相には驚かされるし、子供の純粋さ故の狂気に背筋が凍るサイコサスペンスホラー映画です。

  • 評価が低めなのであまり期待せず観ましたが構成が面白いのでスプラッターが苦手でなければオススメ出来る作品だと思います。

  • ドイツ映画
    双子の金髪美少年(7才くらい?)やたらランニングシャツ いったい何枚持ってんやろw 
    ハイソな雰囲気のある(プチ豪邸といってもよかろう)田舎の一軒家 顔を包帯ぐるぐる巻きの母親が(病院から?)帰ってくる 
    母親が帰ってくるまで子供だけで生活してたのか 

    ネタバレされるまで全然わからんかった 
    どこかに伏線あったか…ともう一回観たが。ん~これはわかりずらいなぁ

    ~以下ネタバレ~
    鬼畜母×虐待される子供の立場が逆転し、本当のママはどこ?と子供が母を追い詰めていく 
    母親には見えないが、本当の母親なら観えると少年は思っている 
    この子の、重い思い込み。カウンセリングに連れて行けw

    ドイツではオーストリアのTVも観れるのね へぇ~w

  • 繰り返される「今日」― 待つのは「死」か、「明日」か。森とトウモロコシ畑に囲まれた田舎家で、9歳になる双子の兄弟が母親の帰りを待っていた。ところが、帰宅した母は整形手術を受けて顔全体を包帯でぐるぐる巻きに覆った姿に。その日から、それまでやさしかった母は、別人のように冷たくなり兄弟は本当に自分たちのママなのか疑い始める。ママのフリをして成りすましているのかもしれない包帯女の本性を暴くべく、双子は本当にママなのか試す行為に出るが、徐々にエスカレートしていく…。



    以下、視聴しながらメモしたこと。

    静謐。田舎。双子エリアスとルーカス。
    ママは片方だけを贔屓する? 神経質。
    双子はゴキブリを集め育てる。
    少年のノースリーブから伸びる枝のような腕。
    双子がママを囲む写真。
    ルールが多い。「籠の中の乙女」。
    野良猫を拾い。
    ママ、夜の森で下着も顔の包帯も外して裸に、という、双子の夢。
    眠るママに肥えたゴキブリを放ち、ゴキブリは口の中へ。
    ん?写真、ママも双子?
    小説の、あれ、クラウスとリュカの「悪童日記」を連。
    ママの部屋に盗聴器を。ママを探るミステリー。
    猫を殺したのはママか。死体を見せつけて様子を見る。あんたはママじゃない。ママならホクロを見せてよ。
    カッターでお腹を割いたらゴキブリ、という夢。
    髪型と服を同じにして、見分けがつかないようにしたら、ママはどう反応する。
    包帯をとって仲直りしましょう。と。
    ※双子が教会と警察を頼って抜け出して返されたのを機に、ママ視点に。
    エリアスは、事故で死んだルーカスをイマジナリーフレンドに。
    ママを緊縛。仮面をつけて脅す。本物のママはどこ。観察。冷酷。
    虫眼鏡で頬を焼かれ。テープで口を塞がれて。双子も辛そうな顔で傷薬を塗る。
    寄付を募る赤十字メンバーをやり過ごす。
    口に接着剤。ピザを与えるためにハサミで。
    歯を糸でぐりぐり。拷問。
    紐を切るが、ボウガンで脅して。
    焼殺。

    萩尾望都。被虐。焼死。悪い種子。禁じられた遊びカルキン。
    シチュエーション作成型の映画だが、ここまで救いのないエグさを追求。大好物。

  • ○日本語字幕
    ○日本語吹き替え



    自然と双子少年を愛でる映画。
    ホラーではあるけど、内容は薄いかな。
    雰囲気が好き。

  •  大怪我をして顔を包帯ぐるぐる巻きで帰ってきた母は何かが変わっていた。別人ではないかと思う子ども達の疑いは頂点に達し。。。

     最初は包帯のお母さんの不気味さに目をひかれるわけですが、だんだんと疑心暗鬼の子どもの狂気の方に怖さが移っていく。
     さらにそこからあっと驚く真相が分かり、なぜ母親が包帯ぐるぐる巻きだったのか、母親が変だと思う違和感が何だったのかが分かるのだけれど、この展開はなかなか見事。ありがちではあるが、上記の最初の転換に注意がいってしまって、あっと驚かされた。
     丁寧なつくりもよかった。やっぱりヨーロッパのホラー映画は一味違いますなぁ。
     

  • ある日帰宅したママの顔は包帯ぐるぐる巻きの状態で、普段の優しさが嘘のような意地悪な人間になっていた。ご飯を一人分しか貰えなかったり、可愛がっていた猫や昆虫を殺されたり、危機感を覚えた双子は自衛のため……親子三人で森の奥の別荘住まいという閉塞感がまず怖い。

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