ファインディング・ニモ MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
- ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4959241762078
感想・レビュー・書評
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大人のほうがグッとくる名作。
冒頭で奥さんとたくさんの子供を失くした中で、たった一匹だけ生き残ったニモに、お父さんのマーリンが過保護になるのはとても納得できました。
しかも、ニモは片方のひれが小さい。魚に襲われたときの後遺症なんだろうけど、それがとても痛々しくて、保護者目線で見ると、マーリンに共感しっぱなしなわけです。
「お前にはなにも起こらないようにするから…」という誓いですでに涙が止まりません・・・。
でも、ニモがそんなお父さんから「お前には無理だから」なんて言われて「お父さんなんか嫌いだ」といってしまう気持ちもよくわかる。どちらにもとても共感できてしまうところがすごい。
マーリン、ニモのキャラクターも愛おしいのですが、ドリーのキャラクター性がかなり印象的でした。幼少時に見ていた覚えがありますが、そのときはドリーの持っている「忘れやすさ」に切なさを感じたりはしなかった。
なんだか忘れっぽすぎていらいらしてしまうくらいだったけれど、それが大人になると、経験もあるから、ドリーの「忘れっぽさ」が普通じゃないような感じもあることにも気づく。
のちの「ファインディング・ドリー」に続くようなセリフも出てきて、後半のマーリンを引き留めるドリーにまた涙が…。
「子どもに何も起きないようにしていたら、何もできない」というセリフは親世代には目から鱗です。
誰かを助けたり、誰かに助けられたりして、関係性が深まっていくのが見事な作品。
大切だから、どうしても危ない目に合わせたくないけれど、そうすることで、子供の可能性を奪っているかもしれない。
親として、チャレンジする子どもを、見守っていくことも大切なんだな、と学ぶことができる名作。
子どもにとっては、ハンディがあっても、ひたむきに頑張るかわいいニモには励まされるのではないでしょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ニモとマーリンの親子愛。
チャーミングなドリーと、彼女のほのかな恋心(?)
そして歯医者の水槽の中にいたコワモテのオッチャンがいいやつ!!
ってなわけで、素敵な映画でした☆