天才 (幻冬舎単行本) [Kindle]

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著者 : 石原慎太郎
  • 幻冬舎 (2016年1月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (226ページ)

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天才 (幻冬舎単行本)の感想・レビュー・書評

  • 田中角栄と当時の政局を知るには、良いかも知れない。
    期待したほどではなかったが、長い後書きが興味深い。

  • なんでこの本が売れたんだろう。

  • 長めの「あとがき」も興味深い。

    なにしろ、書き手も渦中の人だし。

  • 田中角栄が自分の人生を回想して語る部分と、長い後書きと称して著者が田中角栄との関わりや人物像について振り返る部分の2部構成。

    田中角栄と周囲の人々との関わりを描いた部分が良かったです。特に晩年の心情を描いたところや著者とのエピソードにぐっときました。絶大な権力を誇る天才に、反発していた若者が、大成して老人となり「彼ほどの人はいなかった」と回想する・・・っていうこの本の成り立ち自体が渋い、、かっこいい。
    ただ、田中角栄や彼が生きた時代について知識が乏しい私には、正直語り部分は難しくて、文章が上滑りしていくばかりでした。
    戦後史や政治についてもっと学ばなくては、と思わされた本でした。

  • あの頃はくそみそに言われていたがね。本当はどうだったのか本人と神のみが知るということだね。と言ってもにわかにこの本の内容を信じる気にはなれないな。

  • 田中角栄の一人称として、その人生を語るという文体。
    これだけでは、本当の角栄氏の凄さはわからないのかもしれない。その意味で、日本の戦後政治史を改めて振り返って見たいと思わせる。
    日本とアメリカの関係は、本質のところで変わっていないと思われる。日本で角栄氏のようなリーダーが再び出てきたときに、ロッキード事件のような事件が起こらないとは限らない。
    そのことを考えると、日本はしっかり自前憲法を制定し本当の独立を為し得なければならないと思う。

  • 田中角栄の失脚は米国の仕業。

  • 複数の会社からソフト、ハードが発表されている電子書籍。
    「本はやっぱり紙でしょう」と考えてしまう頭の古い自分は、これまで使ってきませんでした。
    コンテンツもずいぶん、充実してきたようなので、試しにkindleを、利用してみることにしました。
    最初に選んだのがこの、伝記小説。
    著者は元国会議員、東京都知事を遍歴した文学界の重鎮。
    自らが国会議員として言葉を交わすこともあった「昭和の今太閤」田中角栄について、幼少期からその死までを、一人称の形で綴っています。
    競馬狂いの父親の息子として生まれた、角栄少年。
    安定しない生活の中、高等小学校を卒業した段階で、最初の職につきます。
    その土木派遣事務所勤務を皮切りに、戦争を挟んで数々の仕事を経験。
    その過程で、お金と人脈の怖さそして大切さを、学んでいく姿が描かれます。
    後半は、政治家となった彼が、ライバルとの競争の果てに総理大臣へと上り詰める過程、そして中国との国交を回復するという大仕事を成し遂げる姿が、国会議員を経験した著者らしい”内輪の”視点で、書かれています。
    全体を通じて感じたのが、40近い議員立法を成し遂げ、運用させたという、「施策立案・推進者」田中角栄の力量の高さについて。
    昨今、将来に対するビジョンが語られなくなったなあと思っていたので、「このような政治家が今いたらなあ」と、想像してしまいました。
    終盤には彼の政治生命を絶つことになった、ロッキード事件について描かれています。
    著者の主張を受け入れるとすると、日本とアメリカ、そして中国という国同士の関係が、総理大臣の政治生命、さらには命までも、縮めてしまったのだなあと、空恐ろしくなってしまいました。
    身内的視点で書かれているので、当時の政界や国際情勢の知識に乏しい自分には、理解が難しい部分もありました。
    しかしその活躍期間がほぼ、昭和という時代と重なる田中角栄の生涯を追うことで、この時代への理解が少しだけ深められたと、感じさせてもらえた一冊でした。

  • あとがきが凄く面白い。石原さんの田中角栄に対するリスペクトが凄く感じられるし、器のでかさ、天才たる所以がビンビン伝わってくる

  • 石原慎太郎が一人称で書く田中角栄。 文学性というものが一般にあるとしてこの本にその文学性はあったらだろうか?
    タイトルの「天才」にしても田中角栄の才分が表現されているとは思えない。ライトウェイトで田中角栄という人物をサクッと理解するにはちょうど良い本かもしれないが。
    フィクションなのだからもう少し事実を換骨奪胎してほしいところである。

  • 田中角栄という人物について、断片的にしか聞いていなかったことを、整理して知ることができました。
    ただ、超大物政治家でありロッキード事件の容疑者であった人物への好奇心を完全に満たしてくれる本ではなかったようです。
    彼の生涯を語るのに、このボリュームでは少なすぎるように思いました。

  • 「金も含めて、この世をすべてしきっているのは、大なり小なりお上、約人たちがつくっている縦の仕組みなのだ。」

    田中角栄について石原慎太郎が書いた本。あくまでフィクション。とても面白い。石原慎太郎を通して見た田中角栄だが、考え方が倫理を超越している。そもそも倫理とは何か。

    最初、石原慎太郎を天才だと褒め称える本だと思っていた。

  • 駆け足で生き抜いた人生を、一人称で描いた本作。
    もう少し盛りだくさんかと思いましたが、意外に薄い(ページ数、量)。
    「時代の寵児」というのは、こういう人のことを言うんだろうな。2度と現れないであろう政治家。

  • 田中角栄の一生を概括的に描いた作品。一人称で描いたことで味わい深くなっているが、「俺」という一人称であるために、耳に残る田中氏の声ではなく、別の心の声が聞こえてくる。文体は締まっており、読んでいて心地よい。石原氏後本人も二箇所で登場。既に昭和史となった田中元総理の足跡を概観する上で、味のある良本。文中から湧き上がってくる昭和の匂いが印象的。読む人の年齢によっても受け止め方が違うのではないだろうか。

  • 石原氏が、田中角栄が自分の人生を独白しているかのように書いている。所々本当に本人が言っているのかと思わざるを得ず、違和感も感じた。
    田中角栄に関する書籍を初めて読む私にとっては単純に面白いと思ったが、既に田中角栄について詳しい人にとっては物足りない内容と感じると思う。
    この本を面白いと感じたのは以下2点の特徴が、本書において浮かび上がっていたためである。
    1. 田中角栄という、その人間性によって時の首相をも含む周囲の人物を魅了してしまう政治家の魅力
    2. 政治というドロドロした世界において、田中角栄が底辺から這い上く様

    田中角栄はその類まれなる先見性、グランドデザインを描く能力に恵まれ、数々の政策を残してきた。それに加えて、そのアイディアを実現するために必要となる実行力を兼ね備えていた。それは田中角栄の人たらしな性格、ずば抜けた調整力によるものだけでなく、石原氏が「物書きの私としては、田中角栄という未曾有の人物にいまだにある魅力を感じざるを得ない。」と述べるような常人には無い魅力を備えていたことによるものだろう。これは政治でもビジネスでも通じる部分があると思う。叩き上げで一民間人から政治のトップまでのし上がっていく姿には、どうしても引かれてしまう。
    また、田中角栄の失脚の契機となったロッキード事件の陰に、アメリカという存在があると本書では記載されているが、こういった事実を日本人として再度認識すべきだろう。日本とアメリカの政治的・軍事的関係性を踏まえた上で、経済を見ると異なる景色が見えてくるように思う。

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