天才 (幻冬舎単行本) [Kindle]

著者 : 石原慎太郎

• 幻冬舎 (2016年1月21日発売)

感想・レビュー・書評

[104yoshiさんの感想 · 2019年12月12日]

田中角栄の金権主義を最初に批判し真っ向から弓を引いた "石原慎太郎"が一人称で書いた自叙伝的小説
もっと読みたくなる感じがする

[beckさんの感想 · 2018年10月14日]

セールになっていたので

[yoshio2018さんの感想 · 2018年10月11日]

[E/pさんの感想 · 2017年8月4日]

田中角栄と当時の政局を知るには、良いかも知れない。
期待したほどではなかったが、長い後書きが興味深い。

[hiro8940さんの感想 · 2017年4月24日]

なんでこの本が売れたんだろう。

[mmlibraryさんの感想 · 2017年2月16日]

【電子版】

[ほんやだワンさんの感想 · 2017年2月13日]

長めの「あとがき」も興味深い。

なにしろ、書き手も渦中の人だし。

[t.さんの感想 · 2016年10月25日]

田中角栄が自分の人生を回想して語る部分と、長い後書きと称して著者が田中角栄との関わりや人物像について振り返る部分の2部構成。

田中角栄と周囲の人々との関わりを描いた部分が良かったです。特に晩年の心情を描いたところや著者とのエピソードにぐっときました。絶大な権力を誇る天才に、反発していた若者が、大成して老人となり「彼ほどの人はいなかった」と回想する･･･っていうこの本の成り立ち自体が渋い、、かっこいい。
ただ、田中角栄や彼が生きた時代について知識が乏しい私には、正直語り部分は難しくて、文章が上滑りしていくばかりでした。
戦後史や政治についてもっと学ばなくては、と思わされた本でした。

[DRMさんの感想 · 2016年9月18日]

田中角栄の一人称として、その人生を語るという文体。
これだけでは、本当の角栄氏の凄さはわからないのかもしれない。その意味で、日本の戦後政治史を改めて振り返って見たいと思わせる。
日本とアメリカの関係は、本質のところで変わっていないと思われる。日本で角栄氏のようなリーダーが再び出てきたときに、ロッキード事件のような事件が起こらないとは限らない。
そのことを考えると、日本はしっかり自前憲法を制定し本当の独立を為し得なければならないと思う。

[chuangdaさんの感想 · 2016年8月21日]

田中角栄の失脚は米国の仕業。

著者プロフィール

1932年神戸市生まれ。一橋大学卒業。55年、大学在学中に執筆した「太陽の季節」により第1回文學界新人賞を受賞しデビュー。翌年同作で芥川賞受賞。『亀裂』『完全な遊戯』『死の博物誌』『青春とはなんだ』『刃鋼』『日本零年』『化石の森』『光より速きわれら』『生還』『わが人生の時の時』『弟』『天才』『火の島』『私の海の地図』『凶獣』など著書多数。作家活動の一方、68年に参議院議員に当選し政界へ。後に衆議院に移り環境庁長官、運輸大臣などを歴任。95年に議員辞職し、99年から2012年まで東京都知事在任。14年に政界引退。15年、旭日大綬章受章。2022年逝去。

「2022年 『湘南夫人』 で使われていた紹介文から引用しています。」