マタニティ・グレイ (角川文庫) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • 今じゃないと手に取らないと思い、勢いで読んだ。
    当事者じゃない男性が書いたという意味では、とても丁寧に取材されているなぁと感じた。
    ただ個人的には設定に結構違和感があって入り込めなかった。ほぼ1人の収入でローン抱えて産休入るからお金ないって言ってるのに1個700円のヨーグルトがお気に入りとか、カフェインはすごく気にしているのにお酒飲んだりとか。多分主人公に共感できなかったのだと思う。基本的にはすべての要望が最終的には満たされているし。
    自分はまだ”不安”のフェーズにいて、主人公のように”不安、でも大丈夫”とはとても思えていないんだなを実感した。

  • 妊娠から出産までのプロセスを通して、人間が社会的動物であり、かつ生物学的(?)動物であるという二重性が浮き彫りになった。

  • 真剣に見えて甘ったれの本、また書き手が現状をきちんと把握して書いていると思えない。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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