LEAK 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫) [Kindle]
- KADOKAWA (2016年1月25日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (338ページ)
感想・レビュー・書評
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今回は、''リッチマン殺人事件'' というお金が詰め込まれ殺害される被害者が次々に発見される
テーマはお金、天誅、
お年寄りたちとメインキャラの暖かい交流と
エグイ犯罪とのコントラストが強烈で
嫌な予感をしつつどんどん読み進めてしまう
ラストの気になる部分も次に繋がっていくんだろう…
やっぱり読み続けてしまいそう詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
内臓が破裂するほどのお金を入れられた死体。
相変わらずグロい、猟奇的な殺人です。
登場人物が、お馴染みのメンバーなので読んでいてホッとします。 -
面白い作品に出会うと、早く結末にたどり着きたい思いと、待って、この時間をもっと大事に、終わってしまうのがもったいないという思いの間でがんじがらめになる。
この猟奇犯罪班シリーズも、ワタシのツボに完全にはまった作品であります。
比奈子が、猟奇犯罪に対峙する刑事でありながら、等身大の女性として実に生き生きと描かれている。
彼女は、事件の中で、怒り、泣き、笑い、そして恋をする。
さらに、刑事として人間としても深みのある厚田警部補、軽くてお気楽だけどまっすぐな東海林、愛車のバイクに忍という名前を付け、自分の恋人と言い切る倉島、まだ情報が少なく、そのキャラがあいまいな清水、雰囲気はまる暴の片岡、「死神女史」と異名をとる石上検視官、鑑識捜査官の三木と比奈子のまわりは、実に個性派ぞろい。
シリーズを読み進めるうち、そんな厚田班の一員になりたくなってくる。
今回の事件は。
口から体内に多量の硬貨を挿入された殺害死体が立て続けに3体発見される。
そして、捜査本部に加わった比奈子を名指しで、犯人からの電話が入る。犯人の真意は…。
エピローグは実にせつない。
そしてまた、過去をひきずって、新しい事件が始まろうとしている。
このシリーズは、「ON」から始まり、新作の「COPY」まで、すでに9作出ている。
もちろん、どこから読んでもそれなりに楽しめるが、登場人物の背景や物語の展開を理解するため、やはり順番に読んだほうがより楽しめるだろう。