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感想・レビュー・書評
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素晴らしいです。何度も読み返したくなる本です
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心が疲れた時に読み返す座右の書。
いつもラインマーカーを引きながら読んでおり、琴線に触れる部分が同じだったり、微妙に違ったりする。
今回は次の3章が特に心に響いた。
①今日、一日の区切りで生きよ
②悩みを解決するための魔術的公式
③生活を転換させる指針
①、②は何度読んでも不動のツートップ。
③は「いわゆる禍の多くは、それに悩む人の心の持ち方を、恐怖心から闘志に変えるだけで、祝福されるべき力強い幸せに変換できる」という一文が刺さった。恐怖心を闘志に!簡単ではないが、意識したい。 -
こういうタイプの本に手を出すとは私もかなり行き悩んでいるな。
と思いながらも教養として…、と。
まずこれは要約集なんですね。
ちょっと潔癖の私としては、これはカーネギーを読んだと言えるのか、やや躊躇いが。
ただ、本を読むのではなく、カーネギーのエッセンスを知りたい(学びたい)という人には良いと思う。
私的には微妙だけれど。
基本的にこの手の本にはいつも思うんだけど、
いやそんなことわかっているよ、
ということ。
常日頃人より考えてしまうタイプである私には、啓蒙本で目新しい発見があることはほとんどない。
それができないから悩むんだよ、と思うだけである。
だがしかしそこを飲み込むことが一歩踏み出せるかどうかの違いなのかもしれない。
構成は、時代もあるのかもしれないが、この手の本にはよくある、具体例をいくつか重ね学びを説く、という構成。
スピーチや論文と同じ構成。結論から入り、詳細を述べ、具体例を2・3挙げ、結論。
もっとも論理的で説得力がある構成なんだと思う、けど、私にはちょっと冗長に思えてしまう。
私がひねくれているだけだろうか。
そんな中、私にとって学びがあった章が非難への対処。
「不当な非難は、しばしば偽装された賛辞であることを忘れてはならない」
あれって僻みだよな、と思い相手を蔑むことはあってもそこからプラスに考えることはなかった。
賛辞と思えばプラスにできる。
素晴らしい。
また、非難も傷つかないためには、ただ「最善を尽くそう」とだけ言う点も好感が持てる。
ちょっと残念なのは、宗教依存の部分があったこと。
カーネギーは無神論者を認めつつ、自身はしっかりとした宗教観を持っているらしい。
信仰は偉大ですよ。
何しろそのために、逃げるために、あるいは、守られるために、人は信仰を作り出したんだから。
自身を守るにはとても良いツール。
カーネギーはわかっていて言っているわけだが、一つの事実として宗教はそういう意味でとても有用だから、信仰を持っている人は活用した方がいい。
でも私は残念ながら宗教を持っていないわけですよ。
神を捨てた人間は、御加護や救いに精神的助けを求められず、ただただ理不尽さには正面から立ち向かうしかない。
世界とはそういうものだと。
神を持たない人は、より強くなければならないわけだ。
信仰を持たない人はじゃあどうすれば理不尽に対抗できるんですかね?
信仰に言及する限り、その点も何かしらの言葉が欲しかった。
現代だったら違ったかな。
さて、『人を動かす』も買っちゃったんだよなー。
まあ読んでみるかな。
ちょっと退屈だけど。
要約版というのは残念な気がするのだけど、恐らくオリジナルは飽きると思うので、このくらいが良いのかもしれない。 -
カーネギーというから、てっきり「鉄鋼王」かと思ったら別人だった(恥)。
内容的にやや冗長な気もするが、やはり名著である。著者の主張が全て正しいとは思わないが、「悩み多き人」の必読書といえる。 -
不安が健康を害し、人間をネガティブな方向へ連れて行っているという事実。それら不安対する一般の人~偉人までの実体験・言葉を多数引用し非常に説得力があった。不安やネガティブ思考をする傾向にあったが、先のことを思い悩まない・自分より深く思い悩んでいる人がいるなど、考え方を実践することで自分の不安を軽減したり、人生・健康ともに改善していけると感じた。まさしく人生を変える一冊であると言って良い。
本筋とは離れるが、宗教については、神がいるかどうかという話よりも、信じることで人の心が救われるという点が重要なのだと気づいた。表面的な考え方から一歩進むことができた気がする。
評価5点 -
仕事がしんどくて手に取って、仕事がしんどくて精神的にもうだめだってなってそのまま結局辞めちゃった。
今回読みかけだったのを思い出し読む。
今までの嫌な事は忘れなさいと書かれていたのが印象的だった。
嫌なことを思い出す暇がないぐらい、今が幸せだったらそれでいいじゃないかと言われているような気がした。
実際に仕事を辞めるときはすごく落ち込んだけれど、辞めたらもっと良い景色を見ているのは確か…。
在職中でもこの職場にいたら私はだめになるってずっと思っていて、ダメにならずに良かったのかもしれない。
ただこの本には、今いる地獄も自分の捉え方次第では天国にもなるって書かれてあって、私は前職場を天国に捉える事はできなかったのが心残りだ。
でもそれは己の心の強さの限界がここまでで、HSP抱えているし、まぁ仕方ないんだと思う事に、なんとかそこは自分の都合の良いように解釈する事にした。 -
辛くて悩んだり、ストレス溜まってる人が読む本だそうです。あぁ、疲れてるんだな自分(笑)
本書は、日常のエピソードを通して、格言とか哲学を語るっていう構成です。
例えばこんな・・・
・ みじめな気持ちになる秘訣は、自分が幸福であるか否かについて考える暇を持つことだ。
・ やっかいごとを数え上げるな、恵まれているものを数えてみよう。
・ 仕返しをしてはならない。敵を傷つけるよりも自分を傷つける結果となるからだ。
きらいな人について考えたりして、一分間たりとも時間をむだにしないことだ。
・ 他人のまねをするな。自己を発見し、自己に徹しよう。
・ 低俗な人々は偉人の欠点や愚行に非常な喜びを感じる。
精神が健康に及ぼす重要性という点について論じているところが、アランの幸福論に通じるところがあるね。
一点、理解できなかったのは「祈り」の重要性を説いてるところだったな。自分は、無宗教なんで「祈り」の素晴らしさがよく分からなかった。
でも、困った時の神頼みとかしちゃうから効果はあるんだろうな・・・ -
不安との向き合い方について。内容はとても良いものだと思う。不安との付き合い方について考える機会を与えてくれ、心の負担を軽減できるメソッドに気付く契機を促してくれる一冊だと感じた。
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印象に残ったのは3つ。新たな視点というよりは、再確認できた。
1つは、「今日、1日の区切りで生きる」という考え方。
これまで、今を生きる、をモットーにしてきたがそれと同じだが、より具体的なフレーズになっているので頭に入れておきたい。
2つ目は、悩みの習慣を断ち切るためには忙しい状態でいること。
これは実感としてわかる。日にち薬ともいうので、忙しく毎日を過ごすことが大事だと思った。
3つ目は、「刑務所の鉄格子の間から、二人の男が外を見た。一人は泥を眺め、一人は星を眺めた。」という小話。
要は、苦難なとき、いかに闇ではなく光を見れるかということ。でも私は泥を眺めた上で星を見て、ドン底をイメージした上で光を見たい。ネガティブ思考は性格だから。 -
人を動かす、Give and takeとこの本を読んで感じたのはアメリカ人が書いたこの手の本は全然知らない人のストーリーが何個も書いてあって読みづらいということ笑
内容的には心のどこかでわかっていることをうまく言語化されたものだなあと思った。
CHAPTER 1 2 4 5 6 8 12 13 14
Part7 全部
は特にこれからも読み返したい。