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感想・レビュー・書評
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日本史の陣形というより戦術の解説。
面白いが、大筋では言っていることは当たり前だが、細部は眉唾な感じ。
信玄の陣形とか、上杉の兵種別編成とかどこまで本当か?
川中島の戦いも霧の中の偶発戦説のほうが説得力があるし、関ヶ原の戦いはそこまで違えば、なぜ今の通説が伝わってきたのかと思う。
小説にしたほうがいい内容だが、読んで面白かったので星3つ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
戦国時代の陣形として鶴翼、魚鱗などがよく知られているが、実はこれらは江戸時代以降に作られた創作であったとは・・・
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戦国時代を扱ったドラマやゲームでは必須の陣形という概念。日本の戦争史を紐解いていくと、国内での戦いではあくまで概念としてあったのみで実際に使われた形跡がないということがわかります。様々な思惑を持った主人たちに率いられた部隊を、一つにまとめて運用するなど、どうやっても不可能。陣形や戦略は不可能。あったのは戦術。それは非常に有効で大きな影響を与えるものでした。中国からの輸入はたくさんありますが(条坊制しかり)そうそう当てはまらないものなのだなと面白く感じながら読ませていただきました。