- Amazon.co.jp ・電子書籍 (190ページ)
感想・レビュー・書評
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物語の骨組みとしてアリスをモチーフにしているのはカバー絵からもわかるんだけど、あまりアリスに依存していなくて、所々にアクセントとして使われるその具合がとてもバランスが良くて好ましい。時代は西南戦争後の長崎。おどおどしてパッとしない美世が働くことになったのは道具屋「蛮」変わり者の店主・百。人相の悪い番頭・岩爺。道具屋にはフランスから輸入した目新しい道具や衣服。外の世界は「なんだかすごい事になっとるんだ」。世の中には知らないことがいっぱいあるとですねぇと目を丸くする美世がかわいい。
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202112/全6巻まとめて。
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Kindle Unlimitedにて。
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タダ読み( ´ ▽ ` )ノ
1878年の長崎。みなし子・美世チャンが変人・小浦百年の営む骨董店で奉公することに( ´ ▽ ` )ノ
次から次へ入荷される新時代の発明品、異国の衣料・雑貨に、当惑しつつも心ワクワク( ´ ▽ ` )ノ
美世チャンの前向きなんだか後ろ向きなんだか複雑な性格が、この端境期の文明に戸惑う当時の庶民の気持ちを象徴してるみたいで面白かった( ´ ▽ ` )ノ
とにかく当時の文化風俗流行等々が徹底的に調べ上げられていて(作者さん自身の趣味の延長?)、それを紙上に再現する画力もばつぐん( ´ ▽ ` )ノ
カワイイ美世チャン(正直ここまでのところ「神通力」設定にはあんまり意味がないけど……)はじめ、どことなく大今良時っぽい(?)タッチのキャラたちがみんな楽しい( ´ ▽ ` )ノ
そして、脇役としてなんとたまチャンが登場してきたのにはほんと驚いた( ´ ▽ ` )ノ
前作「蝶のみちゆき」のキャラなんだけど、そうか、几帳さんはやっぱりあのまま亡くなっていたのか……(T_T)
「蝶」とは打って変わって明るいタッチの物語で、とても楽しかった( ´ ▽ ` )ノ
全6巻完結か( ´ ▽ ` )ノ
いずれぜひ続きも読んでみたい( ´ ▽ ` )ノ
傑作( ´ ▽ ` )ノ
(ジュモーのトーキングドール、ググってみた……確かにあれは霊界通信、もしくはマダム・フローレンス(>_<))
2021/01/28
#1690
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1巻無料、2巻半額で読んでそのあと全巻購入。
とっても上品というか美しいまんがで、変にドラマちっくすぎる展開でなくて面白かった。 -
2020年の手塚治虫漫画文化賞を、あの「鬼滅の刃」を抑えて受賞されたという事を知り、期待を持って1巻をひとまず試し読み。
事前にネットでの作者がアルコール依存症に苦しんでいた事や、フランスでの評価が高いなどの前情報を抑えつつ。漫画は普段全く読まないため初めて知りました。
明治初期の頃の長崎が舞台との事ですが、作者が緻密に行ったであろう取材や調査が作品のしっかりした土台を支えていてリアリティがある。
そして物に触れると持ち主だった人の過去や未来がわかるというちょっと不思議な能力を持っている主人公。天然で純情だけど地頭がよく魅力的。
映画化やドラマ化されそうな予感。
先が気になる漫画だ。
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ひさしぶりの投稿。
ひさしぶりの読了。
ひさしぶりの感想。
この大河ドラマのような展開。 -
すごくこういうのは好きだな。すでに失われた遠い過去という意味では異界と変わらず、それでも我々に確かに繋がってはいる。明治とか大正はローファンタジーの舞台としては格好のものなのかもしれませんねえ(そういえば、西南戦争の少し後ってことは、「るろうに剣心」とほぼ同時代になるんだな)