資本主義の極意 明治維新から世界恐慌へ (NHK出版新書) [Kindle]

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著者 : 佐藤優
  • NHK出版 (2016年1月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (141ページ)

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資本主義の極意 明治維新から世界恐慌へ (NHK出版新書)の感想・レビュー・書評

  • 宇野弘蔵に習う。

    本書の構造を言えば、
    宇野弘蔵マルクス経済学に習って
    資本主義を3段階に規定。
    産業資本主義
    帝国資本主義
    金融資本主義
    この段階を追うが、
    日本など資本主義後進国は
    途中段階から発展。
    この3段階を国家の様相として捉えるとする。

    戦争か、恐慌かの議論は
    興味深くも恐ろしかった。
    恐慌は資本主義の破綻ではなく、
    必要なサイクルとした
    岩井克人と通じる論理だ。
    ともにマル経を根幹とするだけに
    通底するのは当然か。

    お金とのつきあい方。
    お金をバカにせず。
    お金にバカにされず。
    そう読めた。

  • 佐藤優氏の分析の考え方、切り口の一端が見える、氏の本の中でも個人的に好きな本。読み応え感もある。

    左よりと右よりを絶妙にかわしつつ中道のポジションを取っているように感じた。

    少し時間をあけてまた読もう。


    アプローチとして、
    ・宇野経済学(マルクス経済学)、歴史的観点から掘り下げる
    ・明治期からの資本主義が日本に根付いて行く過程を追い掛ける

    マルクス経済学側は、共産主義革命を目指したマルクス主義経済学を歴史的観点から一蹴し、マルクス経済学を整理し掘り下げた宇野経済学について、原理論、段階論、現状分析という3つのステップを用いて分析

    近代日本の資本主義は、スタート時点から、国家の介入が強くあった。マルクスの「資本論」には国家の要素がほぼない。国家介入という観点で、帝国主義、ファシズムの分析。
    歴史的観点として、明治維新から1880年代くらいまでの日本的資本主義が立ち上がりと、1900年代の恐慌、産業革命と重工業化による格差拡大や構造的貧困がうまれるメカニズム等

    最近の事象、資本主義の変貌として、経済の軍事化、TPP、アベノミクス、あらたな貧困層、テロ事件等の分析

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    恐慌の発生は、それまでの生産方法ではもう利益を上げられないという事を意味している。
    1929年の大恐慌以降、ソビエト型社会主義に対抗する国家独占資本主義が、ニューディールやブロック経済、ファシズムなど、様々な形で展開していきます。

    マルクスと宇野とピケティ
    マルクス経済学は、労働者の賃金は「生産論」で決まると考える。つまり、賃金は労働力の再生産の費用で決まるということ。マルクス主義経済学が、資本主義を打倒し、共産主義革命を起こすことを目的に組み立てられたものであるのに対し、マルクス経済学は、資本主義の内在的論理を解き明かす経済学。
    宇野経済学は、マルクス経済学を掘り下げたもの。

    ピケティの立論の前提は、生産によってえた利潤は、資本家と労働者で分け合うものであるという「分配論」がある。

  • 2016/5/2 Amazon月替わりセールで ¥842を¥449でDL購入。

  • いろいろと考えごとがあって眠れない夜に一気に読了。マルクスと宇野経済学なんていう難解そうな話でも、あいかわらず鋭くかつわかりやすく解説してくれる。「講座派」と「労農派」の切り口が現代に至るまでいろいろなことに使えるというのも目からウロコでした。

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