ロング・グッドバイ フィリップ・マーロウ〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫) [Kindle]

著者 : レイモンド・チャンドラー 村上春樹

• 早川書房 (2010年9月15日発売)

感想・レビュー・書評

[ちばにあんさんの感想 · 2023年8月23日]

結末について。
テリー、なぜ生きてた？
マーロウの反応にしても、生きてたのに喜ぶわけでもないし。それともあれはマーロウなりの賞賛だったのか？？
現代風の小説慣れしてる私からすると、全く腑に落ちない。これがハードボイルドの美学とするなら、難解だ。

[morganfieldさんの感想 · 2022年8月9日]

長いこと本棚に追加しっぱなしだった一冊。やっと読了。 始めて読んだハードボイルド・ミステリー。 マーロウがだんだんボンドに思えてくる。 腕っぷしも強いし、いい女にモテるわ。。。 こんな男おらんでしょってくらいかっこいい。

著者プロフィール

Raymond Chandler
1888年シカゴ生まれの小説家・脚本家。
12歳で英国に渡り帰化。24歳で米国に戻る。作品は多彩なスラングが特徴の一つであるが、彼自身はアメリカン・イングリッシュを外国語のように学んだ、スラングなどを作品に使う場合慎重に吟味なければならなかった、と語っている。なお、米国籍に戻ったのは本作『ザ・ロング・グッドバイ』を発表した後のこと。
1933年にパルプ・マガジン『ブラック・マスク』に「脅迫者は撃たない」を寄稿して作家デビュー。1939年には長編『大いなる眠り』を発表し、私立探偵フィリップ・マーロウを生み出す。翌年には『さらば愛しき女よ』、1942年に『高い窓』、1943年に『湖中の女』、1949年に『かわいい女』、そして、1953年に『ザ・ロング・グッドバイ』を発表する。1958 年刊行の『プレイバック』を含め、長編は全て日本で翻訳されている。1959年、死去。

「2024年 『プレイバック』 で使われていた紹介文から引用しています。」