不動産投資の裏側(ブラックボックス)を見抜き、堅実に稼ぐ方法 [Kindle]
- クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2015年11月21日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (233ページ)
感想・レビュー・書評
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本書はセミリタイアや事業化など大規模な利益を見込むのではなく
定年退職後の安定的な毎月の資金源としての不動産投資(=収益は少額だがリスクや労力も低い)の本です。
セミリタイアが目標の人も、こういうリスクがあるのか、と一歩ひいて考えるきっかけになるので良書だと思います。
また、最終目標が高い人でも、最初の1件目として東京ワンルームは失敗が少なくてよいと感じました。
(やってみて不動産投資向きの性格ではなかったと思ったとき撤退しやすい)
ただし、東京のワンルーム購入って、空き室でないとしても月2万くらいの収入しかないので、地方から内見に行くと費用倒れになるような?
また、住んだことがないと東京の土地勘もないので、複雑な鉄道などわからず、感覚的にわかる在住の人と戦うのも厳しい。
つまり東京在住限定(せてめ住んだことがある人向け)の投資法だと思う。
以下4点はとても参考になったので覚えておきたい
・退室後の原状回復費は賃料が安い物件でも高い物件でもそう変わらない。ならば賃料5万✕3室よりも、賃料15万の部屋の方が良い。
・区分購入は建物全体の管理は管理会社が行うため、修繕は部屋の中のみ。一棟だと建物全体の修繕を自分で考えなければならないので手間がかなりかかる。玄人向け。
・利回りはリスクの大きさと比例すると考えよ。
・利益が少ないけれどリスクも少ない東京のワンルームを運営し、キャッシュは使わず修繕費にあてたり、ローン返済にあて、コツコツ融資枠を増やし、物件を買い足し、月30万の収入を目指すのが堅実。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読みやすくわかりやすい。良書。