- Amazon.co.jp ・電子書籍 (353ページ)
感想・レビュー・書評
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ゴブリンというファンタジー世界の中では駆け出し冒険者にすら雑魚扱いされる魔物を殺し続ける男、ゴブリンスレイヤーのお話。ゴブリンは最弱とされているがそれでも駆け出し冒険者が足元をすくわれることはままあることで、全滅の憂き目にあうことも多い。そしてそれは一般人にとってはより顕著であり、ゴブリンを侮るものはゴブリンに泣くのである。そんなファンタジー世界の王道にはない話を描いたこの作品、非常に残酷でグロテスクな描写もあり中々重厚な話になっている。次巻以降どのように話を続けていくのか興味深い
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地の文が落語の語りのように読めてくる。アニメをまた見返したくなった。
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ファンタジー。AAスレ、アニメ視聴済み。あのスレから文章化されたらどうなってるのかなという興味から購入したので、参考にならない感想。
シナリオ大筋はAAスレから肉付けされており、ネタっぽい匂いは消え、シリアス寄りに。文章の情報量が増えた分細部の描写が増えていた。アニメにいて小説で描写されていないキャラもいるようなので、AAスレとアニメの中間のような印象を受けた。
終盤、主人公が酒場へ依頼しに行くシーンが好きなので、そこが厚くなっていて満足。
続刊が出ているようだが、この偏屈な主人公がただの英雄にならなければいいなぁと思った。 -
漫画の方で読んでいたが元の小説を読みたくなった。漫画は描写がエロに寄っている気がするが、小説版はその点があっさりと済まされている。エロ目的で漫画を読んでいた訳ではないので良いが。
漫画版でもゴブスレさんがギルドの皆に協力を求めるシーンは良かったが、小説版ではちょっと涙が出てしまった。とても好きです。 -
アニメが面白かったので。ラノベには珍しいダークファンタジーと言っても差し支えない作品。
登場人物に固有名称がないのも新鮮。
ファンタジーなんだけど妙にリアル。
他のお気楽なろう系ラノベとは一線を画する作品ではないかと。お気楽ラノベもいいんだけどね。 -
今年も『このライトノベルがすごい』に時期が来たので
上から読んだことのないのを順に読むその1文庫版5位
題名通り主にゴブリンを倒す話
設定は昔風のRPGでVer2.0になる前のTRPG調
発想の転換アイデア賞だが
娯楽作品として読者を意識した緩急も隙なく見事
高い評を得るに値するが
まじめにかんがえてしまうと
ギルド組織があたら有望な冒険志望者を無駄に損耗させている気分の悪い話でもある -
イラストはちょっと大人が買うには恥ずかしいので、電子書籍で読んだが、本格的なファンタジー小説であった。初期の雑魚キャラであるゴブリンを深く掘り下げた稀有な小説で、作者のTRPG愛が感じられた。ただ、今後もずっとゴブリンで続けていけるのか2巻以降の展開が気になった。この小説は、登場人物に名前がないのだが、種族と職業がわかるように妖精弓手(エルフのレンジャー)、蜥蜴僧侶(リザードマンの僧侶)等表現されており、名前を覚えるのが苦手な私には直感的で読みやすかった。
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モンスターランクとしては下の方のゴブリンの討伐を専門にする冒険者「ゴブリンスレイヤー」の物語。
文中ではゴブリンがいかに残虐で束になれば怖いのか、という描写が繰り返し行われており
ゴブリンは悪役として申し分のない存在となっている。
その強さには熟練のゴブリンスレイヤーでももしや?とハラハラさせられるところも出てくる。
最後にはハッピーエンドと続巻はあるもののこの一巻だけで綺麗に起承転結しているのも良い。 -
なんか懐かしいファンタジーものラノベ