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感想・レビュー・書評
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町工場の支払賃銀を狙った大泥棒事件で消失した大金の在り処をめぐる「私」と松村の物語。 「私」がある煙草屋からお釣りで受取った二銭銅貨の異状に感づいた松村は、洞察と推理力で真相に肉薄していくが・・・
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江戸川乱歩のデビュー作です。現代のドッキリ番組は、道理と常軌を逸してますが、本作は知的に騙されるので、悔しさもありながら相手を称えてしまいたくなります。自分の推理がうまく行き過ぎた時は要注意で、その後に大どんでん返しが待っていると言う戒めも感じました。ただ忙しい世の中、暗号を解こうとする心のユトリは常に持ち合わせたいですね。
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江戸川乱歩というと、怪しく耽美的、幻想的なイメージだったが、今回の二銭銅貨は貧乏な青年2人の、どちらが頭が良いかという競い合いで、意外な内容だった。
この後、生活費はどうなったのか、二人の仲は大丈夫だったのかが気になる…。 -
江戸川乱歩の処女作です。アラン・ポ-の『黄金虫』やコナン・ドイルの『踊る人形』にみられるような暗号解読の妙味を取り込み、大詰めでのドンデン返しが仕掛けられた、発表当時にも読者の意表を突いたであろう大正12年の作品です。〝かの名探偵ホームズの推理を覆したワトスン博士〟あるいは〝怪盗紳士ルパンの鼻を明かしたガニマ-ル警部〟といったところの愉快な結末でした。
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ドンデン返しのあるのが江戸川乱歩先生のパターンなのかな。
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江戸川乱歩の小説には彼の性的倒錯が多分に練り込まれていてとても面白い.ミステリを装った変態小説
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おもしろいけど、なかなか残酷ですね。
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町工場の給料の盗難にまつわる推理小説。乱歩のデビュー作としてはあまりにも有名。小学校以来の再読。大人になって読むと、この複雑な話が作者の悪戯心満載の楽しいお話。
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江戸川乱歩のデビュー作
著作権が切れて無料で読めるので
コロナ自粛中にしらみつぶしに読む
二銭銅貨どこで手に入れたんかな
あと暗号解くやつは頭弱いからわからへん。ほぼ斜め読みしちゃう。