春琴抄 [Kindle]

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著者 : 谷崎潤一郎
  • 2016年2月2日発売
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (46ページ)

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春琴抄の感想・レビュー・書評

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  • 盲目のお嬢さまと、彼女に献身的に仕える年上の男。最強に萌えるシチュエーションです。
    ずいぶん昔、高校生のときに一度読んで、その時は佐助の想いを「まっすぐで清廉だな」と思った記憶があるんですが、この年になって読み直してみたら、そんな生易しいものではなかった(笑)。
    話を通してずっと春琴の気難しさを感じるんですけど、彼女より佐助の方がいい意味で気が強いというか、あらゆる意味で変態というか。
    二人のうち、主導権を握っているのは佐助の方で、佐助が理想の女性を追求し続けたからこそ春琴は春琴たりえたんだと思う。
    佐助はただひたすら、春琴に自分の理想の女性でいて欲しい。そのためなら自分の身体がどうなっても構わないと思っている。筋金入りの変態というか、何というか……。
    自分の目をつぶしたのは、師匠と同じものを味わいたいという気持ちもあるけど、落ちぶれて弱っていく春琴を見たくないからという理由も強いのではないかと。
    小中学生でも知ってる話だけあって他のタニザキより多少マシとはいえ、やっぱりすごいこと書いてあるよこれ……。

    あと、これも若いときは気が付かなかった要素なんですが、
    この話ははじめから佐助のことを「検校(盲目の高位の人の役職名)」と書いていて、最初は目が見えたのに盲目になっていることを明かしているから、ちょっとした倒叙モノみたいな感じなんですね。
    推理物も書いているタニザキの味が活かされていると思いました。

  • 主従、関係性のあり方

  • 中学生の時はストーリーにびっくりしたが、
    初老の今は文体のやばさに驚愕。

  • うーん、こういう文体はスマホで読むには辛い。スマホが駄目なのか、私が駄目なのか、それとも本作の現在性の欠落なのかはここでは問わない。
    何と言ったら良いのか、あんまり差し迫った感じを受けないんですよね、谷崎の作品全般に対する感想でもあるんですが。色んな「イズム」で一般的に紹介される作家ですが、どうもちょっと古色なんですよなぁ。悪くないんだけれども時代の流れを読中に感じてしまうってのはあんまり良くもないかな。

  • 痛みを伴ふ師弟関係。師弟愛はかくも痛みを要するか。読者もまた頭、黒眼、顔に痛みを感ずるなり。

  • 『春琴抄』(しゅんきんしょう)は、谷崎潤一郎による中編小説。盲目の三味線奏者・春琴に丁稚の佐助が献身的に仕えていく物語の中で、マゾヒズムを超越した本質的な耽美主義を描く。句読点や改行を大胆に省略した独自の文体が特徴。

  • 「ああこれが本当にお師匠様の住んでいらっしゃる世界なのだこれでようようお師匠様と同じ世界に住むことが出来たと思った」

    読みは、しゅんきんしょう
    マゾの本と言われているがそうは思わない。
    一種の純愛だと思う。
    序盤は読みにくかったが、後半はすらすら読める。

  • 端的には男女の話。二人は立場が大きく違う。主人公、男佐助は奉公人。深いというより多面。目の付け所によって、色んな風に読める。佐助は可哀想?不幸?強か?幸せ者?一番我が道を歩んだのは佐助のようにも思える。さすが、谷崎潤一郎の作品の中でも人気の小説。文章や言葉が古いのもあって、途中まで自分には面白さが理解できないかもと思ったが、ふとのみ込めるようになる。そこからが面白い。

  • 16/08/25。読了。Kindleで。きらめく言葉の
    数々。

  • 初谷崎。改行や句読点を極力取り除いた挑戦的な文体にしばらく慣れずにいたが、話そのものに引き寄せられるままあっという間に読み終えた。

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