起終点駅 ターミナル [DVD]

監督 : 篠原哲雄 
出演 : 佐藤浩市  本田翼 
  • TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
2.93
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本棚登録 : 92
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988101189083

感想・レビュー・書評

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  •  展開がどうなるんだろうって感じで見ていました。

    《NHKプレミアムシネマの解説を転載》
     佐藤浩市主演、本田翼共演。直木賞作家・桜木紫乃の短編小説を映画化。
     釧路の美しい風景を舞台に、孤独を抱えて生きる男女の出会いと旅立ちを描くヒューマンドラマ。東京に妻子を残し、北海道・旭川で裁判官を務めていた鷲田完治は、ある出来事を境に、それから25年、誰とも関わることなく釧路で国選弁護人となりひっそりと暮らしていた。そんなある日、完治のもとに、かつて弁護を担当した若い女性・敦子が訪ねてくる…..。

  • 誰にでも人生で人に言いたくないことはある。
    それも自分の人生で背負って行く。
    それでも人は生きて行く。
    そして何か新しいことが始まるから。

  • かつての恋人との再会・不倫の末、死なせてしまったことを悔い、家族も捨て釧路の地で暮らし続けた元裁判官の弁護士が、覚せい剤取締法違反で有罪判決を受けた少女との交流を通して人生を見つめなおす物語。
    導入が割と刺激的なので、そこからいろいろあるのかと思いきや、淡々と進んでいく物語。正直徹頭徹尾自己中心的にしか見えない主人公に共感はできないし、途中のちゃんと家事やってますアピールや、最後にいい話みたいに締めくくられるのもなあと。まあ、主人公が語る通り、これからの人生十分に過去を償って生きてください。というくらいか。

  • 説明
    【解説】
    『起終点駅 ターミナル』は、果ての街・釧路で人生の終わりへと向かっていたはずの男と女が出会い、孤独を分かち合い、そして再びそれぞれの人生の一歩を歩きはじめる感動の物語。原作は2013年に「ホテルローヤル」で第149回直木賞を受賞しベストセラー作家となった桜木紫乃が2012年に発表した「起終点駅 ターミナル」。6作からなる短編集の表題作の映画化だ。
    主人公は司法では罰せられない罪、誰にも裁いてもらうことのできない罪を抱えて生きる弁護士の鷲田完治。演じるのは名実ともに日本を代表する俳優、佐藤浩市。本作で第39回日本アデミー賞優秀主演男優賞、第40回報知映画賞主演男優賞を受賞している。鷲田と出会い、救われ、新たな人生に希望を見出していくヒロイン、椎名敦子役には本田翼。青春映画『アオハライド』で真っ直ぐに人を好きになる女子高校生を演じた彼女が本作では打って変わり、孤独を背負い人生に迷う女性というシリアスな役で女優として新しい一面をみせる。また、完治のなかに“過去の人"として、“愛した女性"として生き続ける結城冴子役に尾野真千子。ほか中村獅童、和田正人、音尾琢真、泉谷しげるなど実力派キャストが脇を固める。そして全編を彩る音楽は、たおやかな情感で観客の心を包み込む小林武史。監督は『はつ恋』『深呼吸の必要』などみずみずしい感性で人間を描き続ける篠原哲雄。本作では、愛を失い、心を閉ざし立ち止まっていた男と女の楔が解かれ旅立つ姿を丁寧に描いていく。
    撮影は原作と同じく北海道・釧路にて1ヶ月以上にわたってロケを敢行。愛した人と逢瀬を重ねた海沿いの街、その彼女が消えていった雪景色、裁判所へつづくゆるやかな坂道、そして駅から駅へどこまでも続く線路──。そんな北海道・釧路の美しく悲しく力強い情景とともに描かれる、今を生きる2人の男女の未来への一歩。その一歩はすべての人の始発駅になる。

    【ストーリー】
    北海道の旭川で裁判官として働く鷲田完治(佐藤浩市)のもとに、学生時代の恋人だった結城冴子(尾野真千子)が被告人として現

  • 悪過去の過ちを悔いて田舎で孤独に暮らす男。面倒臭い男ですが、佐藤浩市がさすがの好演。見事です。

    不幸な境遇の女(本田翼)と出会い、彼女に接するうちに、自分の過去に向き合うようになる。どうってことのない話ですが、抑制の効かせ、ことさらにドラマチックにしないドラマの仕立てには好感が持てました。

    それにしても本田翼は良かったなぁ。顔立ちの可愛さもさることながら、頭の悪そうな役がこれだけハマるのだから大したもの(褒めてます)。

    あと、やはり料理の上手い男はモテる。

    BSプレミアム「プレミアム・シネマ」にて。

  • TVにて
    佐藤浩市が孤独な中で、ザンキを作り食事をする様子、美味しそうで寂しそうで、こういうのが本当に上手い役者さんだ。

  • んー。

  • 桜木紫乃の原作は未読だが、彼女の描く北海道のうらさびしさがイメージ通りだった。鉛色の空と降り続く雪。ただ、落ちてくる雪がどう見てもCGで興ざめではあった。前半の尾野真千子は相変わらずいいが、その後に出てくる本田翼は演技がアンドロイドのようで、佐藤浩市とのバランスが悪すぎる。隣のボケたじいさんは何の伏線なのかと思うし、中村獅童に何をされるのかと不安になったり、物語の筋が読めないまま進むが、最後にタイトルの意味がわかり、安堵する。北海道では唐揚げをザンギと言うのか。

  • 2015年篠原哲雄監督作、佐藤浩市、本田翼出演。

    <あらすじ(ネタバレ)>
    釧路に単身赴任中の鷲田判事(佐藤浩市)は、学生時代に愛した冴子(尾野真千子)に被告人として再会、懇意になり求婚するも、目前で冴子は飛び込み自殺。罪悪感から判事を辞め、離婚して家族との関係も絶ち、鷲田は国選だけを担当する弁護士としてひっそり暮らしていたが、弁護を担当した覚せい剤事件の被告人椎名(本田翼)が鷲田に頼りはじめる。一方、関係を絶っていた息子が結婚する話を耳にし、式への出席を息子に電話で促されるも逡巡。鷲田は、椎名に冴子の面影を感じつつも、椎名は覚せい剤との関係を絶ち、更生し始める様子に触れ、冴子への罪悪感も晴れはじめ、息子の式への出発の途へつく。

    <コメント>
    なんといっても難解なのが、飛び込み自殺をする冴子の心理である。鷲田の家族に負担をかけたくないというのは分かる。たしかに、自殺すれば鷲田が自分のために離婚することはなくなるだろう。しかし、それでは鷲田が傷つく。それでも死を選んだ。そこにあったのは愛ー与えるという意味でのーではなかったように思う。長生きしても仕方ない、それなら好きな人に自分の最後を見とって欲しい、そういうエゴが勝ってしまったのではないか。
    ただあの場面、大事なシーンなのに、CGの雪が不自然で、今イチそこに気持ちが入り込めなかった。
    つぎは本田翼の演技力だが、鷲田宅2度目の訪問(筋子を持ってくる場面)の場面は生き生きして自然だった。他の場面の演技はイマイチかもしれないが、主役の佐藤浩市が場を引き締めてくれるので、そんなに気にならなかったかな。
    それにしても歳をとった佐藤浩市さん、頬が垂れてきてますます三國連太郎そっくりになってきたな。
    旅立つ椎名を車で送る最後の場面、鷲田が言った「2度と来るな」は初老の男の優しさに溢れている。あれだけ細やかに面倒をみながらそう言えるなんて、若いヤサ男にはムリだろう。
    鷲田と親しい若い判事も東北大出だったようだけど、そんなに判事になれるのか?判事になるには、司法試験の成績が優秀でないといけない。しかも東北大は受験者も少ない。合格者もベスト5にも入っていない。さらに昭和53年当時、学生運動はもう下火になっていた。その辺の設定は少し不自然だった。
    この映画は、本田翼の恋愛映画と思ってみると肩透かしを食う。ストーリーは分かりやすくはなく、分かりやすくする配慮もあまりない。真剣にみないと楽しめないが、真剣に見る甲斐のある映画だった。

  • すごく孤独な人たちのストーリーなのに、佐藤浩市と本田翼でスターのオーラで悲壮感もあまり感じられなかった

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