SAINT LAURENT/サンローラン [DVD]

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監督 : ベルトラン・ボネロ 
出演 : ギャスパー・ウリエル  レア・セドゥ  ジェレミー・レニエ  ルイ・ガレル  ヘルムート・バーガー 
  • ギャガ (2016年4月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4589921402491

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SAINT LAURENT/サンローラン [DVD]の感想・レビュー・書評

  • 途中、「色々と鑑賞する側の容量が試される映画だなあ…」と思いながら、最後には少なからず恐怖すら感じて観終えました。
    色々な意味で、なんというか、挑発的な映画だと思います。

    モードの帝王と呼ばれたフランスのファッションデザイナー、イヴ・サンローラン(1936-2008)。

    本作では、若くして他の追随を許さない地位に登りつめながら、常に革新的なものを生み出さなくてはならない果てしない重圧から束の間逃れようとするかのように、愛人とのSEXや酒、ドラッグに溺れ、そしてまた、苦しみの中から新しいスタイルを生み出そうともがき続けることを繰り返した、1967年から1977年の約10年間、つまり、彼のほぼ30代の姿を、時に幻覚とも取れる危うい映像を差し込みながら描いています。

    創造以外は何一つできない脆弱な彼には、会社の経営から私生活への配慮に至るまで、全てを担った公私に渡るパートナー、ピエール・ベルジェがいました。しかし、ベルジェの努力を持ってしても、彼を蝕む孤独と狂気は如何ともし難く、やがて二人は距離を保つようになり、サンローランの闇は一層深まっていきます。

    陰鬱で虚無的な表情で破滅的な行為に身を投じ続けるサンローランの痛ましい姿と対比させるかのような、ビジネスの交渉の場で、サンローランの保護者的な立場で、あらゆる場で決然とした対応をしていくベルジェの姿を同時に観ていると、これ程までにお互いの人生に深く関わり、思い合っていても、双方報われることはないのかと痛いほど思い知らされます。

    そして、30代に過ごした一年一年を積み重ねていく独特な映像軸の随所に、死期が近い60代後半かと思われる老年のサンローランの様子が挟み込まれていますが、老いさらばえ、それでもなおも孤独に喘いでいる姿には、心臓を掴まれるような緊張感があります。(ヘルムート・バーガーが、彼の人生含め色々な意味でハマリ役すぎて怖いくらいです。)

    物語の最後の最後で、人々にゆっくりと笑いかける40代となったサンローランの唇の端を吊り上げた笑顔は、壮絶な程に艶やかで美しいのです。
    しかし、30代であれほどの孤独と苦しみを味わってきたのに、それが死ぬまであと30年は続くことを暗示するかのように、その表情には、自分を追いかける人々への嘲りや、自身への憐憫や嫌悪、悲しみや虚しさなど、ありとあらゆる負の感情が現れているような気がして、そのあまりの重さに怖くなってしまいました。作中でサンローランが自分自身を「怪物」と呼んだ意味がよく分かるシーンです。

    映像はまるで、鑑賞者に対し、この圧倒的な孤独に耐えられるか問いかけているような気がして、また、直接的にセクシャルなシーンもかなり多いので、とても挑発的な作品だと思いました。

    なんだか負の面ばかり書いてしまいましたが、勿論見所もあります。

    サンローランの代表作モンドリアンルックをモチーフにしたと思われる、不均一な黒線によって細かくカット割りされた画面に、大成功を収めた1976年のファッションショーの再現場面を断片的に写していくシーンは色彩華やかなだけでなく、実験的かつ芸術的な作りをしており、たまらなく美しいです。

    精神的に元気な時に見ることをお勧めする映画でした。

  • ファッションに疎い私にとっては、サンローランというと世界的に有名なデザイナーの中の一人という認識だけど、この映画を観たところファッション界、あるいはフランスでの位置付けはもっと凄いみたいですね。常にしなをつくっているサンローランとか、仕方ないけど煙草吸いまくりなのとか、色々とビジュアル的にきつかった…。退屈で長くて観終えるまで三日かかってしまった。ドキュメンタリー映画やギヨーム・ガリエンヌが出ている方のが面白そうな気がするが果たして。

  •  ジャレル・レスペール監督のイヴ・サンローランと間違えてレンタル。間違えたーって感じ。サンローランの映画というより、主演のギャスパーウリエルを見るための映像ビデオ。
    でも出演者が安心して見てられる美形だらけ。だからこそ老いていったサンローランが物悲しい。あんなに溺れた恋も薬もお酒も、老いてはもう…
     見たことあるフランスの脱ぎ脱ぎ俳優さんが一杯出演。

  • 2016/7/10鑑賞。
    コレクションシーンは素敵だったなぁ。
    サンローランの映画はこれで2本目だけど、孤独で生きにくい人だったのでしょうと再認識。
    アートとドラッグ。
    切っても切れないもんですね。
    アーティストは自分を削りながら、消耗しながら作品を作っていくのね。

  • ピエールニネとルイガレルがかっこよすぎる

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