リリーのすべて ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

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監督 : トム・フーパー 
出演 : エディ・レッドメイン  アリシア・ヴィキャンデル  ベン・ウィショー  セバスチャン・コッホ  アンバー・ハード 
  • NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン (2016年9月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102421472

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リリーのすべて ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]の感想・レビュー・書評

  • きれいなんだけど、終始 晴れない。
    湿度が高くて、影があって‥。
    この映画のテーマかな、
    果てしなく暗さと重さがある。
    なんと生きにくいことか。

    デンマークの風景と、
    リリーとゲルダの友愛。
    性を超えた深い情愛。
    女であること、女らしさ。
    そして、自分になりたいと思う強い心。

    美しかった。



    ゲルダがリリーを
    また生かしてくれる気がして‥。
    今度こそ、自分になろうやね。

    2016.12

  • 自分がLGBTであることに気づいて揺れ動く夫と、彼に寄り添う妻の、複雑に入り乱れる感情表現を演じた主役2人(エディ・レッドメインとアリシア・ヴィキャンデル)がとってもいいです。
    監督は「英国王のスピーチ」や「レミゼラブル」を撮ったトム・フーパー。彼らしい安定感あるつくりです。

    ただ、同じく、パートナーのLGBTを機に悩む恋人たちの葛藤を描いた、グザヴィエ・ドラン監督の「わたしはロランス」のような超強烈な作品と比べてしまうと、良くも悪くもマイルドで観やすい作品だなあ、という感じです。

    「ロランス」のドラン自身がLGBTの当事者であり、監督というだけでなく脚本や音楽など映画のほぼすべてを担っていたのに対し、フーパーの場合はそうじゃなくって分業制だから、とか、カナダ映画とアメリカ映画だから、とか、色々な理由はあるかもしれませんが…。(ドランはケベック出身なためか、彼の作品は、映画を娯楽というよりも、アートとか自己表現の場の一つと考えているような、とてもフランス映画的なつくりです。もちろんフランス語です。)

    あくまで個人的な感想ですが、家族の愛情物語の一つとして心安く観るなら「リリー」、映像や音楽を多角的に観たり、LGBTを取り巻く課題の本質や多様性を知るなら「ロランス」かなあ、と思います。

    でも、こうして類似といえそうな映画を比べて考察してみると、色々なことに気づき、たくさん映画を観る楽しみを改めて感じます。

  • 公開当時から気になってたいたけど、見にいけずレンタルで視聴。
    妻と一緒になって女装を楽しむシーンは可愛らしくて素敵だった。
    どんどん女性らしくなり、元々いたリリーという女性性が外へと解放される。

    この時代、トランスジェンダーの理解はなく医者にかかれば精神異常と診断されてしまう。
    リリーとして生きたいアイナーの苦悩も、夫が好きで女性になろうとする夫を尊重したいが苦悩するゲルダも、どちらも辛くて悲しかった…

  • 世界初の性別適合手術を受けたリリー・エルベの実話を基にした作品。色白で細身なエディ・レッドメインの女装はとても美しい。
    トランスジェンダーという言葉が比較的普及した現代でも世界中で偏見や差別が蔓延っているのに、前時代的な既存の社会通念に凝り固まった20世紀前半では他人との関係性も自分の中での葛藤も相当なものだったろうな・・・ただ、本人以上に悲哀や複雑な感情を得たのは妻ゲルダだ。彼女の精神的な支えがなければ「リリー・エルベ」は誕生しなかったかもしれないと感じた。

  • 自分の愛する人が夫でなくなること、そして愛する人の命そのものが失われてしまう可能性がある中で、自分の感情を殺しながら彼を応援し、支える姿が素晴らしかった。

  • これってキャスティング難航して数年かかって完成した映画なんだよね?
    しかも脚色や結末の変更はあったけれど実話……

    今でこそジェンダーレスな世の中で理解されつつあるけれど昔でしょ…
    どれだけ生き辛かったことだろう
    当時精神分裂病ってなると一生隔離だもん逃げるよね

    エディ好きだからここのところの作品から昔のも観てるけれど
    より一層悲壮感漂うというか…涙誘いますね
    ゲルダの愛にもかなしいしやるせないし、大きな愛でリリー…アイナーを
    包んで見守ってあげてるのが痛々しかった

    実話ということで、少し調べた実際もやはり拒否反応起こして、女性へと
    変わってパスポートも女性名に変更完了してから数か月で逝ってしまったんですね
    それでもやっぱり【本来の性】に戻れて幸せだったんだろうな

    【今のすがた】が、誰でも間違い無く正しいっていうのは間違いなんだな
    何が正しい・誤りかなんて、本人にしか、分からないんだな

    ありとあらゆる方面で、トランスジェンダーへの理解や世間の目が大きく変わっていくことを願うばかりです

  • 2016/9/13 思ってた以上に良作でした。
    デンマークの画家の実話に基付いているんですね。まだ、性同一性というものも認知されていないような時代に始めての女性に性転換するという事を選んだ気持ちがよく分かる自分の本当の性を求める気持ちに感動します 監督のトム.フーパーの景色や撮り方の素晴らしさ…主人公のリリー扮するエディ.レッドメインの女装というより 本当の性に目覚め女性になってゆく過程が とてもよく描かれていて 女性になっても 普通に女性達に溶け込んでても全く不思議な気がしないほど 顔も可愛いし、スタイルもよく素敵でした。勿論 男性として見てた妻の驚き 気持ちの整理がつかない事もよく分かったが 私なら応援しちゃうのに…って思ってたらラストにはそうなったし、理解した気持ちがラストのスカーフの景色にあらわされて感動しました。

  • 母語を選択できないのと同様に、自分の性別は選べない。この世に生を受けた瞬間から自らの性が決められる。さらに親から、あるいは社会や慣習の要請で人間は「男らしさ」「女らしさ」に囲まれ、自己のアイデンティティが形作られていく。
    思えば不条理な話。その不条理に挑んだ者がいた。挑んだ者を支えた人がいた。世界で初めて性転換手術を行ったデンマークの画家・リリー(アイナー)とその妻・ゲルダの夫婦のお話。

    性別を選ぶことを不遜と捉えるか、あり得るし為してもよいと考えるか、は個々の考え方次第。でも観終えると、己の性を選び生を営んでいくことは可能だし、それもひとつの世界と人間のありようではないかと強く思える。
    と、まぁ堅苦しいことを書いたが、そんな啓蒙的な解釈や固い見方をする必要もないほど映画は美しさに溢れている。そこを味わうだけでも充分。


    監督はトム・フーパー。場所がコペンハーゲンであれ、パリであれ、ドレスデンであれ、包み込むような柔らかな光で風景を切り取るショットは美しいの一言。主人公のトランスジェンダーを表すようなシンメトリーな構図による街並のショットはお見事。美術や衣装デザインはもちろん、細部まで作り込まれた映像美はフェルメールやレンブラントの絵を眺めている気分だった。
    そのなかで展開する役者たちの演技も見応え充分。
    妻・ゲルダを演じたアリシア・ヴィキャンデルは本作で今年度のアカデミー助演女優賞を受賞した。可愛いよね!と言いたくなるし、いい演技だったが本作の見所はやはりエディ・レッドメイン。

    正直にいうと内容どうこうよりも、エディ・レッドメインの至芸を堪能するための映画といっても決して言い過ぎではない。
    妻の絵のモデルとして初めて女装する際に出会った本当の性の感覚と驚きを、困惑とともに服をそっとなぞる指先で表現している。実に優雅で繊細なシーン。
    男性としてのアイナーと女性としてのリリーの間を揺れ動く姿をうつむく視線と姿勢で示す細やかさ。自分の性をめぐって戸惑い葛藤する胸の内から、女性になると決意し手術するため病院を訪れた際に見せる力強い歩き方まで、その演技の幅や表現力には感嘆する。2年連続アカデミー主演男優賞でもよかったのでは、と思うほど。

    ただ、映画の出来としてはストーリーに起伏がなく、情感の盛り上げに欠けるやや一本調子なところがあり、その点が残念だった。

  • お誕生日料理作りながらみた。自分のこころと外見とまわりからの認識がすべて「あっている」とうのはどんなに楽で難しいことなんだろう。彼女のようなわかりやすいシチュエーションでなくても、世の中はそれらが「あってなくて」もがくひとばかりだ

  • 今だったらあんな手術しないんだろうけどねぇ。

  • "It's too dangerous." "It's my only hope."

    エディ・レッドメインの微笑みの表情が国宝レベル。あと構図と色彩が美しすぎてストーリーよりも映像そのものに入り込んだ。やはり『英国王のスピーチ』の監督か。

  • 映画館の予告で見てから、ずっと見たくて見たくて、なのに何度も機会を失って、ようやく。

    エディ・レッドメインの演技を初めて見ました。鏡の前で裸になるシーンは、圧巻。前半の、優しくて悲しそうで繊細な彼と、後半の、強さを手に入れようともがく彼の対比も美しかったです。衣装が、さすが。あのハット、毛皮のマフラー、コート!イギリス人俳優はスーツを着させたら抜群ですね。話の内容を一時忘れて見とれました。

    世界で初めて、性別適合手術を受けたリリーのお話ですが、こういうのを見るとあらためて、「普通」とされる価値観に疑問を抱かずに生きて行けることは幸福、というよりも幸運なのだなと感じます。自分の性に疑問を抱かずにいられること、異性を当たり前のように性対象として見られること、家庭を持って遺伝子を繋げていくことに対して抵抗感のないこと。それらすべては、本当は「普通」ではなくて、そう思えることが「幸運」なんじゃないかと感じました。

    ゲルダの愛は、作中でも何度も形を変えていきますが、それこそが愛の本質なのかもしれません。相手が特定の状態であったときにだけ愛せるのは、それは愛ではないのかもしれません。最後に、リリーがゲルダに言った、「How have I deserve your love?」というセリフにそれは集約されているように思います。ゲルダの強さも、脆さも、どちらも美しかったです。リリーに「大丈夫よ」と笑って言ったあとに、ホテルのロビーでハンスに抱きつくゲルダを見て、胸を打たれました。

    史実とは少し違っているようではありますが、それでも、「普通」を盾に「普通ではない」人を攻撃したり差別したりする人が、こういう映画を通して少しでも減っていけばいいなと思います。

    と、ここまで真剣に書いてきましたが、最後にこれだけは。ハンス役のマティアス・スーナールツが格好良すぎて失神するかと思いました。トム・ハーディーとマッツ・ミケルセンを足して2で割ったような。キリッとした瞳と、どこか甘い瞳の色で、ゲルダに優しくしてくれるたび悶えました。

  • 妻から絵のモデルを頼まれた夫はモデルをするためで女装をする。
    そのことが引き金となり彼の中にある「女性」が芽吹き始める。

    夫はリリィに扮しているうちに自分は女性になりたいことに気がつく。
    トランスジェンダーとしての道を歩み始めるが当時はまだ1933年。性転換の手術の成功実績もない。

    夫の性の転換に悩む葛藤が見所で胸を締め付けられる。

    ラストの崖の上でスカーフが飛んで自由に羽ばたく様を見届けるシーンも印象的。

  • 映画の出来うんぬんの前に、この実在の人物のエピソードが強烈で、この映画の魅力は、キャストの芝居ではなく、この実話のインパクトによるところが大きいかと。

    初めて性転換手術を受けた男性の話も破格ですが、彼を支えた妻の美談もまた破格。夫が女性になりたがっていることを知った妻は、夫を愛する故に、彼が女になることを応援する。勿論それは夫を失うことを意味している。この倒錯した愛には驚くばかり。本作でオスカーを獲得したのがエディ・レドメインではなくアリシア・ヴィキャンデルであったことは正しい!

  • 辛かったなぁ。
    時代も時代だし。

    でもトランスジェンダーなのか2重人格なのかすこし分かりにくいかった。
    トランスジェンダーの概念がない時代だっただろうから自分で自分の状態を説明できなかったんだろうな。
    そういう混乱した感じもよく出てた。

  • とにかく主演のエディ・レッドメインがどんどん女性になっていく姿がすごい。容姿や仕草はともかく、本当に身体が間違えて産まれたんだろうなと思えるくらい、気持ちが女性に完全になったっていうのが伝わる。

  • 前半はアイナーのかっこよさと美しさと夫婦の仲睦まじさにすごく楽しく観れたけど、
    後半はもうつらくてつらくてしょうがなかった。
    愛する夫がそこにいるのに、もういない。
    愛する妻がそこにいるのに、自分は夫としてもう応えられない。
    誰も悪くないけど、どうしてもゲルダ目線でみて、もうアイナーに戻れないリリーが憎く見えてしまう。(個人的にもアイナーがかっこよすぎてあの時の彼に戻ってほしい…ってなってしまうのだ…。)

    つらくてすっきりはしないけど、すごく面白い映画だった。

  • 世界で初めて性転換手術を受けた、リリー・エルベとその妻の映画。
    もともとはデンマークで随一の風景画家と評されるようなアイガー。妻ゲルダも画家であり、彼女の絵の女性モデルの代役をすることをきっかけに、内なる女性が目覚めて行く。そして娼館に通ってまで、女性の姿を見真似し、女性に近づこうとしていく。
    そして理解のない時代において、妻ゲルダは戸惑い、混乱し、道を外しかけながら、最後はリリーの存在を受け入れ、支えようとする。散々無知な医者に振り回されたあげく、最後はドイツ人医師に出会い、アイガーがリリーへとなる、手術が行われる。

    なんというかすごい覚悟だな、と思うけれど、彼女は本当はレズビアン説もあるんですね。アートの世界は、やっぱり昔から、少し大衆とは異なる価値観を持つ人が集まるのでしょう。
    アイガーがリリーになっていく、その美しさは驚嘆するほど。

  • 最近気に入っているエディ・レッドメインが主演で、ずっと気になってた映画。とにかく映像が美しい!フランス映画のような控えめな色彩で描かれるポーランドやパリが綺麗。主人公の住んでいるアパルトマンの壁のスモーキーブルーが印象的。
    男性のほうが(異性だから)、女性の女性らしい所作に敏感だというのは、日本の歌舞伎の成り立ちを思い出した。
    ラストが切なくて…。人生これからという時に死んだのは可哀想でもあるけど、やっと夢の叶った瞬間に死ねたリリーは、本人としては幸せを感じられたのかなと思う。
    妻のゲルタが芸術家らしく柔軟で理解があって美人で本当にいいキャラしてた。ハンスもかっこよかったし!

  • 自分の人生を生きること。
    相手の幸せを願うことが本当の愛だと思った。

  • 注目するのはゲルダ側。
    リリーになる事は見た目や身体のつくりだけじゃなくて、中身も女性になるって事で。
    愛するからこそアイナーのリリーになりたいという気持ちを尊重するけど、それは夫としてのアイナーにもう会えない事なんだ。

    アトリエや病院、景観なんかがとっても素敵だった。

  • デンマークの風景がキレイでうっとりしてた。

    プラス、主演のエディさんの美しさにもうっとりした。
    トランスジェンダーって、やっぱり昔からあったんやね。

    そんな中、1番感動したのは妻の支え。愛。
    最後までリリーの側で寄り添える深い愛情。
    なんとも重い作品でした。

  • 世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人画家リリー・エルベの実話を基にした物語。
    俳優さんたちの演技がすごかったのはもちろんなんだけど、実話ベースなだけに、リリー(アイナー)の妻ゲルダの葛藤や苦しみを乗り越えた理解と献身的な愛情に心底感服。

    リリーを見てると、自分は女として生まれたことを無駄遣いというか、駄目にしてるなあと痛感…。
    美意識の高さを見習いたい。

    ハンスはプーチンに似すぎていて、いい人役にプーチンの株が上がった。

  • 性同一性障害ってなんかもっと気軽に考えてた。本人は苦しいよね。そりゃそうだ。

  • 請求記号:16D120(館内視聴のみ)

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