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- / ISBN・EAN: 4988105071476
感想・レビュー・書評
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これ見よがしに戦場の悲惨さを見せつけられた
日本軍は戦闘より戦場での病気で亡くなった人の方が断然多いと聞くため、日本を守るために命をかけられたのかと思うと辛い
個人的にはグロい表現でなくても分かるので生生しくみせなくていいのではないかと思う詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
リニューアル版であるが、こちらの方が映像はグロい。映像技術が発展しているから、とんでもなくグロい。
アメリカの戦車に一斉掃射されるシーンで腕は飛ぶ、体は吹き飛ぶ、上半身も飛ぶ・・・。いやこれひどいよ。
昭和版と同じで人食いもする。飯が食えないから、仕方ないよな。
死への恐怖、容赦なく照り付ける太陽、ぼろぼろになる軍服、話していた人が人を撃って人食いをする。
地獄だわ。人を食うことがタブーなのに生きるためには何でもする。戦争と言うよりも飢餓の恐ろしさを知ることができる。 -
フィリピン・レイテ島での戦い。なんともすごい生死をさまよう極限の映画だ。結核で隊からも野戦病院からも見放された兵隊が一人レイテ島のジャングルで生き逃げる。物資補給も無く敗残する日本軍、軍というより兵隊。累々たる死体。茶の間で横になりながら見ているととても画面の中の狂気との乖離を感じる。この歴史があって今の生活がある。あの時代に生まれて招集されたら、この狂気に放り出されるのだ。否、現在紛争地域では似たようなことが起こっているのだ。累々たる蛆虫がいる死体のグロテスクな映像は強く戦争は起こしてはならないと思わせる。
原作を読んでみなければ。
2014日本
2019.8.4BSプレミアム -
描き方が塚本晋也っぽいですね。鉄男というか。
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彩度の高い自然と、モノクロのような人物、血、グロ描写の対比が映像的にハマっている。
まあ食人の話なんだけど、戦争グルメ紀行として見れなくも、いや、無理があるな。 -
大岡昇平原作の野火。原作は読んでいませんが、極限状態のカニバリズムを扱った作品なのだと思います。
戦時下でありながら、この作品で描かれる生は敵兵との戦ではなく、「食べること」である。
部隊からも野戦病院からも見放された主人公は、孤独と自由の中、本能対理性の狭間を朦朧と彷徨う。
空腹を満たせてこそ、人は人道を歩めるのかもしれません。 -
CS放送の録画で。
劇場で観るつもりだったのでヨシヨシとぼかりに録画してみたんだけど、なんかこう、思ってたんと違う…っていう…。
そもそも台詞の音声が小さ過ぎて全然聞き取れなくて、そこでもうしっかり見るの断念しちゃったから、ほんとすいません……
まー、とにかく主人公が強運ですね。どこかぽやっとしてて、周りからのアドバイスとかにもワンテンポ遅れて反応してたりとかで、その一瞬の判断の遅れや間違いかーーー!!!って思うんですけど死なないんですよね。
ずっと「死なねーな!?」って思ってた一時間半だった。
あと、肺病で病院に行かされるってのが冒頭だったと思うんですけど、途中から全然咳もしないし、どうした?治った??ってなったりして。
こういう細かいところ気にしてしまうのはわたしのいけないところだと分かっているけれど。
ウーン。
凄惨さは伝わるものの、映像のチャチさもあって中途半端だったな。
直前にダンケルク見てしまったのもよくなかったか。 -
原作は学校の国語の教科書に載ってたなぁ。極限状態の狂気。上官を殺して肉にむしゃぶりつき青年兵の姿がその極点。帰還兵であった日本の親父が戦争体験をなかなか語らなかった、というのも無理ない話で。