岸辺の旅 [DVD]

監督 : 黒沢清 
出演 : 深津絵里  浅野忠信  小松政夫  村岡希美  奥貫薫  赤堀雅秋  蒼井優 
  • ポニーキャニオン
3.11
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  • (20)
  • (6)
本棚登録 : 194
感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013533585

感想・レビュー・書評

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  • うーむ。うーむ。うーむ。うむうむうむ。すみません。分かりませんでした!という映画ですね。うむ。わかりませんでした!ま、いっか。「わかる」ために映画観てる訳でもないし、と、なんだか自分を納得させます。いやあ、全然わかんなかったなあ~。

    ほぼほぼ、100パーセント、深津絵里を目当てで観た映画でして、おまけに好きな黒沢清監督やんか、こりゃラッキー、ってなもんでしたが、ま、分かりませんでしたね。全然。ま、いいんですけどね。

    とりあえず、深津絵里は、超絶最高にキュートに美しかったので、それで満足です。深津絵里、ホンマに美しいよなあ、、、モンペ姿も美しい。ある意味、深津絵里を愛でる映画でした。すまん。そんな見方をしてしまって、、、

    疾走した夫が三年後に妻の下に帰ってきた。死んで幽霊になって。んで、幽霊の夫と生身の妻は、なんだか二人で旅に出る。幽霊になった夫が色々と立ち寄ってた場所を巡る旅に。

    という、うーん。全然わからん。なんじゃこら?カメラの撮り方とか、なんか、ホラーでしたね。ああ、黒沢清監督だなあ、ってなのをバンバン感じられたのは僥倖です。黒沢清監督のカメラの撮り方って、ホンマになんか、「これぞホラー!」って感じがして、うーん。好きです。

    あと、浅野忠信の飄々とした演技はなんかよおわからん。謎な幽霊だなあ全く。あの、最後の方の、柄本明の家のパートの、あの講義。アレ、なんなん?深そうで全然深くない気がする。正直言うと、あーなんかチープな宇宙論だね、とか思ったね。生意気言ってすみません。

    ま、浅野忠信、深津絵里と最後の最後の方でアレな絡みのシーンがあったので、役得だねえ。羨ましいねえ、って思ったくらい、、、っすか。すまん。マジ失礼な意見だ。

    あ、深津絵里の、とおちゃん役で登場した、首藤 康之(しゅとう やすゆき)さん。ビックリするほどに若き頃のキアヌ・リーヴスに似てる気がしました。あんまりキアヌを知らんけんども。でもすげえ似てる感じでした。どうなんでしょうね?そう思う人、いるんでしょうかね?

    蒼井優はバリ怖かった。あれこそが、まさにホラー的存在そのもの。「幽霊よりも生身の人間のほうが怖いんでっせ!」っていうオチですよね?アレって。そうですよね?結論で言うと、この映画で一番怖いのは蒼井優。マジ最恐でしたよ彼女は。

    あと、あの中華屋?大衆食堂?での浅野忠信と深津絵里の役どころ。あれ、完全コメディーやんか。どんだけお店が忙しくても、マイペースにギョーザを淡々と作り続ける浅野忠信。生ビールをいれずに生中ジョッキを「はい!用意しました!」と女将に手渡す深津絵里。あんたがビールいれなさいよ!さらに「私、ココに住んでて、手が荒れなくなりました~」とか言ってるし。おい、お客、ビールと料理、待っとんねん、というね。でもまあ、大将も女将も急いでないし、いいんですけどね。飲食業的目線としてはアレは完全にコメディーです。よっぽど美味いんだろうなあ、あの中華屋、というか大衆食堂?そうじゃないと許されないぜあのお店は。

    あと深津絵里。すきやきの鍋を用意して叱られるし、ピアノを弾いては叱られるし、可哀そうだね、とか思いました。いやあ、まあ、深津絵里、ホンマに美しいですね。すごいっすよね。

  • BSプレミアムにて。なんともつかみどころのないファンタジー。現世に未練を残す死人が姿を現すのはまだいいとして、じゃなんでまた浅野忠信が自殺したのかがさっぱりわからず。

    ちなみに、浅野忠信はあまりセリフがうまくないので、実はこういうファンタジー風の作品のほうが合っているのかも。

  • 湯本香樹実原作、黒沢清監督、2015年作。深津絵里、浅野忠信、小松政夫、柄本明、奥貫薫出演。

    <あらすじ(ネタバレ)>
    失踪3年後に幽霊になって帰ってきた夫の優介(浅野)に誘われ、妻の瑞希(深津)が「岸辺」の旅に出る話。「岸辺」とはおそらく此岸(この世)と彼岸(あの世)でいう「岸」の意味で、生前に伝えきれなかった死者の思いを、優介が失踪中に訪れた4つの滞在地を「旅」しながら伝えようとする映画。

    <コメント>
    ・最初の10分でストーリーに入れませんでした。そこでは、突如現れた夫に瑞希は何事もなかったかのように接しながら、あてもない旅に誘われるままに旅立ちます。しかし、3年も夫を思っていたのならそんなに冷静ではいれないはずだし、旅行に行くなどもっとありえない…ならばこの瑞希もすでに死んで霊になっているのか?などとあらゆる可能性を考えてしまいます。映画でどんな描き方をしても良いですが、場の設定なりルールは最初に観衆に知らせないと。夫の死のエピソードと残された瑞希が悲嘆に暮れる生活を始めに挿入してほしかった。
    ・ストーリーに入れないまま、無音のシーンも多く、監督は何かを狙っているのでしょうが、ウトウトしてしまい、戻って見直す繰り返し。
    ・死者がこの世で活動するという設定も良いのですが、この世の人と全く同じに食べて寝て抱き合って、でもいきなり現れいきなりいなくなる。そうなると、観ている方は、生者と死者との区別が、観終わるまでまるでわかりません。
    •「地下鉄(メトロ)に乗って」「僕だけがいない街」と同じく、ファンタジーだからといってルールに一貫性がなくてよいわけではないと思います。
    •以上、最後まで見続けるハードルがとても高い映画でした。

  • 幽霊の幽霊のための
    幽霊による話。

    感動を期待してたけど、
    幽霊にも色々あるよってだけで、
    感動は仕切れないし、
    そもそもファンタジー。
    しかし、暗い。

    もっと明るくて、コメディによれば、
    全然面白くなるのに、真面目。

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