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- / ISBN・EAN: 4988013533585
感想・レビュー・書評
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BSプレミアムにて。なんともつかみどころのないファンタジー。現世に未練を残す死人が姿を現すのはまだいいとして、じゃなんでまた浅野忠信が自殺したのかがさっぱりわからず。
ちなみに、浅野忠信はあまりセリフがうまくないので、実はこういうファンタジー風の作品のほうが合っているのかも。 -
湯本香樹実原作、黒沢清監督、2015年作。深津絵里、浅野忠信、小松政夫、柄本明、奥貫薫出演。
<あらすじ(ネタバレ)>
失踪3年後に幽霊になって帰ってきた夫の優介(浅野)に誘われ、妻の瑞希(深津)が「岸辺」の旅に出る話。「岸辺」とはおそらく此岸(この世)と彼岸(あの世)でいう「岸」の意味で、生前に伝えきれなかった死者の思いを、優介が失踪中に訪れた4つの滞在地を「旅」しながら伝えようとする映画。
<コメント>
・最初の10分でストーリーに入れませんでした。そこでは、突如現れた夫に瑞希は何事もなかったかのように接しながら、あてもない旅に誘われるままに旅立ちます。しかし、3年も夫を思っていたのならそんなに冷静ではいれないはずだし、旅行に行くなどもっとありえない…ならばこの瑞希もすでに死んで霊になっているのか?などとあらゆる可能性を考えてしまいます。映画でどんな描き方をしても良いですが、場の設定なりルールは最初に観衆に知らせないと。夫の死のエピソードと残された瑞希が悲嘆に暮れる生活を始めに挿入してほしかった。
・ストーリーに入れないまま、無音のシーンも多く、監督は何かを狙っているのでしょうが、ウトウトしてしまい、戻って見直す繰り返し。
・死者がこの世で活動するという設定も良いのですが、この世の人と全く同じに食べて寝て抱き合って、でもいきなり現れいきなりいなくなる。そうなると、観ている方は、生者と死者との区別が、観終わるまでまるでわかりません。
•「地下鉄(メトロ)に乗って」「僕だけがいない街」と同じく、ファンタジーだからといってルールに一貫性がなくてよいわけではないと思います。
•以上、最後まで見続けるハードルがとても高い映画でした。 -
幽霊の幽霊のための
幽霊による話。
感動を期待してたけど、
幽霊にも色々あるよってだけで、
感動は仕切れないし、
そもそもファンタジー。
しかし、暗い。
もっと明るくて、コメディによれば、
全然面白くなるのに、真面目。