アドリアン・イングリッシュ(5)瞑き流れ (モノクローム・ロマンス文庫) [Kindle]

  • 新書館
4.38
  • (13)
  • (10)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 77
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (445ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ようやくふたりの蜜月が…と思いきや、ここに来て立ち止まってしまったのはアドリアンの方。
    変わったジェイクを信じきれず、彼と向き合って傷つくのをとても怖がります。そうだよね…前4巻でどれだけしんどい思いを重ねたのかって話ですよ…。
    しかしですね、あのジェイクがですね、この巻では信じられないくらい穏やかで辛抱強くて優しいのですよね…(今までのことを思えば当たり前だこのやろう!っと思いますが)

    今まではアドリアンとジェイクの関係と事件の比重が同じくらいでしたが、この巻ではふたりの関係がメインでサブに事件が絡んでいる感じでした。しかも、うまい具合に元警官の背景や心情がジェイクと重なって、胸が痛くなりました。
    先立つ方だと思い込んでいたアドリアンが、もしも自分が後に残されることになったらと考え、ジェイクに向き合えるようになった展開がとてもよかったです。

  • 紙媒体で読んでいたので覚えていたはずなのに、こんな終わり方だったとは・・・うひゃ~。

    MM小説を初めて読んだのがこのシリーズ。
    以来、ラニヨンさんのお話は気に入ってる。

    宗教上の不自由で日本にはない苦悩があることを知った。
    宗教はつらい現実を乗り越えるための、心の拠り所となるものだではないかと思っているのだが。
    まぁ、田舎の排他的な不自由さを思えば、なんとなくわかるような気もする。

    好奇心の塊のアドリアンとジェイクのその後が、本当にもっと読みたいものである。

全7件中 1 - 7件を表示

ジョシュ・ラニヨンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×