ディザインズ(1) (アフタヌーンコミックス) [Kindle]

著者 :
  • 講談社
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感想・レビュー・書評

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  • 冒頭に出てくるペグとハウンド、ヒトか獣か、異形の戦士たちの戦いを描く五十嵐大介のSFエンターテイメント。

    五十嵐さんの新作、完結したのでもちろん単行本で読みましょう。悪名高き多国籍企業モンサント(今はバイエルが買収)をモデルに、生命の設計図とそれを書き換える倫理について、これまた五十嵐さんは深く洞察しています。SFエンターテイメントですが、その向こうには生命が持つはてしない可能性や変革性に言及する意欲作です。相変わらず一般受けはしないので単行本を売ってる本屋を探すのも大変でした。
    同じようなテーマには宮崎駿の風の谷のナウシカや大友克洋のアキラが挑んでいますので一緒にお楽しみください。

  • 2015年~2019年 全5巻

    NOTE記録
    https://note.com/nabechoo/n/nae6be9b08c2b

    世界的大企業サンモント社によって、遺伝子組み換えで開発されたHA(ヒューマナイズド・アニマル)。大きな宇宙事業「ナラ・プラント計画」の裏で蠢く人間の陰謀と利用されるHAの織り成す物語。

    いわゆる非人道的な話が盛りだくさん。結局は、不気味な見た目で人間の能力を超越してるHAの恐ろしさよりも、人間の方がはるかに恐ろしく、嫌悪感を感じざるを得ない。

    と共に、それらも全て、存在のアップグレード?のための必要悪のようなものかもしれないという思いもあり、頭が混乱させられる。人間の役割はそういうものなのか?「神の陰謀ディザインズ」

  • おもしろい。なにを目指す物語なのかはまだ明かされない。登場人物もおおまかな説明はあるが、全容はまだ見えない。大きな物語になりそうだ。
    絵柄はどこかで見たことがある。たとえば、黒田硫黄のような雰囲気がある。上手いか下手かはよくわからないが、デッサン力があると感じられる。

    改造された少女たちが戦う。
    ジャングルの奥地で、実験的な戦闘が行われた。義足の少女と、少女の顔をしたヒョウが二頭。現地の兵士たちを襲って殺した。
    彼女たちを作ったのは、サンモントという会社の、オクダと呼ばれる男だった。
    義足と呼ばれた少女は家に戻る。彼女はカエルと呼ばれていて、クーベルチュールという名前ももっている。
    その頃上空で、レッド・ラン・タオ・キイ・ルウという子どもたちが飛行機に乗っていた。彼らは指令を受けて飛行機から飛び降りた。彼らはイルカと呼ばれている。
    彼らはアメリカ海軍の基地に降り立ち、壊滅状態に追い込む。
    この戦闘は、じつは宇宙開発の副産物なのだ。ナラ・プラント計画という人類の宇宙移民計画。
    クーベルチュールの住む家に、少女の顔をした豹がやってくる。彼女の名前はアンという。もう一頭はベイブという。
    ベイブは町に出ていた。人間を狩るベイブ。彼女をイルカたちが追う。

  • 1回読んだだけじゃわかりにくいがハードSF最高です。

著者プロフィール

五十嵐 大介(いがらし・だいすけ)
1969年生まれ。マンガ家。2004 年『魔女』(小学館)にて文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。2009 年『海獣の子供』(小学館)にて第38回日本漫画家協会賞優秀賞および第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。同作は 2019年にSTUDIO 4℃制作によるアニメーション映画も公開され好評を博した。その他画集に『海獣とタマシイ』(小学館)、絵本に『人魚のうたがきこえる』(イースト・プレス)などがある。

「2020年 『バスザウルス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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