マッドマックス 怒りのデス・ロード [Blu-ray]

監督 : ジョージ・ミラー 
出演 : トム・ハーディー  シャーリーズ・セロン  ニコラス・ホルト  ヒュー・キース=バーン  ロージー・ハンティントン=ホワイトリー 
  • ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
3.83
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本棚登録 : 301
感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4548967258172

感想・レビュー・書評

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  • 文明が失われ荒廃した大地を、ヒャッハーな悪党がトゲトゲアイテム装備で跋扈する世紀末?カーアクション映画。

    ストーリーは深みを求められるものではない(時々カットインされる主人公のフラッシュバックシーンもいまいち生きていない)けれど、狂った悪から逃げて楽園を目指すというわかりやすい本筋に、植物の種を大事に持つ老婆や、敵から寝返って初めて知った愛に殉ずる下っ端etcこれまた嫌みのないアクセントが利いている。そして個々のバトルシーンはなかなか工夫が利いていて飽きさせない。

    深いことを考えずに単純に楽しみたいときにおススメ。

  • まずもってグロい話を明るくて綺麗な映像美とロック調ながらもまとまりのある音楽で演出していて観やすいのは、ミッドサマーの前哨?(観てないけど)
    女性崇拝の幻想と女性が実社会で受ける不利益全般がデフォルメされている中、シャーリーズセロンの演じる屈強なフュリオサが救い。幼少期に拉致された際には、当然性奴隷の経験もあったかもしれない。
    カメレオン俳優のトムハーディも本作ではハードボイルド的な主演のカッコ良さをちゃんと体現していて、エンタメとしても観やすい。
    マスで攻めてくるが無知で軟弱な特攻狂乱部隊のウォーボーイズも可愛らしくて憎めない&軟弱に狂乱して初恋に芽生えつつ潔く散って見せたニコラスホルトさんが光って見えた。
    権力者に孕まされた上に逃げ切れず轢き殺されるという不幸担当ながらも最後まで自立していた女役、ロージーハンティントンさんも体を張っていて凄い。

    最後にはフュリオサが、死にかけながらも初志貫徹でスピード感を持ってイモータンジョーをぶち殺すというシンプルな勧善懲悪の救世主観も含めて好きな作品。
    楽園が実はもう滅失していて地獄に立ち戻るしかなくそこで生きるしかないという点は残念だけれど、ディストピアらしくもっと胸糞の締めくくりにすることもできたであろう中、監督の正義感なのか怨念なのか客受なのかスタンスなのかが垣間見える。

  • 男性の多くが好きであろうカーアクション満載なのに、素晴らしいほどのフェミニズム映画!

  • シャーリーズ・セロン、かっこよすぎ。
    トム・ハーディの寡黙さも好き。
    敵陣のエレキギター担当は絶対に必要。
    脚本会議で却下されなくてよかった。

  • アクションは面白い。敵のボスがあっけなかった。

  • 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」観る。北斗の拳の世界観で、重戦車みたいな車でカーチェイス。ばーちゃんが強かった。

  • 映画館で観て、2度目。
    A地点からB地点に行き、またA地点に戻る。
    ものすごく単純明快で良い。

  • メルギブソンの当時のものも良かったが
    これもこれで迫力があった

    CGを使っていないのが売りだそうだけど
    使ってるってーどれぐらい使ってるのだろうか???

  • 二度目の鑑賞。世界観とアクションはすごい(ちょっとグロい感じも含め)、最初のほうとか見てて息が詰まるほど。

    でもストーリーがなあ。まあそういう硬いこと言わず、頭を空っぽにして楽しむ映画といえばそうなのだけど。

    これがシャーリーズ・セロンだったのか。彼女がなぜ片腕を失って義手を付けているのか、それに関するエピソードがなにもないのでなんで? というかんじ。なにかストーリーに絡んでくると思ったんだけど。

    でかいトラックが砂漠を疾走する迫力とか、カースタントを楽しむ作品かな。2時間3分と長めだが最後まで飽きずに見られたのでよしとするか。

  • シリーズものとは思えないほどストーリー内容が変化し、マッドマックスの顔ともいえるメル・ギブソンも降板した4作目。危険なスタントとシルクドソレイユばりの演出など映画としてのエンタメ性は高い。とはいえ、反目しあった相手がいつの間にか仲良くなったり、話がピーマン過ぎ。

    『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(原題:Mad Max: Fury Road )は、2015年公開のオーストラリアとアメリカの合作映画。2012年7月から12月までアフリカのナミビアで撮影された。前作『マッドマックス/サンダードーム』以来、27年ぶりに製作された『マッドマックス』シリーズの第4作である。
    日本では2015年6月20日に公開。本作は『マッドマックス2』と同様に、英雄誕生譚(貴種流離譚)など世界各地の英雄神話を研究した神話学者ジョゼフ・キャンベルによる著書『千の顔を持つ英雄』をテーマとしている。
    第88回アカデミー賞では10部門にノミネートされ、最多の6部門を受賞した。
    核兵器による大量殺戮戦争勃発後、生活環境が汚染され、生存者達は物資と資源を武力で奪い合い、文明社会が壊滅した世界を舞台とする。
    最終的に58人の批評家から2015年の年間1位に選ばれた。この選出数は年間作品の中で最多である。
    映画監督のクエンティン・タランティーノは、本作を2015年のベスト映画に挙げている。
    映画監督のジョン・ウォーターズが2015年の映画ベスト10で本作を第5位に挙げている。
    映画批評家のトッド・マッカーシーは、本作を2015年の映画ベスト10で第7位に挙げている。
    雑誌『キネマ旬報』2015年度外国映画部門ベスト・テン第1位、外国映画監督賞(ジョージ・ミラー)、読者選出外国映画ベスト・テン第3位。『映画秘宝』2015年度ベスト選出第1位。

    砂漠化し荒廃したウェイストランド(荒野)で、元警官マックスは、過去に救えなかった命の幻覚と幻聴に煩わされ、狂気に侵されているのは世界なのか自身なのか曖昧になる中、生存本能にだけ突き動かされV8インターセプターを駆る。流浪の途上で暴徒らの襲撃に遭い捕縛され、シタデルという砦に連行されたマックスは、インターセプターを奪われた上に身体を拘束され、環境汚染からの疾病を患う住人に供血利用される。そこではイモータン・ジョーを首領とした独自教義を持つ好戦的な集団の支配のもと、潤沢な地下水(アクア・コーラ)と農作物栽培を牛耳ることで成り立っている独裁社会が築かれていた。ガスタウンへと向かう取引当日、ジョーの部隊を統率するフュリオサ・ジョ・バッサ大隊長は、ジョー一族が受胎出産させることを目的として監禁していた5人の妻(ワイブズ)であるスプレンディド、トースト、ケイパブル、ダグ、フラジールの身柄を秘密裏にウォー・リグに搭乗させ、フュリオサの出生地である「緑の地」に匿う逃亡計画を、3000ガロンのガソリン(guzzoline)取引を隠れ蓑に東へと進路を変えて実行に移す。部下の背任行為と、妻たちと、その胎内の我が子を奪われたと知ったジョーは配下の戦闘集団ウォーボーイズを引き連れ、友好関係にある人食い男爵と武器将軍の勢力を援軍に追走を開始する。マックスはウォーボーイのニュークスの常備用「血液袋」として追尾車両に鎖で繋がれワイブス追走の争いに巻き込まれることになった。
    追跡劇の最中に砂嵐に遭遇し、追走車両がウォー・リグの追突によって大破、手足の拘束を解くことができたマックスは、フュリオサ達を制圧する。一人でウォー・リグに乗り込むが、フュリオサ仕様に様々な改造が施されていたため、結局は同乗する事になる。また、ジョーの直々の命令でウォー・リグに乗り込んだものの失敗した上に、ジョーのお気に入りの妻が死亡してしまったことで戻れなくなったニュークスも、ワイブズの一人であるケイパブルに啓蒙されて一行に加わることとなる。一昼夜をかけて走破した場所でかつての仲間である鉄馬の女たちに出会うことが出来たが、土壌汚染の進行で既に目的の地は失われている事を知り、フュリオサは慟哭する。
    それでもなお、ワイブスと鉄馬の女たちと共に、荒廃した地へとあてのない旅に向かおうとするフュリオサに対しマックスは、ジョーさえ除けば生きて行ける可能性の高いシタデルに戻るように諭す。マックスの提案に同意し、主不在の砦に向かって激走するフュリオサ一行を発見し、ジョーの軍勢は追撃をかける。犠牲も出る中、3日間に渡る逃走劇と過去の精算に決着をつけるべく、フュリオサは深手を負ったままジョーと直接対峙し、遂にジョーは倒される。そしてニュークスの捨て身の戦法で渓谷拱門の突破に成功、ジョーの配下達も排除される。フュリオサは危篤状態に陥ってしまうが、マックスはできうる限りの救命措置を施し、告げることを拒んでいた己の名前を明かす。一行は砦に凱旋し、ジョーの圧政から解放されたことで、フュリオサは群衆に歓迎される。人々の流れに逆らい、砦から去ろうとするマックスを見つけ、目を合わせたフュリオサは、無言の笑みをもって彼を見送るのだった。(Wikipedia)

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著者プロフィール

ジョージ・ミラー:オーストラリアのプロデューサー、映画監督、脚本家。『マッドマックス』シリーズの世界的な大ヒットにより一躍有名映画監督の仲間入りとなった。他の代表作は『ベイブ』『ハッピーフィート』など。

「2015年 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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