マッドマックス 怒りのデス・ロード [Blu-ray]

監督 : ジョージ・ミラー 
出演 : トム・ハーディー  シャーリーズ・セロン  ニコラス・ホルト  ヒュー・キース=バーン  ロージー・ハンティントン=ホワイトリー 
  • ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
3.84
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本棚登録 : 301
感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4548967258172

感想・レビュー・書評

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  • シリーズらしいのですが、初見の状態で見ました。
    世紀末、砂漠しかない世界、エンジン吹かせながらバイクや車が暴走しまくる、弱者が容赦なく搾取される、心底やっつけてほしくなる悪役たち…など、私たちの世代だと「北斗の拳」を思い浮かべますが、これが元ネタ?

    カーチェイスなんていう言葉では生ぬるいほどの攻防戦が繰り広げられ、悪い奴がばったばったとやられまくる。
    吹き替えで見たので、千葉さんが話すとほんとに北斗の拳みたいでした。

    人権なんて全くなく、ものとして扱われていた女性たちが自分たちの力で搾取する側から解放されるというところが一番の見どころだと思いました。
    最後の機転の利かせ方も感動しました。

    子どもを産むための存在としての女性たちが、暴力に負けそうになりながらも、必死に生きようと頑張って成長していく姿は感動ものです。
    もちろん強い女性フュリオサの存在感も大きいです。強いうえに美人で、この映画を象徴する存在です。マックスと心が通っていく感じは、戦友という感じでした。男気あふれる女性ですが、女性らしさももっていますし、彼女がどうして子どもを産む側にいないのか、ということもにおわせるセリフなどがあって、男くさい映画なのに、フェミニズム的観点からも考えさせられる内容となってます。

    私がこれまでみてきた映画だと、とにかく女性は弱く、男たちの憩いの場のように扱われ、映画に華を与える存在という感じでした。
    ですので、通例の映画どおりだと、マックスが彼女たちを救い出すというプロットになっているのですが、マックスの立ち位置はあくまでも協力者、助言者という感じで、一歩下がっています。
    こんなに荒々しい男臭い映画で、女性がちゃんと登場人物として機能していて、それぞれ自分の意思を持っている映画は珍しいんじゃないかと思います。私がこれまで見てきた映画ではなかったので、感心しました。

    たしかに母乳だの、輸血袋だの、女性達の扱いだの、気持ち悪くなる要素はあるのですが、不必要な強姦シーンも、裸のシーンもないので、好感が持てます。
    わりとこういった映画だと、荒廃した世界観だからといって、女性が乱暴されたり、裸にされたりという場面が出てくるので、気まずくなるのですが、この映画は映像として見ていて不愉快になるようなサービスシーンもなかったです。

    基本的になにも考えずに、ハラハラしていればいいだけの映画ですが、一人一人の登場人物の扱いが丁寧で、ちゃんと見どころを用意しています。
    評価があまりにも高いからどうしてかなーと思っていましたが、丁寧な映画の作りと、はちゃめちゃな世界観にあった派手でスリリングな攻防戦、人物の気持ちの変化の描き方、男性的世界の中で女性が自分たちの力で解放を目指す…といった所が評価されているように思います。

    • h.t.さん
      同じ監督なのでシリーズですね、ただ初期作品はとても昔でおっしゃられるようにそれは「北斗の拳」の元ネタですね
      このCMは当時の映像にアテレコし...
      同じ監督なのでシリーズですね、ただ初期作品はとても昔でおっしゃられるようにそれは「北斗の拳」の元ネタですね
      このCMは当時の映像にアテレコしたものですね
      https://youtu.be/wpRyVdcTzB0
      2020/09/15
  • アマプラで試聴。

    序盤の私
    「よくわからんがエグい、こわい、ちびりそう(半泣き)
    ずっとこれなら最後まで見れないかもしれん・・・(ブルブル)」

    中盤の私
    「(ゴクリ……)」

    終盤の私
    「いいぞ!!そこだ!!いやっ待って危ない!?!!ヒャッハーーーー
    撃て撃て撃て撃て撃て後ろ後ろ後ろ後ろ!!!!」

    見終わった私
    「ッカーーーーこりゃシャブいな………(部活後の顔)」


    結論:美術と衣装デザインがクソかっこいいワニワニパニック

  • 評判を聞いて観てみた。
    面白かったけど、あれ、特にストーリーはないのね。

  • WOWOW。おじいちゃんの作った映画とは思えないセンスと熱量。

  • 文明が失われ荒廃した大地を、ヒャッハーな悪党がトゲトゲアイテム装備で跋扈する世紀末?カーアクション映画。

    ストーリーは深みを求められるものではない(時々カットインされる主人公のフラッシュバックシーンもいまいち生きていない)けれど、狂った悪から逃げて楽園を目指すというわかりやすい本筋に、植物の種を大事に持つ老婆や、敵から寝返って初めて知った愛に殉ずる下っ端etcこれまた嫌みのないアクセントが利いている。そして個々のバトルシーンはなかなか工夫が利いていて飽きさせない。

    深いことを考えずに単純に楽しみたいときにおススメ。

  • まずもってグロい話を明るくて綺麗な映像美とロック調ながらもまとまりのある音楽で演出していて観やすいのは、ミッドサマーの前哨?(観てないけど)
    女性崇拝の幻想と女性が実社会で受ける不利益全般がデフォルメされている中、シャーリーズセロンの演じる屈強なフュリオサが救い。幼少期に拉致された際には、当然性奴隷の経験もあったかもしれない。
    カメレオン俳優のトムハーディも本作ではハードボイルド的な主演のカッコ良さをちゃんと体現していて、エンタメとしても観やすい。
    マスで攻めてくるが無知で軟弱な特攻狂乱部隊のウォーボーイズも可愛らしくて憎めない&軟弱に狂乱して初恋に芽生えつつ潔く散って見せたニコラスホルトさんが光って見えた。
    権力者に孕まされた上に逃げ切れず轢き殺されるという不幸担当ながらも最後まで自立していた女役、ロージーハンティントンさんも体を張っていて凄い。

    最後にはフュリオサが、死にかけながらも初志貫徹でスピード感を持ってイモータンジョーをぶち殺すというシンプルな勧善懲悪の救世主観も含めて好きな作品。
    楽園が実はもう滅失していて地獄に立ち戻るしかなくそこで生きるしかないという点は残念だけれど、ディストピアらしくもっと胸糞の締めくくりにすることもできたであろう中、監督の正義感なのか怨念なのか客受なのかスタンスなのかが垣間見える。

  • 男性の多くが好きであろうカーアクション満載なのに、素晴らしいほどのフェミニズム映画!

  • シャーリーズ・セロン、かっこよすぎ。
    トム・ハーディの寡黙さも好き。
    敵陣のエレキギター担当は絶対に必要。
    脚本会議で却下されなくてよかった。

  • アクションは面白い。敵のボスがあっけなかった。

  • 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」観る。北斗の拳の世界観で、重戦車みたいな車でカーチェイス。ばーちゃんが強かった。

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著者プロフィール

ジョージ・ミラー:オーストラリアのプロデューサー、映画監督、脚本家。『マッドマックス』シリーズの世界的な大ヒットにより一躍有名映画監督の仲間入りとなった。他の代表作は『ベイブ』『ハッピーフィート』など。

「2015年 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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