家なんて200%買ってはいけない! [Kindle]

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  • きこ書房
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感想・レビュー・書評

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  • 家は買うべきか借りるべきか論争は様々繰り広げられており、専門家でも意見が真っ二つに分かれる問題である。本書は、タイトル通り、家は買わずに借りるべきとの主張となっている。
    空き屋率は年々増加しており、少子化により家は誰もがほぼ100%タダで手に入る(相続により手に入る)から、わざわざ買う必要はないというのが、一番の主張である。空き屋が増加する現状と、家の維持費やら固定資産税やらで破産する可能性から、むしろ資産ではなく負債となる可能性が大きいともある。

    著者の言い回しは好き嫌いが分かれるところではあるが、説明は分かりやすい。家は買う派の意見より、著者の借りる派の意見の方が、将来の不動産リスクについて言及してある。リスクを取って大きく資産を増やしたい派にはおすすめではないが、大きな資産形成よりリスク管理派にはおすすめの一冊である。

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著者プロフィール

経済評論家。1969年、東京都生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。在学中は1901年創立の弁論部・辞達学会に所属。日本長期信用銀行、臨海セミナーを経て独立。2007年、経済評論家・勝間和代と株式会社「監査と分析」を設立。取締役・共同事業パートナーに就任(現在は代表取締役)。2010年、米国イェール大学経済学部の浜田宏一教授に師事し、薫陶を受ける。金融、財政、外交、防衛問題に精通し、積極的な評論、著述活動を展開している。著書に『財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済』(講談社+α新書)、『タダより高いものはない』『経済用語 悪魔の辞典』(イースト・プレス)、『官僚と新聞・テレビが伝えないじつは完全復活している日本経済』(SB新書)、『日本を亡ぼす岩盤規制』『経済で読み解く日本史(全5巻)』(飛鳥新社)などがある。2013年12月より毎月、八重洲・イブニング・ラボ(https://y-e-lab.cd-pf.net/home)の主任研究員として講演活動を行っている。

「2019年 『大手メディアがなぜか触れない 日本共産党と野党の大問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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