マツリカ・マジョルカ 「マツリカ」シリーズ (角川文庫) [Kindle]

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  • ちょうど良い!青春、恋、耽美、生、ミステリー等。全部の要素がちょうど良い感じにミックスされているように感じた。影の薄い少年の通う学校の様子も、思春期特有の騒がしさやグループの様子を鮮やかに書かれている。1話の長さもちょうど良い。全ての話が単なる青春物ではなく、どこか達観した寂しさややりきれなさがあり読む手が止まらなかった。マツリカさんの美しさも、思春期男子の欲もどれもこれもすごくこの小説の雰囲気に合っていた。ただ、某家電メーカーの「きれいなおねえさんは好きですか」が過ぎったり、小話のタイトルを見て「スキマスイッ○の歌タイトルみたい」と思ったのは内緒だ。【カドフェス2020】

著者プロフィール

1983年埼玉県生まれ。2009年『午前零時のサンドリヨン』で第19回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。繊細な筆致で、登場人物たちの心情を描き、ミステリ、青春小説、ライトノベルなど、ジャンルをまたいだ活躍を見せている。『小説の神様』(講談社タイガ)は、読書家たちの心を震わせる青春小説として絶大な支持を受け、実写映画化された。本作で第20回本格ミステリ大賞受賞、「このミステリーがすごい!」2020年版国内編第1位、「本格ミステリ・ベスト10」2020年版国内ランキング第1位、「2019年ベストブック」(Apple Books)2019ベストミステリー、2019年「SRの会ミステリーベスト10」第1位、の5冠を獲得。さらに2020年本屋大賞ノミネート、第41回吉川英治文学新人賞候補となった。本作の続編となる『invert 城塚翡翠倒叙集』(講談社)も発売中。

「2022年 『medium 霊媒探偵城塚翡翠(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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