しないことリスト [Kindle]

著者 :
  • 大和書房
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感想・レビュー・書評

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  • ・自己責任は50%、自分ではどうしようもないことが50%
    ・努力をできるという能力も恵まれた環境の産物
    ・少数のたまたまうまくいった成功例を一般化してはいけない
    ・うまくいったときは「たまたまですよ…」と濁してるくらいのほうがいい
    ・孤立しない+つながりすぎない、自分の周りの150人くらいの人たちとのつながりを大事しよう
    ・大雑把なくくりで他の集団を嫌うことのどうでも良さ
    ・働き方の2つの大別
     →そんなに特別なことができるわけではないが、1つの場所に留まり周りとの協調性を大事にする働き方:公務員、会社員
     →何らかの技術を身に着けて、それを頼りに点々として生きる働き方
    ・多数派の生き方に適用できない性質を持った人もいる。そういう人はスキルを身につけよう。
    ・死にたいときは、ケータイやPCの電源を切って、好きなものを食べまくって、部屋にこもってひたすら寝よう
    ・生活の中で少しだけ諦めや受容を取り入れると楽になる
    ・何かのためにそれをしない、それ自体を楽しむ
    ・人の言うことを気にしない
    ・議論しない、適当に流す
    本リンク
    ・弱いつながり 検索ワードを探す旅
    ・人間臨終図鑑

  • 普通の生き方ができなくて、自分を責めている私のような人には、きっと響くと思う。

  • なんか、救われた気がしたー。
    そうなの、やることありすぎるの、毎日マイニチ。

    いいんじゃん、さぼって。
    いいんじゃん、寝てて。
    ありがとうだよ。

  • 『人生の土台となる読書』『持たない幸福論』『どこでもいいからどこかへ行きたい』とphaさんの本を読んできた。本書も書かれている内容はそれらと通じる。肩肘張らず等身大で生きるためのライフハックというか。

    ・他人や世間の評価で行動を決めるのではなく、自分なりの価値観を持つこと
    ・他人や世間のペースに無理に付いていこうとせず、自分のペースを把握すること
    この2点が大事。

    「がんばるのはいいことだががんばらないでなんとかするのはもっといいこと」
    「だるさとは休養や方向転換しろという体からのメッセージ」
    「がんばることと報われることは別問題」
    「孤立せず集まっていれば人は死ににくい」
    「閉じた人間関係はおかしくなりやすい。おかしくならないためには常にゆるく外へ開いておくことが重要」
    どれも理に適っている。

    お金や思考や人間関係についてのアドバイスの宝庫であるのに、最後で、これまで述べてきたことすべてを実践しなくていい、とまとめるところが、教えを説きながらそれを絶対視するのを否定した原始仏教みたいだと思った。

  • ・「しなきゃいけないこと」に追いかけられずに心に余裕を持って生きていくには
    ①他人や世間の評価で行動を決めるのではなく、自分なりの価値観を持つこと
    ②他人や世間のペースに無理についていこうとせず、自分のペースを把握すること

    ・人を誘うとき
    「別に来なくても大丈夫だけど気が向いたらどうぞ」みたいな言い方をする事が多い。その方がお互い楽。

    ・経営コンサルタントの大前研一さんの言葉
    人間が変わる方法は3つしかない
    1番目は時間配分を変える
    2番目は住む場所を変える
    3番目はつきあう人を変える

    この3つの要素でしか人間は変わらない。最も無意味なのは、「決意を新たにする」ことだ。


    この本を読んだらすごく気持ちが楽になった。
    死にたい辛いときにどうしたら気が楽になるのか。
    逃げ道や考え方が色々書いていて参考になった。

  • 読んでてとても笑えたし、面白かった。
    生きていく上で、自分が何をしたいのか、何をしたくないのかを素直に考えたらこのリストに行きつくのではないだろうか。
    自分的にはこの人と似ている部分が多かったのか、かなり共感しながら楽しく読み進められた。
    ブクログを知れたのも良かったし、誕生日を迎えたときに「人間臨終図巻」を読むというのはとても面白そうなので、自分も是非やりたいと思った。

  • すべきことの多くは、別にやらなくてもいいこと。思い込みであることを気づかされる。
    ・頭の中で考えない:認知療法にもつながる考え方で、頭の中だけで考えると白か 黒か、絶対か などと考えがちで実際よりも深刻、悲観的に捉えてしまう。
    ・高い家賃を払わない:生きていくコストを下げ、自分への負荷を減らす。
    ・「自分を大きくみせない」負荷を減らすためには重要

  • ▼覚えておきたい部分のメモ_φ(・_・


    ・ものは所有しない
    管理コスト、「長年使っていないけどどうしよう」と悩む心理的コストからの開放
    ・ネットで譲ってくれる人を探す、 欲しいものは具体的に伝える
    ・知識や考えは独占しない ブログなどで公開しよう
    ・読みっぱなしにしない、重要度によって何らかのアウトプットを
    ・からだのだるさは無視しない(だるければ休む、1年中元気でなくて良い)
    ・他人の評価ではなく、自分が自分の世界でそれなりに自己評価できれば良い
    自分を大きく見せなくても自然と自信をもてる状態を目指す
    ・睡眠を削らない
    ・自分で全部やらない、適当に人にまかせて適当にできあがる部分があるぐらいが自然
    多人数で分担する方が伸びしろがある、人は結構何かを頼まれたがっている
    ※低姿勢でお願いする、お礼をきちんとする、自分が頼まれたら引き受ける
    ・土日を特別視しない 平日の世界を見る
      有給をつかったり、時々休んで自分が回らなくても大丈夫な環境にする
    ※だれか休んだら回らない会社は危ない
    ・一箇所にとどまらない
     引越しや転職、バスや電車の小旅行 目にする環境が変わると自分を客観的に見れる
    ・成功した時も失敗した時も自己責任50%
    人生は運やその時の環境に寄る部分も多い
    ・最後まで我慢しない
    本は最初から最後まできっちり読まなくても良い 気になる所だけ読んでみても良い
    一冊読んで一つでも気になるフレーズにであえたら十分元がとれると考える
    飲み会やイベント事最初から最後まで居続ける必要はない
    ・仕事に身を捧げない
    仕事やトラブルを背負った状態で生き生きするのは健全な状態でない
    やらなくてもいいけど自然と自発的にやりたいことを持っておく
    いろんな場所に行き、いろんな趣味を嗜む
    ・人の意見を気にしない 話半分で充分

  • “他人というのは 、自分の都合で好き勝手なことを言うものだ 。人の話を真に受けて自分が失敗したとしても 、その人が責任を取ってくれるわけじゃない 。結局 、自分の人生は自分で引き受けるしかない 。”

    “この本では 、たくさんの 「しないこと 」について書いたけど 、 「じゃあ何をすればいいのか 」ということについては 、あまり具体的に書いていない 。その理由は 、 「するべきこと 」や 「したいこと 」は人によって違うので 、それぞれの人が自分自身で考えていくしかないことだからだ 。たぶん 、 「何がしたいか 」 「何をするべきか 」を探していくのが生きるということだ 。人生の 「したいことリスト 」は自分で作っていこう 。”

    頑張らなくていいよ、と言いながらちゃんと叱咤激励してくれるとこ好き。

  • 最高だ。弱い動物としての「人間」に向けた、ちょっと変わった自己啓発書として読んだ。社会で働く多様な人間のうちには、この本が刺さる人はたくさんいるはず。 振り返りやすいようにキーワードに要約してあるのもよい。 1点疑問を書き残すなら...筆者はインターネットを上手く使いこなして生きているが、使いこなせない人は一体どうすればいいのだろうか...

著者プロフィール

一九七八年大阪府生まれ。作家。著書として『どこでもいいからどこかへ行きたい』『しないことリスト』『夜のこと』『人生の土台となる読書』など多数。大学生のときに京大短歌会に少しだけ参加。第5回笹井宏之賞では最終選考に残る。文学系ロックバンド、エリーツの一員としても活動。東京・高円寺の書店、蟹ブックスでスタッフとして勤務している。

「2023年 『おやすみ短歌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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