ずっと独身でいるつもり? (FEEL COMICS) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • エッセイのコミカライズらしいが、おかざき真里らしい仕上がりに。女ってやつは…なんでこうマウンティングし合うかね。と嫌気もさすのだが、女に限らず大なり小なり人が集まればマウンティングしあうものかもしれないと思ったり。「でも自分の中にできた"ひっかかり"みたいなものでそれ成仏させてあげないといつまでも残っちゃう気がして」そうやって社畜が生まれて、婚期を逃すんだよ。と思いつつも本人が満足ならそれでいいじゃないか。「あやまんなくていいよ!あんたが考えて決めたことは全部支持する!」こういうことを真っ直ぐ行ってくれる人は友達だ。

  • 再読。
    もう何年も前に購入して読んでいて、良い意味で衝撃的だったのを覚えている。当時は仕事にも恋愛にも疲れきっていて本当にボロボロだったので、出てくるワードにいちいち心臓を掴まれた気持ちになっていた。
    そして今読んでも、とても共感する。寧ろ歳を重ねた今の方が、より共感する箇所が多い気がする。

    「ありがとうございます。私が一番考えてます。」
    これが言えないの、めちゃくちゃ分かる〜!

  • タイトルがめちゃくちゃに刺さって痛い…
    怖いのは孤独死じゃない、とか、微妙な年齢すぎると同性の方がいうとか、仕事は恋愛のトレードオフじゃない、とか、国家レベルに首を締められているかんじ、とか、ありがとうございます自分が一番考えてます、とか、ちょこちょこってレベルじゃなく刺さる言葉が来るんだけど、キツイとかじゃなくて、少しずつかき乱されてぐちゃぐちゃになってたどり着いた先が、私にとっては「肯定」だった。これは折々読み返すだろうなと思った。
    出会えてよかった。
    第2話の鮭と熊の例えは、すごく笑った。

  • 「いずれは」「チャンスがあれば」「いい相手がいれば」結婚したいが未だ独身。一人で生きていけるので独身。独身ってだけで理由をつけなきゃいけないの?違うよね?放っておいてくれっていう静かな怒りを含んでいる。無意識に他人の幸せを自分の基準に合わせちゃう事や、何気ない一言で相手の地雷を踏んでしまうことってよくある。気を付けよう

  • ふとした時に何度も読み返してしまう本。このままいけば同じ境遇にかち合うだろうなと思っています。
    主人公の言う「私は怒っているんだと思う」は、実に的を得ていて、非常にシンプルに突き刺さる。
    けども発言するには潔さが必要な言葉ではないかと思いました。
    「私が一番考えてます!」とね。わかります。

  • 「どうしてだろーねー?2人ともかわいーのに」
    「理想が高すぎるとか?」
    「出会いがないとか?」
    「なんだっけ、最近はホラ
    アニメキャラ好きになって
    現実の男に興味ないとか」

    ↑こういうの
    微妙な年を過ぎるとオヤジは黙って
    同性の方が言い出すんだよなー

    でも犯罪じゃないから
    原因究明はしてくれなくていいよ

    (story.3)

    「お前あっちの年上の方に声かけろよー」
    「えーやだよ。30すぎだろ。
    気あると思われるのツライじゃん」
    「まーなー」
    「万がいち、酒の勢いで
    ヤっちまったら、責任とってとか言われるぜ」
    「重いよなー。年喰ってる方が夢見がちって
    言うしな。こわいよ」
    (story.4)

    『アルカイック・スマイル』
    …無表情にもかかわらず、口許に笑みをたたえたような表情

    「あやまんなくていいよ!
    あんたが考えて決めたことは全部支持する!」

    「親ってさー
    結婚してほしいわけじゃなくて
    娘に幸せになってもらいたいだけなんだよね」

    「幸せって何だろーね」
    「美味しいものを時々食べること
    好きな本を読むこと
    仕事で小さく『よしっ』って思えること
    夜中にポテチ一気すること…
    それらを自分の力で手に入れること」
    (story.4)

  • あんまシックリこなかった。クソばっかで好きになれる相手がいない、っちゅう見も蓋もないオハナシ。

  • 女性が独身でいることの、気まずさと自由さがうまく表見されていると思う。

  • 巻末対談の一文「自分の仕事を評価されるのと、女として評価されるのとどっちが重要ですか?」 さてわたしは……と、考え始めて立ち止まった。女としての評価って何? 人としてではなく女としてとは? それは一体どんな評価軸なのだろう。何をどう評価されたら合格点なんだろう。

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著者プロフィール

1967年長野生まれ。関西育ち。多摩美術大学卒業、博報堂制作局入社。デザイナー、CMプランナーの仕事に携わりながら漫画家デビュー。2000年、結婚を機に退社。現在3児の母。代表作に『渋谷区円山町』(集英社)、『サプリ』『&—アンド—』(ともに祥伝社)など。

「2012年 『だって、女子だもん!! 雨宮まみ対談集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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