人間椅子 [Kindle]

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著者 : 江戸川乱歩
  • 2016年3月15日発売
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (17ページ)

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人間椅子の感想・レビュー・書評

  • 私の乱歩はここからでした。もう何十回目かの再読。

    ある椅子職人から女性作家へ手紙が届く。
    そこには職人が自ら椅子と一体化し、その作家を座らせていた旨と、そういう道を選んだ経緯がつづってある。この話のほとんどはこの手紙が占めている。
    狂気に満ちた人が自らひたすら語る形式の話はいろいろあるけど、怖さが増す。
    これは読んでいる側がツッコミもできずに、止めることもできずに、ただただ狂気が募るさまを見せつけられるからだと思う。
    そして最後、今までの手紙が嘘か誠かわからないような手紙がさらに届いたところで話が終わる。

    この結末は、手紙を受け取ったのが小説家だという設定にかかっているんだろうなぁ……。
    最後に受け取った手紙により、人が椅子になっていたという事件は本当にあったのかなかったのか曖昧になる。
    もし手紙の内容が本当なら怖いけど、それは当たり前のことだよね。
    でも「椅子になっていましたという手紙が嘘」なら小説家の主人公は他人の狂気じみた創作に心底驚いたことになる。それは話を作るプロが素人の捜索に負けたってこと。
    作家としては椅子になってた人が本当にいた方が良かったのかもしれないし……いやでもやっぱ気持ち悪いよなぁ…。としばし考えてしまいました。

  • 気味が悪いながらも引き込まれる短編。大きめの椅子に座って読むのが良いかも。

  • 才色兼備な女性作家に唐突に「椅子職人」から手紙が送られてくる。そこには自身の恐るべき凶行が生々しく自白されていた… 前半の不気味さ、後半の衝撃の展開が良い。メタ小説の金字塔。

  • 先日観た某アニメが江戸川乱歩の作品を原案に製作されたということで読みました。
    心理描写が繊細かつ独特なので凡人の私には理解できないところがありました。ですが話が短いのでするする読めます。
    結末を読めば思わず「どっち!!??」と言いたくなるはずです。

  • オチがはっきりしなくて怖い

  • しなやかな奇妙なミステリアスな
    それでいて少し死の匂いのするエロスな

  • 奇妙な作品でした。
    色々とツッコミどころはあるんですけど
    主人公の心の機微がとても面白くて引き込まれてしまいます。こういうのは耽美と云えばいいのですか?
    それとも官能小説と云えばいいのかな…
    ラストの括り方も秀逸でしたね。
    面白い作品でした。

  • 結局どっちか分からないのが気持ち悪いんだよなあ

  • 結局のところ、どっちなのっ??
    早く椅子を調べてみてっ!!!
    気持ち悪いっ!
    いろんな意味で気持ち悪いっ!!!

    でも、ものすごく大きな椅子だったんでしょうね。
    座った人に、呼吸音とか、きこえなかったのかな。
    咳とか。
    なんて、変なことを想像してしまう。

    ともかく気持ちの悪い作品だった。
    ホラーだ。

  • 中学生の頃から何度も何度も読み返してる

  • 乱歩自体初読。相貌の醜さと生まれの卑しさから人並みに欲望を発散できない椅子職人が、自ら「人間椅子」となることで、異性への歪んだ愛情に目覚めていく。

    超絶ブサイクで金もない、とてもじゃないけど人並みの女遊びにも興じることのできない可哀想な男が、椅子の中という人間世界の外にその身を置くことで、寧ろぎりぎりまで他人の存在に接近する皮肉さ。その結果、椅子の革一枚を隔てて感じ取る異性の情報だけに恋をする、倒錯した欲情の薄気味悪さ。自らの異常性を極めて理知的な自己分析によって告白する空恐ろしさ。オチであっと言わされた後、さらにもやもやさせられるラスト。総じて、気持ち悪い。気持ち悪さを充満させた箱を両手でパンっと叩き潰して「うわーくせえくせえ」と言ってる間に読了してるような、短い作品ながらも後を引く気持ち悪さ。

    とは言ったものの、乱歩の時代から比べると、現実の世界でも想像の世界でも変態達のポテンシャルというのは確実に上がっているようで、読んでいて「まあこんな奴もいるかもね」と思ってしまったこともまた事実。現代には女の子の上履きに欲情して、上履きをコピー機にかけているところでお縄になるような超絶変態もいるからね。この事件、僕の地元H市で起こった事件なんだけども、我が故郷がこんなクソ変態を醸成する土地柄だとは思いもよらなかった。僕もちょっと危ないかもしれない。

    『人間椅子』というタイトル、実は本作を読むまでは「空気椅子状態の自分に人を座らせる」という超絶ハードな筋トレのことだと思っていた。キンドルアンリミテッドのおかげで、恥をかく前に乱歩の作品だって知ることができてほんとに良かったよ。

  • 話が進むに連れて、ぞくぞくと怖さ・気持ち悪さを感じたが、最後ホッとした。

  • 再読。お願いまで。匆々。

  • VRで人間椅子を出しましょう

  • やっと自分のからだになって
    私は、出来るならば、夫人の方でも、私を意識して欲しかったのでございます。そして、虫のいい話ですが、私を愛して貰い度く思ったのでございます。

  • そんなによくなかった。もちろん、いいはいい。だけど、手品みたいな作品。わたしの欲するものではなかった。

  • 真実は,どっちだ?

  • すごい短いんだけど、ぞっとした。

  • とても不気味で、何よりオチが予想外でした。

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