Who Gets What(フー・ゲッツ・ホワット) ―マッチメイキングとマーケットデザインの新しい経済学 (日本経済新聞出版) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • マッチメイキングとマーケットデザインの経済学。
    とにかく読みづらい。翻訳なのかとも思ったが、海外の本は大概、エピソードが小分けになっていて繋がりが分かりにくい気がする。自分の理解力かもしれないが、日本の本はエピソードのまとめも書いてくれるので分かりやすい。日本風に書き直してほしいw
    保育園の入園アルゴリズムがこの本のアルゴリズムをもとにしてると聞いて読み始めてみた。
    臓器提供のマッチングの難しさから始まり、アメリカの医学生の研修先の決め方、学校と入学希望者のマッチング、カップルマッチングと多岐に渡っていたが、結局アルゴリズムとしては、保留方式を設けることで第1希望を優先させるのではなく、双方の最適なマッチングを導くアルゴリズムを見つけ、真の希望を双方が出せるようになったというもの。
    これが机上論ではなく実務にも応用でき、様々なフィールドで応用できるというのが凄いことなのだが、そこがなかなか読み取れないのが残念。アルゴリズムだけでなく、社会問題として売買のお金という価値が入ると強制などの概念が加わるのでマーケットデザインは難しいという話とかは面白い。

櫻井祐子の作品

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