人間の大地 (光文社古典新訳文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 著者の職業体験をベースとして、小説仕立てにしたもの。

    帝国主義が蔓延する時代におけるアンチテーゼ的な立ち位置と理解した。20世紀であればこの言説も価値をもっていたのだろうと思う。

  • 何回な「なのであった。」っていうんだよ(笑)
    って日本語訳されたものを読んで思いました!
    奴隷として働かれる方々を、"一般的"な思考だと、
    可哀想と思う人が大半だとおもいます。
    でもサン=テグジュペリは違います。
    彼らの自由だったり可能性が誰かによって奪われていることに怒ってるような視点の高さがあります。
    これは、多様化した今の世の中でもさまざまなことに置き換えて考えられる事だとおもいます。例えば障がいと扱われてしまう素敵な個性のある子どもへの"可哀想"と言う言葉も僕は言霊としても、真心としても好きじゃないです。 言ったら、多分そうなると僕は何故か思うんです。そしてその感覚があたるから。 だから視点をいろんな角度で見る事は、本や映画、音楽、演劇などを通して広げる事って大事だと思う。 サン=テグジュペリは、星の王子様だけじゃないぞっておもいます!

    なのであったは、さすがにしつこい!

  • 文章が詩的。表現が的確。

著者プロフィール

フランス・リヨンに伯爵家の長男として生まれる。海軍兵学校の入試に失敗したあと、21歳のときに兵役で航空隊に入隊。除隊後、26歳で民間航空会社に就職し郵便飛行に従事する。同年、作家デビュー。以後さまざまな形で飛行し、その体験にもとづく作品を残した。代表作に『南方郵便機』(29年)『夜間飛行』(31年、フェミナ賞)、『人間の大地』(39年、アカデミー・フランセーズ賞)などがある。『星の王子さま』(原題は『小さな王子』、43年)は第二次世界大戦中、亡命先のニューヨークで書かれた。翌44年7月、偵察任務でコルシカ島の基地を発進したあと消息を絶った。

「2016年 『星の王子さま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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