ひつじ村の兄弟 [DVD]

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監督 : グリームル・ハゥコーナルソン 
出演 : シグルヅル・シグルヨンソン  テオドル・ユーリウソン  シャルロッテ・ボーヴィング  ヨーン・ベノニソン  グヅルン・シグルビョルンスドッティル 
  • ギャガ (2016年7月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4589921402781

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ひつじ村の兄弟 [DVD]の感想・レビュー・書評

  • ★★★
    アイスランドの小さな村、羊を育てる老兄弟のキディーとグミーはそれぞれ独身で隣同士に住んでいるが、いつからか仲が悪く40年も言葉を交わしていない。
    彼らが育てる羊はアイスランドでも随一の由緒正しい血統を継いでいる羊で、
    二人は羊コンテストでも優勝を争っている。

    しかしキディーの羊に伝染病が見つかる。
    永生管理局の調査により村中への感染を防ぐために、すべての羊の殺傷処分が行われる。

    羊と供に暮らしてきた村。
    自然の中で質素に羊を育ててきた村。
    羊がいなくては何もない。
    若者は村を出て、正しい血統の羊たちを残ったものたちがただただ受け継いできている。
    殺傷した後は、2年間は助成金で暮らし、その後も牧羊を続けるなら外部から羊を買う。
    しかし2年間も羊を育てないのは村全体が死へと向かうほどの大問題だ。
    それに新しい羊は村が守ってきた血統ではない。

    兄弟は管理局の目を逃れ羊の血統を守ろうとし、
    そして40年ぶり一つの目標に向かって協力する…。
    ★★★

    アイスランドの自然とともに暮らす村人の様子が描かれます。
    兄弟は互いに口を利かないので、
    淡々とした顔で「腹が立ったらいきなり相手の窓を撃つ!」「手紙を飼い犬に届けさせる!」「酔っぱらって寝ている兄をホイールローダーのショベルに乗っけて病院の前に落とす!」といったコミュニケーションになっているのが、なんとも鷹揚でどことなく可愛らしい(笑)。犬を呼ぶときは犬の鳴き真似をするのですが、本当に犬の声そのもので。
    しかし村の羊すべての処分とは死活問題、ユーモラスに描いているだけではありません。
    R15指定掛かっているだけあってところどころ画面としても精神的にも過酷な描写があったり、
    彼らの生活や行く末には不安しかなかったり…ラストは「…えっ…」と一言声が出て、絶句…



    ちょっとやりきれないので予告編捜してみたら、
    ほんわかっぽい雰囲気だった…
    https://www.youtube.com/watch?v=ckIJE81KbaA

  • ひつじは本当に種類が多い。飼われている地域で種類が違う、外見も違う。わたしのイメージの羊とも少し違って立派な容姿の羊たちの群が景色のように広がっている。
    『羊を巡る冒険』(村上春樹)を読んだときに頭に染み付いた羊の群れのイメージや千葉県富津のマザー牧場での羊の大移動を観た記憶、そして今回この映画で目にするアイスランドの辺地の羊たちの群れる姿は、まさに『牧羊』が人間が自然界の中で生み出した知恵であることを遡って想像させてくれる。

    生きることに直結する羊のなかから、疫病スクレイピーに感染した羊が発見される。その後の対応は日本の宮崎県での狂牛病の対処や鳥インフルエンザが発生したときの各地ので報道されたニュースの記憶どおり。その地域の羊は前頭殺処分になる。
    アイスランドの辺境の地で暮らす人々にとって、自分たちが引き継いできた羊の血統が断たれること、そして別の地から羊を迎え入れたとして、新たに牧羊生活が軌道にのるようになるまでの月日を考えると、この状況は絶望に近い。
    弟ジミーは数多くの羊を自らの手で殺すが、10頭は純血なアイスランドシープを残すために指導を行う保健所からかくまい隠す。
    そしてその思いを貫徹するために40年以上口をきいていなかった兄キディーの協力を仰ぐ。
    羊への強い思いを共有している彼らは、不仲を超えて純血種維持のために協力し合う。

  • 北欧ものは静かで暗いものが多いイメージなのでそれなりに覚悟していたけど、辛かった。。
    最後見終わったあとのやるせなさ…。
    神話の世界にある感じ。全てが遅すぎたのか…
    愛とは難しい。

    ブルドーザーで病院運ぶとこは笑ってしまった。

  • ベースはシリアスな話だけれど、つねにユーモアが添えられているところが良かった。酒に酔って雪の上に倒れていた兄をブルドーザーみたいな農業機械ですくって病院に連れていく場面、地下で秘密裏に飼っていた羊が当局に見つかったあと、役人がソファに座っているその背後に羊の群れが現れる場面など、笑った。

  • ある視点からみると秀逸なのか。
    この世界を生きる人ってたちにとって、どこかに救いがあるのかも。

    が、予告編がうますぎて、ずるい。

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