GAMBA ガンバと仲間たち(スタンダード・エディション) [DVD]

監督 : 河村友宏  小森啓裕 
出演 : 梶裕貴  神田沙也加  高木渉  矢島晶子  高戸靖広  野村萬斎 
  • ポニーキャニオン
2.86
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本棚登録 : 57
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013570382

感想・レビュー・書評

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  • 世界で一番広くて大きいところ「海」に憧れた街ネズミのガンバが、船ネズミのヨイショ、ガクシャ、イカサマ、ボーボらと出逢い、やがて、島ネズミ 忠太の仲間を助けるため狡猾な白イタチ ノロイの一族と闘う冒険物語。

    CGアニメーション作品です。
    昔のアニメ版に比べると、
    みんなスラリとした体型に描かれていて、
    ガクシャなんてクールなインテリみたいで
    大分イメチェンしています。
    アニメ版ガンバの声優 野沢雅子さんが、
    キーマン海鳥ツブリの役で出演されていました。

    ノロイ一族が襲ってくるシーンは思わす身を乗り出す迫力でした。
    最後はハッピーエンド。次の冒険へ向かいました。

    私は子供のころアニメ版を見ていて、
    息子が小学生のころ原作を読んでいたので、
    本作で原作を知ろうと観ましたが、
    アニメ版に近い内容だったようです。

  • Eテレで鑑賞。世間ではかなり評価低いですが、言うほどでもなく私はけっこう良かったと思う。ガンバはガンバで面白かった。ただ、70年代の原作とアニメから、2015年のCGアニメという流れで、悪い点がはっきりとわかる作品でした。古沢良太のせい笑。

    内容はもうあんまり覚えてないけど、原作は子どもの頃かなり好きでした。たぶん、私以外にもそういう方はかなり多いのでは。私は他の児童文学はあまり読んでないけど、ガンバだけは夢中で読んでた記憶がある。
    アニメは原作の3年後の1975年、劇場版は1984年とだいぶ後での公開。TV版の時は私はまだ生まれてないし、地元では再放送もなかったのでまったく触れていない。
    出崎さんが監督、芝山さんがレイアウト…アニメはやはり70年代のものが一番面白い、狂気の時代だった。出崎演出はベルばら後期しかちゃんと観てないが、私が子どもの頃に大好きだった(そしてトラウマになったw)芝山ドラの芝山さんだから、これを越えるものは2015年に作れるはずがない。という前提で鑑賞。

    ガンバはのちのいろんなものの原型になってるなと思う。『ドラゴンボール』『ワンピース』、先日七尾旅人も言ってた『銀牙 流れ星銀』、あと芝山さんの『ドラえもん』…70年代のこの作品が、のちの80年代王道少年漫画の原型。
    原作は「15ひきの仲間」なのだけど、2クールものにする時点で7匹にされてて、これはそのまま『七人の侍』。

    CGアニメ版はまずCGの出来があまりにも良くないので、ゲームのムービーっぽい。ピクサーで言うと『トイストーリー2』の頃ぐらい、アメリカと比べると約15年の遅れ、レベルの低さを感じる。
    白組も構想15年かけたそうで(そのわりにこの脚本かよ!と思うが)、この翌年の『シンゴジラ』のCGは素晴らしい出来だった(テレビで観ると粗がわかるが、スクリーンだと全く気にならないレベル)。CG技術、アニメーターの育成は金も時間もかかるし、ちょっとずつレベルアップしていけばいい、そのための叩き台になるなら良いと思う。

    演出面だとスローモーションしかないのでダサい。監督のセンスのなさとも思うけど、CGアニメの制約じゃないのかな?と思う。
    バイオレンス要素が足りないのは残念だけど、レイティングが上がってしまうからしょうがないよねと。

    感心したのはノロイの野村萬斎で、シンゴジラの伏線にひとつなっている。ノロイの造形はあきらかにフリーザで、一周回って還元されてる。
    他、ヨイショが大塚明夫で周夫の息子、ツブリが野沢雅子と旧作オマージュがアツい。明夫でスニーキングミッションだと、段ボール被って行くの?となる笑。
    あとはガクシャが池田秀一だったのが最高でした。

    いちばんダメだったのは古沢さんの脚本。旧アニメ版では仲間は死なず、今回は原作に寄せてて死ぬ、そこは良かったのだけど、死ぬ必然性が感じられなかった。
    仲間の死というのはとても重要で、主人公他のキャラに変化をもたらす、成長させないと全く意味がない。泣けません。
    死んだら悲しいのは当然だけど、そこがエモーショナルな動機付けになってないと全く感動しない。元々、冒頭のガンバのキャラ設定が悟空やルフィ的で、あまり良くなかったと思う。

    ただ全体を通してみると、1時間半ほどでしっかりまとめてあって、ガンバは映画に向いてるのではと思わされた。だからけっこう惜しい作品だったなあと感じます。

  • 原作のファン。
    旧作も見ている。
    個人的にはキャラデザはこちらの方が好み。

    原作の登場キャラがだいぶ省かれており、
    ストーリーも同様に端折られている点は残念。
    ガクシャはまだしも、イカサマの活躍がいまいちで
    キャラごとの特性を活かした活躍は描いてほしかったところ。
    ただ全体的に短く綺麗にまとまっており見やすい作品。


    潮路が生きていてガンバを見送ってくれるというアナザーエンディングは
    現実の厳しさを描く原作も良かったが
    子供向けアニメとしてハッピーエンドなのも良い終わり方だと感じた。
    大人が見ても楽しめるはず。

  • 子供の頃に原作を読んだ。ネズミとノロイが戦う話だとは覚えていたが…ノロイの恐さが上手く描かれている。

  • ネズミ対イタチ。

  • 古い方だと思って観た私が悪い、前提のレビューです。


    これが2015年作のCGか? モフモフは鋼鉄か?
    旧アニメにあった葛藤やノスタルジーをディズニーライクに換骨奪胎した意味は??あのガンバの味をどこへ??? 90分しかないという制約もあるのだろうが、それにしてもひどかった。ノロイの死すら曖昧…
    CG頑張りたいならすればいいけど、できないもんで張り合おうとするな。特にガンバなんて名作をよく題材にしたな。お前らがしてること巷でレイプって呼ぶんだぞ。
    海外映画表現の模倣がとにかく嫌だった。日本語さえ吹きかえられているように聞こえるなんて寂しいよ。憧れを模倣することは悪くないけど、劣化させるのはやめてくれ。ガンバは…
    ごめんなさい、原作と旧アニメの容赦ないストーリー展開に胸熱、色々なことを考えさせられ、こみ上げる想いで泣きましたが、この作品は大好きな作品の全てがC級にされているお粗末さにガチで泣きました。

  • 1970年代の人気アニメガンバをリメイクし現代版のCGで蘇らせた作品。日本のアニメの技術力を高め、世界と伍する作品をという思いの込められた作品だ。当時の子供に衝撃とトラウマを与えたイタチのノロイを野村萬斎が声優として参加、恐怖感はそのままに、リアリティが出ている。ストーリーは、海を目指したガンバ、そこで出会った船乗りネズミたちと共にノロイを倒す旅に出る。最終決戦で島に追い込まれたガンバたちは、ガンバを囮に離島へ渡る作戦を決行。最後はノロイとガンバが大波によって海中に沈んでしまう。大人でもギョッとするような絵に引き込まれる良作。
    リアリティのある画質が、当時のモフモフ感を失ってしまったとの批判もある本作は、興行収入が3億円とやや沈んだ感はある。日本のアニメはここまでかと思いきや、細田作品の君の名はや未来のミライなど素敵な作品につながっていく。

  • 初っぱなスカイツリーが出てきて、そんなに新しかったのか、、

  • 劇場版旧作の印象が強いので、このリメイクは良くも悪くもお子様向けだったなという印象。綺麗で洗練された映像は迫力満点、イタチ軍団のコミカルな踊りや緊張感たっぷりの海での決戦に惹き込まれ飽きない。悲しいシーンは極力残酷にならないように配慮が伺えた。ラストの潮路の活躍も含めて、これも時代の流れの変化なのだろう。
    でもやっぱり、ノロイの恐ろしさと決着のつけ方は旧作の方に軍配。あのしぶとさがノロイの恐怖なんだよねぇ。声の萬斎さんも悪くなかったが、圧倒的なゾクゾクする恐ろしさに欠ける。3歳4ヶ月の息子も普通に観ていた。

  • だいたいは良い感じ。
    ノロイはもっとこわくなくちゃ。

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