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感想・レビュー・書評
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手足を使って数を数えだしたことにより、発生した数の概念。それを高度に抽象化したことで数学が始まった。つまり身体から始まった数学が、その身体を離れ・・・という話。これは実に面白い。数学だけやっている人間からは絶対に出てこないような発想で、著者の経歴を調べてみると、文系起源の数学屋さんなのである。やはり、世の中が進んでくるとハイブリットが面白いんだなー。
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・自然数1,2,3…は本当に自然なのか
・古代ギリシャの幾何学(証明のための数学)とインドの計算(実用のための数学)がアッバース朝ペルシャで出会い発展
・数学は数学そのものを記述するための学問へ
・10進法は人間の指が10本であることから。数字そのものに10進法である必然性はない。
・数直線を左から右に書くのは人間の都合
・コンピュータの原型を作ったチューリング…計算という人間の心の動きを機械に置き換える挑戦
・大学を離れ農業をしながら世界的な論文を書いた岡潔