TEAM OF TEAMS <チーム・オブ・チームズ> [Kindle]

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  • 日経BP社 (2016年4月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (297ページ)

TEAM OF TEAMS <チーム・オブ・チームズ>の感想・レビュー・書評

  • 本著の一貫したメッセージは、複雑化した現場における今の世界で必要なのは効率化ではなく適応化であるということ。

    透明性の高い情報共有(いわゆる「意識の共有」)と決定権の分散化(「実行権限の付与」)という方針のもとに、群を根底から構造改革したのである。no.458

    テイラー「(科学的管理という)原則は、家庭の管理、農場の管理、大小ビジネスの管理、教会や慈善事業、大学、さらには官公庁に至るまで、あらゆる社会活動に対して当てはまり、どんな活動にも同じだけの効力を持つ。no.1084

    科学者のブライアン・ウォーカーと作家のデビッド・ソルトはレジリエンスをこう定義している。「あるシステムが混乱を吸収し、なお基礎的な機能と構造を保持する能力」。no.1859

    「実行権限の付与(empowered execution)」no.5046

  • 【複雑化する世界で戦うための新原則】

    A.「効率性」の追求 ―― 最小限の資源や時間で最大限のものを得ることは、かつては称賛された。だが、現代社会で有効なのは、常に変化する環境に適応できる能力である。

    B.世界は多くの点でますます予測不可能になっている。こうした予測不可能な状態は、テクノロジーの進歩により、構成要素間の相互作用の数が劇的に増えたために起きている。このような「複雑さ」が、効率性に基づく組織にとっては妨げになる。この変化こそ、特任部隊が失敗した原因であった。

    C.予測という点では、ビッグデータも救いの神にはならない。大量のデータは、現象がいかにして起こったかを説明するには役立つが、いつ、どこで起きるのかは教えてくれない。

    D.複雑な環境では、「レジリエンス」(復元力)が物を言う。
    ・レジリエンスとは、「あるシステムが混乱を吸収し、なお基礎的な機能と構造を保持する能力」のことである。
    ・レジリエンスは、多くの分野に適用できる。そのカギは、予測すること から再構成することに焦点を移すことにある。想定外の出来事を乗り切って、そこから利益を得るようなシステムの構築に力を注ぐことで、不安定さに打ち勝てる。

    E.難解なものは多くのパーツから構成されていても、それらのパーツは比較的単純な形でつながっている。1 つの歯車が回ると、次の歯車が同じように回り、それがずっと続いていくようなものだ。

    F.スピードアップと相互依存性の強化で、環境は複雑さを増し、予測不可能な状況になっていく。以前に比べ、同じ時間の枠内で同じ行動をしてもその結果にははるかに多くの可能性が存在する。

    G.2013 年にAP 通信のツイッターのアカウントを乗っ取ったハッカーが、ホワイトハウスで2 発の爆弾が爆発してオバマ大統領が負傷したと書き込んだ。すると、ダウ平均株価は143 ポイントの下げを記録し、株式市場全体がパニックに陥った。そのツイートは発見後すぐに削除されたが、それがほんの一瞬インターネット上に現れただけで人間の衝動的な行動と、市場のあらゆるところで
    使われている高頻度取引のアルゴリズムを作動させるのには十分な時間だった。

    H.大量のデータは、複雑な現象がいかに起こったか を説明するには役立つかもしれないが、それがいつ 、どこで起きるのかは教えてくれない。

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