言ってはいけない―残酷すぎる真実―(新潮新書) [Kindle]

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著者 : 橘玲
  • 新潮社 (2016年4月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍

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言ってはいけない―残酷すぎる真実―(新潮新書)の感想・レビュー・書評

  • 何だったかの本で佐藤優の書評を読んで、そこに紹介されていた「6歳で数ヶ国語をあやつり、11歳で Harvard 大学に入学した神童」のエピソードが衝撃的だったので、買ってみた(佐藤優と違って、ネタバレはしないでおく)。しかし、面白かったのはそのエピソードくらいで、あとはちょっと物珍しい社会学の言質を雑多に取り集めただけという印象。

    前半こそ、行動遺伝学とやらの知見をきちんと統計的に正しく処理された(著者も「擬似相関を排した」と明確に書いている)データに基づいて説明していたものの、後半に行くにしたがって非科学的になり、擬似相関どころか、統計的に有意かどうかも判らない相関に基づいて議論を展開している箇所が目立つ。あとがきに至っては、無茶苦茶だ。ちょっと幅を広げ過ぎたんじゃないかなぁ。

    もっとも朝日新聞が『ひとが嫌がるようなことをする表現の自由はない』と書いたことに反発して、とにかく常識に反するような学説を片っぱしから集めて書いてみた、というレベルの本らしいので、まあ、どっちもどっちだ。

  • 思っていても言えないことをズバズバ書いてあったが、目新しさはなかった。

  • 「言ってはいけない 残酷すぎる真実」橘怜

    ---------------------------
    この社会にはきれいごとがあふれている。人間は平等で、努力は報われ、見た目は大した問題ではない―だが、それらは絵空事だ。進化論、遺伝学、脳科学の最新知見から、人気作家が明かす「残酷すぎる真実」。読者諸氏、口に出せない、この不愉快な現実を直視せよ。
    「BOOK」データベースより
    ---------------------------

    冒頭から「この本は読むと不愉快になるよ」と記載されてまして、『えー、そんなことあるー?』と思いながら読みました。

    うん。
    うむ。

    とても興味深くて面白いし、知識として「へぇぇそうだったのかー」と思ったところもすごく多かったんだけど、読み終わった今、心がとてもザワザワ、フワフワしている。。。
    確かに、爽やかな読後感ではないな。

    心がザワザワしてる理由は、
    なんていうか、今がいいとは思えないけど、かといって、この言っちゃいけない事柄を大っぴらに社会のまな板に載せたとしても、現状の「タブーはタブーとして伏せとく」以上の最適解を、私は考えられなかったからです。

    この本では統計や確率的な話をベースに、
    ・頭の良し悪しは遺伝する
    ・犯罪者の子は犯罪者になる
    ・精神的な部分も遺伝する
    など、現実ではぼやかしてきてることに切り込んでいます。
    こういう事実は、差別やいじめの原因になりやすいし、努力を無意味化するものでもあるから、安易に社会の常識化はできないわけですよね。

    この、ぼやかしてる部分をつまびらかにしたとして、こういう繊細なデータを正しく偏りなく理解し、キレイな形で使いこなせるほど私たち人類は賢くもないし清らかな精神も持ち合わせてないだろうなぁ、残念ながら。

    統計とか確率とか難しくて、私も読んでてよくわからない箇所があったし、あくまで全体の統計とかパーセンテージとかなので、個人がどういう子を産むかの確率とは別モノなはずだけど、なんか読んでるとそういう点もゴッチャになっちゃって。。。
    数値を正しく読むって私にはむずかしいわ〜〜(´・_・`)

    みんながみんな、分析を数値上の統計だときちんと理解できて、自分の近くの人に対してこの数値を安易に当てはめたり、数値を悪用したりしないならいいけど、現実はそうじゃない。
    育ちや外見で人を見下したり、差別意識みたいなのは誰でももってしまう。
    私だって、腹がたつヤツとか、会話にならない人とかを相手にしてると「この愚か者め!」って心の中で罵ったりすること、ありますしね。そういう悪意に、このデータは簡単にのっかるなー、と。
    だから、人の心に悪意っちゅうもんがある限り、この統計を上手に使うことはできないんじゃないかな、と思いました。


    心がなんだかフワフワする理由は、この本を読んでると自分という存在も結局遺伝子レベルで操作されているんだな、という所在無さを感じたんですよね。
    自分の思考や行動など自分で決めてると思ってるけど、全然違うんだな、と思い知ったというか。。。

    この本では、家庭での教育や親のしつけなどの生育環境は子の成長に大して意味がない、と言っちゃってまして。。
    マジかよ、ってな感じです。

    まぁ色々なデータで説明しとるんですが、たとえば、まったく別々の生育環境で育った一卵性双生児でも、結局同じような人生を歩んだりすることがすごく多いそうなんです。(感想なのでざっくり書いてますが、本の中ではもう少しちゃんとデータで示してます。)
    どんなに素敵な里親で育っていても、遺伝的に犯罪を犯しやすい傾向があれば、双子は同じタイミングで非行に走ったりするし、喫煙するタバコの銘柄まで一緒だったりするし、娘の名前が一緒だったり。。
    なんか、そういうのいっぱい説明されると、私という存在も私の思考... 続きを読む

  • 橘玲さんのこの本は、Amazonの書評を見ると

    かなり厳しい意見も多くどうかと思いましたが、

    内容的にはためになる部分が多く、

    自分にとっては参考になりました。

    数字を並べられて意見を述べられると、

    ふむふむとうなずける点が多いですよ!!

  • 確かにある面で残酷な内容ではありますね。でもすぎるとは言えないような。一般社会、公の場で言えるか言えないか、ということのような気もします。

    データを揃えて今風の言い方で言うと「エビデンスが示されている」というのでしょうか。読み物としてはとても面白いです。ただ知ったからといってどうにもできるものでもありません。事実というのはそういうものだとも思います。

    でも、みんなが言えずにいることを真正面から言う、角度を変えて言う、とにかく言うというのは今のような何においても何がほんとなのか嘘なのかあいまいであるとか、言ったもの勝ちやあげつらいやすいものをとことん攻撃するなどと言う風潮の中では、案外とても大事なことなのかもしれないな、などと考えました。

    私は人に薦めたいほど面白く読みましたが、誰にでも薦められる本ではありませんね。というか薦めたいけど薦めにくい本です。

  • 背が高いと、あぁお母さんも背がないもんねと言われるし、黒人だから運動神経良いとも言われる。ただし、その逆ー背が低いのは親のせい、頭が悪いのは人種のせいーということは世界的にタブーであり、時と場合によっては人種差別とみなされる。
    世の中は都合の良い側面の話のみで語り継がれ、特定の人にとって不都合な内容は差別という言葉で封じられる。そんな場当たり的な発言でなく、リベラルに不都合な面も含めて理解した上で、どう対処すべきか考えるべきではないか、との主張と理解した。

  • 興味深い考察がたくさん出てくるが、全体的に裏付けが甘いというか、簡単すぎる印象がする。もっとテーマを絞ってじっくり立証してほしい。
    遺伝子というプログラムを持って生まれてきたという点については、ドーキンスの著書を読んだ方がしっくりくる。

    メモ
    -知能やこころの遺伝、プラス子育て(共有関係)ではなく(友人)非共有関係でわたしが形成される。
    -人種によって知能は平等ではない、それを差別たらしめているのは、知識に特権的価値を与える現在の知識社会。
    -美醜格差 批判する私たち自身が、消費者という形で差別を生んでいる。

  • 遺伝、人種、経済格差、男女、子育て、と幅広い分野にわたる、社会一般的に公言することがタブーとされているようなトピックに係る、科学的論拠と統計の紹介。前者については、諸説あることを前提に書いているのに対して、後者については、もってくるデータに少々偏りがあるようにもみえる。いずれにせよ、トピックとしては面白いものばかりなので、未知の説を知ることや確証バイアスを楽しむには有意義。

  • 自然科学系、それも生き物関係の教育を受けた身として別に意外なことは何も書いてない。

  • 鵜呑みにしてはいけないけれど、××は△△なんだってー!と人に話したいネタばかり。ですが本当にうかつに言ってはいけない内容。ある程度リテラシーのある人にしか言えない。
    セカンドサイテーションが多いかな、まあ研究者ではないからね。本当に真実は残酷。

  • 女は容姿と年収がほぼ比例する。これは分かる。男は容姿の良さはちょっとくらいしか年収に影響しない。ただしドブサイクの年収の低さは歴然としている。とかいろいろ。

  • ネタバレしたくないので内容は書かないけれど、おそらく「正真正銘の真実」が語られていると思う。「残酷すぎる真実」を知ってからと知る前とでは考え方に違いが顕著に表れるようで、つい目の前の事象がそういった「真実」を含んだものなのかどうか確認したくなる。確かめる術はないけれど、表面に見えている部分だけを信じて判断を下したりはしない。想像力を駆使して新たな切り口でもって「真実」にたどり着こうともがくようになった。毎日平凡に見える私の生活にもいつか「残酷すぎる真実」が見えてしまうような気がする。

  • 遺伝というものが、動かしようもなく、その人の全てに影響を与えていて、それがその人の評価などに差別的にまで関わってくるということを、その残酷な真実について書かれています。それはもう、努力などというものではどうしようもないというものであるということ。ただ、それを知った上での社会にしていかないと、人は不幸のままだということ。何が人の人生に影響を与えているのかについて、思い込みを捨てて、しっかりと学ぶ必要性を感じました。
    裏付けをしっかりと取った内容であり、それを踏まえてしっかりと書かれていますので、このような内容の海外の著者の本を読んでいるような錯覚を感じながら読みました。このような本を書く人が日本にもいたのだと、感慨深く読ませていただきました。

  • 遺伝やヒトの生態についてよくまとめられている。ただし、子育て無用論はやや飛躍しすぎか。環境を整えるのも子育てのうち。
    女子は女子校に入れるべき。

  • 優秀な遺伝子を持つオスの子供を宿し、献身的に子育てするオスに育てさせる。これがメスの戦略であり、オスはそれを絶えず疑っている。なぜなら他人の子供を育てるのがオスにとって一番のコストの無駄だからである。の他、なるほどと思ってしまうのが多い。遺伝の話も、女性のエクスタシーの話も。いつもの経済の本ではないがタメになる。

  • 教科書にかけないネタが満載で面白い。
    特に教育に関する話は参考になった。
    まぁ批判的に読まないとただのゴシップ本になってしまうので、読者次第で良書にも悪書にもなる。

  • 遺伝の影響 2016.8

  • 鵜呑みにしてはいけない。けれども腑に落ちる点が多々あるのも事実、まあ性格の悪い本ではある。性格の悪くない人は読んだら嫌な気持ちになるだろうが、自分はほうほうなるほど、そうだよなーと色々納得してしまったのでやっぱり性格がわ・・・

  • 元データまでみれてないけど、エビデンスを基にした展開は説得力があった。過去振り返っても周囲みてても思い当たることは多い。

  • 橘玲の本ということなので、内容を疑うわけではないが、全部が真実なのだろうか。統計的な読み誤りが本当にないのか、幾分疑問が残る部分もあるが、タブーに切り込んでいるという意味では面白いし、書くのに勇気の要る内容でもある。

  • 言ってはいけない真実とは何なのか?人生の生誕から男女の違いまで、これまで当たり前や疑問に思っていた事が、どのようにしてなったのか?と興味を持たせてくれる内容です。学術的には知られていた事でも、公に出来ない事情があり、本来とは違う伝えがあったのだろうとも感じさせられました。

  • 性別や人種といった生まれながらにして避けられない因子が知能や興味対象、社会性に影響を与えるといった趣旨の本です。いろいろ説明しているけれど結局、これら因子は影響を与えるか否かどっちなのかよくわかりませんでした。

  • "ひとは幸福になるために生きているけど、幸福になるようにデザインされているわけではない"。そして幸福になれない理由の一つが遺伝によるものと称える。頭脳や病気、犯罪、貧困など遺伝による影響を様々な研究結果とともに解説している。

  • 読み物として面白い。残酷な真実というほど残酷ではないにしろ、テレビなどのメディアでは語られないようなことが書かれてあります。少し社会の裏を垣間見ることができますよ。

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