SFマガジン 2016年 08 月号 [雑誌]

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  • 早川書房 (2016年6月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・雑誌 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 4910019750864

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SFマガジン 2016年 08 月号 [雑誌]の感想・レビュー・書評

  • "「五階で、必ず女が乗ろうとしてくるけど、乗せちゃだめなの」
    なにそれ怖い。
    一階、三階、八階、開いては閉じるドアの隙間から覗く雑居ビルの廊下が、スライドショーのように入れ替わる。二階、七階、十階。ちらつく蛍光灯の下、磨りガラス入りの扉が引き開けられて、女物の靴先が廊下に出てくる。背を向けて歩いていく背広の男が、足を止めてこちらを振り返ろうとする。寸前でエレベーターのドアが閉まり、廊下の情景を断ち切る。
    次第に私は異常に気付き始めた。限られた階数を行き来しているはずなのに、同じ光景を一度たりとも見ていない。ドアが開くたびに、見覚えのない廊下が目の前に延びている。"[p.347_裏世界ピクニック]

    「あしたの記憶装置 第11回」やくしまるえつこ
    「マグナス・リドルフのおみやげ」石黒正数
    「裏世界ピクニック くねくねハンティング」宮澤伊織

  • ハヤカワ・SF・シリーズの総解説。3000番台の古い作品と5000番台の新☆ハヤカワ・SF・シリーズの紹介だ。ただし文庫化されているものは省かれている。ということで、私は古い3000番台の作品は読んだことがない。恐らくこれからも読むことはないだろう。文庫化されない限りは。もちろん資料的価値はあるので、手元に置いておくことに越したことはない。

    川端裕人さんの連載「青い海の宇宙港」がとうとう最終回となった。最後のロケットが飛んでいくシーンは感動もの。そしてロケットは発射して終わりではなく、それからの物語の方が重要であることに気づかせてくれる。子供だった彼ら彼女らが立派な青年になるのも微笑ましい。良い作品だ。他には、伏見完さんの読み切り「あるいは呼吸する墓標」が面白かった。

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