手書きの戦略論 「人を動かす」7つのコミュニケーション戦略 [Kindle]

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  • 宣伝会議
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  • コミュニケーション戦略を7つの層で構成されているものと仮定し、
    その層ごとに詳しく解説されている。
    旧来の一方向の宣伝が、いかにしてブランディングなどの進化を辿ってきたか。
    ITにより双方向化が急激に進んだ現在はどこへむかっているのか。
    リタゲやリフティングといった比較的新しいものにも触れつつ
    広告という世界観でコミュニケーションがどう変遷し進化していったのかがよくわかる。

  • コミュニケーション=人を動かすこと
    ①ポジショニング論=違い。競合と違った位置付けをとる。
    カテゴリーメイク型よりオーバーテイク型が多い。成熟した市場では客のニーズは絞られ、そう簡単に新しい価値軸は打ち立てられませんから、既存の価値の中でベターな選択に見せる戦いをするのがスタンダード。

    ②ブランド論=らしさ。ブランドらしさを記憶に残す。
    大切なのはインパクトと腹落ちと反復。
    ※入ってきた情報の中で特に注意が向けられたものだけが、まず短期記憶に送られる。その中から、既に長期記憶に入っている知識によって意味付けされれば、長期記憶に残れる。また短期記憶を繰り返すうちに覚えることもある(他の90%は15秒で忘れる)。長期記憶は、意味記憶、エピソード記憶、手続き記憶に分かれる。エピソード記憶は時間とともに意味記憶になっていく。

    ③アカウントプランニング論=深層心理。隠された本音を探り当て動機付ける。
    クリエイティブブリーフに落とし込む。

    ④ダイレクト論=反応。直接的な反応を受け止めながら長期的な関係をつくる。

    ⑤IMC論=接点。複数の接点を繋ぎ最適なメッセージや施策を出し分ける。
    パーチェスファネルから、カスタマージャーニーや真実の瞬間が主流に。

    ⑥エンゲージメント論=関与。共感しあう関係をつくる。
    ⑦口コミ論=人づて。

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