- Amazon.co.jp ・電子書籍 (170ページ)
感想・レビュー・書評
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ページの半分が漫画。短い時間で読み終えてしまう分、なかなか心に残る。
若き頃は夢を持っていたが、生活するために仕事にズルズルと時間を費やして、気づけばそれなりの年齢。仕事が楽しくないことはない。人間関係もそこそこ。だけど、将来を考えれば憂鬱になるし、今の仕事を続けることにわだかまりもある。
なんとなく仕事をしている人ならよくある悩み。自分が望んでいない仕事に対して、どんな距離で接するべきなのか。
本書が語るのは、「仕事は楽しいかね?」と問われる前に、とにかく前向きに仕事に没頭してしまえ、と。そして、仕事を通じて昨日とは違う自分になっていこう。仕事のおかげで自分を変えることができれば、それは幸せだ。
「人はしたくもない仕事をしながら、それを失うことを恐れている」というのは名言だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「したくもない仕事をし、同時にそれを失うことを恐れている」
いろんな人に当てはまりますね。
食べるために働くという人はみんなかもしれません。
BIが導入されたらやりたい仕事に変わる人と働かない人に分かれるんでしょうか。
まあこの本を読む人は前者と思います。
「試すことを続けて毎日違う自分になる」
「あらゆるところに転がっている偶然を仕事に取り入れる。」
「いろいろ試して起きている偶然に気がつき、新しいことを始める。」
偶然は待ってるだけではダメなんですよね。
能動的に偶然を起こすことができたら。
この本を読んでとにかく計画よりも行動やなと思えました。 -
★失敗は「宇宙からの贈り物」
「仕事は楽しいかね?」の漫画、ストーリー仕立てとなっています。途中で解釈も挟んでいるのでとても読みやすく初心者入門としてもってこいです!
■「思いつき」と「偶然の出来事」は異母兄弟
・「偶然」は普段の仕事の周りに転がっている
★気づけるかがポイント
気づける回数を増やすためにも「知識」を身につけよう
知ってさえいれば「偶然」にも気がつきやすい
■毎日、違う自分になろう
→どうやってやればいいの?
・試すことをひたすら続けよう
・毎日、自分をアップデートしよう
■同じように見えている風景は、実は変化に富んでいる
→同じように見えているのは、自分が「同じように」見えているにすぎないだけ
★「一見関係なさそうなこと」に目を向けてみよう
「偶然」はありとあらゆるところに転がっている
■退屈な毎日から抜け出す
・人は「違うモノ」になって初めて「より良く」なれる
・「変わる」には何度でも「試す」しかない
・失敗を恐れず挑戦し続けよう!
→挑戦し続ける限り単調で退屈な毎日は訪れない -
主人公の境遇が自分と重なり、あっという間に読み終えました。
変化を恐れず、試してみること。
偶然を見逃さないように、アンテナを張って生きていきたいと思いました。
仕事だけでなく、人生においても役立ちそうです! -
よい
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社会人生活を1年弱終えました。
昨年度仕事をしながら抱いた気持ちの整理に役立つ本でした。
絶えず変えていくこと、変化を恐れないこと、まずは試してみること!
仕事以外にも、生き方に対する考え方にも応用できます。初心を忘れてしまったときやマンネリ化した時にまた読みたいと思いました。 -
人は変わることで良くなる。新しいことに日々挑戦する。夢見てた仕事についても、変わらない日々では満たされない。
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もし今あなたが成功してないとしたら、その原因はなんだろうか。
計画が悪かった? 努力が足りなかった?
本当にそうだろうか。
成功した人の多くは、実は人生の途中で目標を変えている。
例えば黒澤明は元々画家を目指していたし、ハリー・ポッターの作者のJ・K・ローリングは教師だった。
また革新的な商品には、偶然生まれたものも多い。
ポスト・イットや、コカ・コーラが有名だ。
つまり世の中というのは、計画通りに努力すれば成功するほど甘くはない、ということだ。
むしろ道から外れた所にこそ、多くの学びが潜んでいる。
つまり成功のために必要なのは、ただ「試す」回数を増やすことだ。
もちろん運だけで全て上手く行くことは難しい。
成功の確率を上げるには、適切な努力も必要だろう。
だがどんなに確率の有利なコイン投げでも、まずコインを投げてみなければ始まらない。
コイン投げに成功する人は、まず多くコインを投げていることを忘れてはならない。
目標を立てることは悪いことではないが、目標に縛られてしまうことは愚かだ。
我々は「たまたま上手くいく」ことや「まぐれ当たり」を大切すべきである。
では「試したいこと」を思いついたら、いつ試すべきか?
もちろん今だ。
この場で、今すぐ。
世の中は、あなたの準備が整うまで待っていてくれはしない。
「最適な機会」なんて、この世にありはしないのだ。
リスク? もちろんある。
試した事のほとんどは上手くいかず、一笑に付されるだけだけだろう。
だが、それがどれほどの痛手だというのか。
個人がその場で思いついたことのリスクなど、無いに等しい。
ならば、積極的にどんどん試していったほうがいい。
もし一か八かの賭けをしないなら、チャンスなど一つもないだろう。
だが逆に偶然の機会を増やしていったなら、偶然はあなたの味方になってくれる。
本書は、デイル・ドーテン著のベストセラー「仕事は楽しいかね?」のマンガ版である。
ストーリーに変更は加えられているが、原作が持つエッセンスやテーマは変わっていない。
それはすなわち、試すのは成功への近道であり、何より楽しいということ。
もし毎日の仕事を単調でつまらないと感じているなら、何かを変えてみようということ。
そしてその気になって探せば、偶然の機会はいくらでも転がっている、ということ。
自分はこの本を読んで、自分がいかに「試してないか」に気付かされた。
大したリスクもないのに、ただ傷つくことを恐れて、である。
本書を象徴する言葉「試してみることに失敗はない」には、実にたくさんの勇気をもらった。
これからは、自分も試すことを楽しめるようになりたい。
人生を変える力を持つ、素晴らしい一冊だった。