ビッグ・アイズ [DVD]

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監督 : ティム・バートン 
出演 : エイミー・アダムス  クリストフ・ヴァルツ  ダニー・ヒューストン  ジェイソン・シュワルツマン  テレンス・スタンプ 
制作 : ダニー・エルフマン  スコット・アレクサンダー  ラリー・カラゼウスキー 
  • ギャガ (2016年7月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4589921402811

ビッグ・アイズ [DVD]の感想・レビュー・書評

  • 才能の無さを突き付けられるのはキツイことだし、ウォルターの気持ちもちょっと分かるかも…と初めは思っていたけど、想像してたよりもっともっとひどい男だった…
    どっちが本物の作者か、なんて争いになったら勝てるはずがないのに、それでも嘘をつき続ける姿は病的で怖くなった。。。

  • 数奇な絵描きの半生。

    マーガレットは男性優位なその時代には珍しく自ら家を出てシングルマザーとして旅立った。その大胆な行動とは裏腹に、作中の彼女の様子はいかにもひ弱そうで頼りない。しかし一貫として、彼女はだたか弱いだけではないことが知れる。ひとつの嘘を、嘘として認めながら執拗に絵を描き続けることができる情熱、ある意味の意固地さ、そして変化を恐れない柔軟性。女性がか弱い、という一般通念を見事に否定しむる生き様だ。
    作品名にも出てくるビックアイズと呼ばれる作品たちは、その瞳の大きさから静かな
    激しさをもって訴えかけてくる。ウォルターが引用したマーガレットの言葉の通り、はじめはすべて娘がモデルをしていたことから、慈しみと同時に、寡黙に共に生きている娘にある種の恐怖を感じていたからかもしれない。母として強かであろうとするなかで、マーガレットの中にある弱さを見透かされていることを、ひしひしと感じ取っていたかのようである。

    マーガレットはずっと薄暗い部屋にこもりっきりでウォルターに命じられるままに絵を描き続けていた。あるときウォルターの思いつきで万博に出展することになるが、元より他の絵描きには不評だったことから、それを下げられることになる。ウォルターはマーガレットの作品が評価されないことは我慢ならない。それもそのはずで、彼が価値があると依存して強奪し続けてきたものだったからだ。マーガレット自身もその批評は衝撃だったことだろう。でもそれよりも、彼女はウォルターのように反論に終始することはないとも思った。むしろ、「なぜ」という純粋な疑問を呈するだけだ。彼女にとっては子供同然に価値あるものだが、それと同時に彼女自身はビックアイズが彼女の作品の全てではないことを知っている。しかしウォルターにはビックアイズしかない。マーガレットに近付いたキッカケすらも、ウォルターは人から奪うしか知らないからだ。ウォルターは手のひらを返すようにマーガレットをなじる。お前があんな作品程度のものしか作れないから、と。彼にとってはビックアイズすらもただの道具でしかないのだ。マーガレット本人すらも、作品を作り出す道具にしかならない。ちなみにこの言質は典型的なモラハラ男の言動だ。

    夫であるウォルターのほうがよほど浅ましく愚かで醜悪でありながら、何よりも滑稽に表現されていた。それが最も印象的だったのは最後の裁判のシーン。ひとの人生を狂わせていく強力で変えがたいと思われたものは、実はあまりにお粗末な理由であったことの肩透かし感は、変化球ではあるもののカタルシスを与える。それでいてそれだけで終わらせないのは、二度繰り返されたように、画家として生きたかったことはもしかしたら、彼の本来の夢であることには変わりないかもしれない。けれど彼は決定的に手法を誤ってしまった。自ら掴み取るのではなく、他人から盗むしか出来なかったのである。

    最後には彼女はやっと自らの子供を認めることができた。それは本来の彼女を取り戻すことだった。
    これはノンフィクションの物語らしい。いかにクリエイティブなものが、芸術と商品の矛盾性をもつのか如実に表している。数奇でありながら、クリエイターたちが等しく共通に衝突する通念のような矛盾を凝縮したような映画だった。

  • アイミーアダムスの目が本当にきれい。嘘みたいだけど本当の話なんですね。

  • 実話に基づくお話とのこと。

    ティムバートン感がほとんどなく
    ちょっぴり寂しかった。

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