A Moon Shaped Pool[輸入盤CD](XLCD790)

アーティスト : Radiohead  レディオヘッド 
  • XL Recordings
4.10
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本棚登録 : 50
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 0760644590274

感想・レビュー・書評

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  • 今更感は相当あるけど、改めて好きな作品だ。
    聴き始めた頃は、何だか重みに欠けている気がして物足りなく感じてたけれど、繰り返し聴くうちに、その「重みのなさ」が逆に気持ち良くなってきた。

    これまでのレディオヘッドの作品では、世界や時代の状況を青写真のように音と言葉で切り取ってみせ、音楽シーンの「次の一手」を提示することがつねに求められてきた。そして驚くべきことに、彼らはそうした聴き手の要求に見事に応え続けてきたのでもある。それがレディオヘッドの音楽にある種の「重み」を付与してきたと言える。

    しかしそれは、いつしか「重荷」となってはいなかっただろうか。
    今作では、まるで憑き物が落ちたかのように、そうした「重荷」から自由になっている。軽やかに音が舞っている。ひたすら気持ちがいい。こんなレディオヘッドは初めて。

  • 半開きの片目。覚束ない奇妙な歩き方。
    お世辞でも決して気持ち良いと言えない不安を呼ぶ顔。もう職質レベル。DaydreamingのMVをヘビロテ。レディへとPTAの食べ合わせに浮かばれた輩。
    鬱を帯びた輪郭の奇妙さと、王道のPTA光彩に安楽と刹那を覚え、呼吸が深くなり、
    それらが、空虚を埋めるなんて。

    ノブに手を伸ばして「扉」を開き、歩き続けるという構え。歩いてる、歩き続けてる。

    彼にもあった居場所が、扉の無い、真っ白なとこ。それでなくとも焚き火のエロさと、燃える焚き火の炎の前に横たわる喪失を覚えた顔、逆再生の声。

    死ぬまで生き続ける透明な強い目との邂逅に心が掴まれ、点滴するみたいに、ゆっくりポタポタ、見て聴く。
    サマソニ、weezerって決めてたけど心変わりしそう。

  • 4年ぶり9枚目のアルバム。もはやオリンピック。

    01. Burn The Witch
    02. Daydreaming
    03. Decks Dark
    04. Desert Island Disk
    05. Ful Stop
    06. Glass Eyes
    07. Identikit
    08. The Numbers
    09. Present Tense
    10. Tinker Tailor Soldier Sailor Rich Man Poor Man Beggar Man Thief
    11. True Love Waits

  • radioheadは高校・大学時代に最も聴いたバンドの一つだが、いつからか、特に家族ができてからは、リビングでかける音楽でも無いし、そもそも自分自身が欲していない状態だったのか、遠ざかっていた。

    この間、BookoffでこのCDが500円で売っていたので試しに買って聴いてみた。やはりリビングでかける音楽ではなかったけれども、様々な要素が組み合わさって、もう何者でもなくなったかのような美しいサウンドプロダクション、老いて細くなったトムヨークの声、身も蓋もない言い方をすると、まるでシングルのB面の曲のような起伏の乏しいメロディ、それらが組み合わせって今の自分に凄く寄り添う感じがした。こういう同世代的なバンドがいるというのは幸せな事だな、と感じた。

  • 今までのRADIOHEADがあったからこそ完成した一作。まさに集大成。

  • サマソニ2016で観てきました!

    前半はこのアルバムの1曲めから順番に演奏するという流れでしたが、やはりDaydreamingの美しさにうっとり。。。超満員のマリンステージも観客は静寂に包まれて音楽だけが美しく鳴っていました。
    堪らなかったですね。
    (アンコールで普通にcreepやってくれました。)

    アルバム自体も凄く好みです。
    もちろん、例えば2+2=5が聴きたい方には合わないとは思いますが、、ダウナーで美しいサウンドスケープにハマり込みたい方には本当にオススメです。

    あと、ラストはあのTrue Love Waitsです。

  • なんだかまわりでとにかくいい!と評判の新譜を同僚より拝借。探せばまわりで何人も持っている模様。わくわくしながら聴きはじめました♪

  • 通算9作目の新作。リリースの度に音の変容に驚かされるが今回もミニマル・ミュージックの要素を取り入れ、ストリングスを含めたアレンジで新たなロックを構築している。間違いなく2016年を代表するアルバム。

  • james blakeとかレッチリとかと一緒に買ったんだけど、これが一番好き。ほんとに好きなベテランバンドの新譜ってのは難しいんだけど、予測を心地よく裏切ってくれないともう聞く価値がないという。でもこの人たちはほんとすごい。summer sonic行きたいなー。

  • 久々の新譜と意気込んで聴いたが、何というか驚きが薄く、嚙みしめる肉の少ない味がした。

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