科学の発見 (文春e-book) [Kindle]

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制作 : 赤根洋子 
  • 文藝春秋 (2016年5月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (439ページ)

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科学の発見 (文春e-book)の感想・レビュー・書評

  • ウィッグ史観(ホイッグ史観)上等の立場で、科学史を解説。科学とは何かという著者の立場から、アルキメデスやデカルトらをめった切り。ケプラーやガリレオらによる科学革命はあったという立場で、それ以降とそれ以前で科学は全く異なるものとなったとしている。比較的平易で読みやすい。
    科学が今日あるように昔もそうだったのだろうと、何となく思い込んでいたが、まったくそうではなかったということがよくわかった。万物の根源は水であると古代ギリシャのタレスはいったが、確かに今日の科学者であれば、その仮説の真偽を実験によって確かめようとするだろう。しかし、タレスはそうしようとは考えなかった。その時点でタレスは哲学者ではあっても、今日的な意味での科学者ではなかった。
    だとすれば、現在の科学に対する捉え方が未来永劫そうであるという保証はなく、何千年か後にはまったく違うものになっているかもしれないとも感じた。それがどんなものかは凡百の身には知るすべがなさそうだが。

  • アリストテレスとニュートンは星の動きを説明する、という点では同じだが、前者は科学的ではない。科学的とはどういうことかについて、主に天文学の歴史を通して説明していく。どれだけ理論が真実に迫っていても、観察や実験によって正当化をしなくては科学的とは言えない。

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