不平等との闘い ルソーからピケティまで (文春新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 経済学史でピケティがどんな位置づけになるのかわかったので、頭のなかが整理できました。僕のように90年代に経済学を勉強してそれっきりの人にオススメです。僕らは価値判断に踏み込むなって気持ちが強いから、どうも格差問題にニブチンなんだよね。

  •  ピケティを理解するための、思想も跨いだ歴史的流れの補助線を引いてくれたように思う。
     「生産と分配」を軸にした解説は、なぜこれまで分配が重視されてこなかったかの一面を教えてくれる。
     経済学から思想・哲学がパージされてきたが、今また両者の融合が模索されているのかもしれない。どのような世界を望むのか。もっと考えていこう。
     (ところで、インフレーションの説明箇所で少し気になったかも。ピケティはインフレーションの負の側面にも触れていたと思うのだけども…)

  • 【不平等は悪なのか? 二六〇年の経済学史を追う】なぜ不平等は生まれるのか? どうすれば平等に近づけるか? 経済学者たちが問い続けてきた二六〇年間の議論が、この一冊で分かる!

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著者プロフィール

1963年、東京都生まれ。一橋大学社会学部卒業。東京大学大学院経済研究科博士課程単位取得退学。岡山大学経済学部助教授を経て、現在、明治学院大学社会学部教授。 専門は、社会哲学。 著書に、『経済学という教養』(東洋経済新報社、増補版/ちくま文庫)、『「資本」論』(ちくま新書)、『「公共性」論』(NTT出版)、『社会学入門』(NHKブックス)『不平等との闘い』(文春新書)、『宇宙倫理学入門』(ナカニシヤ出版)、『政治の理論』(中公叢書)など多数。

「2018年 『「新自由主義」の妖怪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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