【Amazon.co.jp限定】ヘイトフル・エイト コレクターズ・エディション [DVD]

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監督 : クエンティン・タランティーノ 
出演 : サミュエル・L・ジャクソン  カート・ラッセル  ジェニファー・ジェイソン・リー  ウォルトン・ゴギンズ  デミアン・ビチル 
  • ¥ 11,185 (参考価格 ¥ 4,104)
  • ギャガ (2016年9月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 0000100077124

【Amazon.co.jp限定】ヘイトフル・エイト コレクターズ・エディション [DVD]の感想・レビュー・書評

  • 史実に映画で復讐するという「イングロリアス・バスターズ」「ジャンゴ繋がれざる者」では、フィクションの力を信じられた。
    「イングロ」では渦巻く差別への憎しみがあったから。「ジャンゴ」にはヒーローがいたから。勧善懲悪ともいえる。
    それに比べて本作では、悪人ばかり。誰にも肩入れできないし、誰の言葉も信じられない。
    フィクションへの信用もできず、作中の嘘は宙吊りのまま。
    フィクション論としては一歩先に進んだともいえるし、だからこそすっきりしないともいえる。

    漫☆画太郎ばりのスラップスティックな吐血、どつき、など唇の端を歪めて笑うような場面はあったが、後味は最悪だ。
    女性への優しさはない。女性が秘めている優しさも存在しない。
    黒人は気のいい人ではない。陽気でもない。
    カウボーイは素朴ではなく、英国人は紳士じゃない。
    殺しに躊躇いもない。
    つまり映画内で暗黙裡に共有されているルールがすべて破壊されているからだ。

    密室の殺人事件、とか、誰が生き残る、とかわかりやすい宣伝文句は、仕方なくつけられたものに過ぎず、
    ただただ疑いと裏切りと暴力が続き、関係性は突如陰惨に崩壊する。
    残酷絵巻というのがいいかと。

    作中でも語られる通り、北部での奴隷解放、南部での黒人メキシコ人差別にまつわる認識は、南北戦争が終結しても終わらない。
    今現在でもまったく終わりが見えていないアメリカの縮図でもある。

    「荒野の用心棒」よりは「遊星からの物体X」。

    本場の劇場でロードショーを鑑賞したわけではないので、リッチな映画体験というわけにはいかないが、
    一時間たっぷり使って北部南部のにらみ合い、一時間たっぷり使って疑り合い、その積み重ねが急展開を齎す、という鑑賞は、内容的に十分にリッチだった。
    巻き戻しという「パルプ・フィクション」的仕掛けもあり、疑り合いという「レザボア・ドッグス」的仕掛けもあるので、彼の総まとめといえなくもないが、
    それにしてはシニカル過ぎてカタルシスがない。
    お馬鹿で楽しくてお洒落な映画を作れない現状が、アメリカ映画のいま、なのかもしれないが。
    願わくはタランティーノにはもっと陽気であってほしい。

  • いやあ長えな。
    しかし面白かったぞ。
    西部劇でミステリーで舞台作品を見ているような感じ。
    セリフ劇というかもう会話だけでも最高である。
    そしてタランティーノっぽさ。
    バーン!
    ブシャー!
    である。
    まさにタランティーノである。
    まあ面白くてメチャクチャであるがそれがタランティーノらしさであるな。
    ただ長い。
    とにかく長い。

  • 思ってた割にブクログの登録数の少なさ。
    なんでだろう?

    カタルシスはないのがカタルシス
    会話劇には未だ馴染めないんだけど、悪びれのない悪党を悪と描いてるものはなんだか痛快。
    全員憎らしい、悪魔の所業の者たち。
    観客はどこに視点をおくのだろう?

  • 観る前は「え?これ、約170分もあるん!?」だったが、観終わってみれば、「え?そんな長かった?」である。
    エグ過ぎて痛快。笑える。
    そして、実際人間ってこんなもんだよね、である。

  • 密室殺人だとおもってた!!せめてレザボアドッグス寄りかと笑。最初っから最後までタランティーノすぎて退屈バイオレンスくそ下品面白いっていうジャンル。

  • 制作年:2015年
    監 督:クエンティン・タランティーノ
    主 演:サミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル、ジェニファー・ジェイソン・リー、ウォルトン・ゴギンズ、デミアン・ビチル、ティム・ロス、マイケル・マドセン、ブルース・ダーン
    時 間:168分
    音 声:英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ


    どこまでも続く白銀の世界。
    北部の元騎兵隊で今は賞金稼ぎのマーキス・ウォーレンが、レッドロックへ運ぶお尋ね者3人の凍った死体を椅子代わりに座っている。
    寒さで馬がやられ、誰かが通りかかり拾ってくれるのを待っているのだ。
    やがて1台の駅馬車がウォーレンの前で停まる。
    馬車の客は、同じく賞金稼ぎのジョン・ルース。
    腕にはめた手錠の先には、連行中のデイジー・ドメルグが繋がれていた。
    1万ドルもの賞金をかけられた重罪犯のその女は、散々殴られた顔で不敵に笑っている。
    迫り来る猛吹雪から避難するため、ルースはレッドロックまでの中継地でうまいコーヒーにシチュー、装飾品から武器まで何でも揃っているミニーの紳士用品店へ向かうという。
    途中、クリス・マニックスが乗り込み、新任保安官だと名乗るが、ルースは彼が黒人殺しで名を馳せる凶悪な南部の略奪団の一員だと知っていた。
    ミニーの店へ着くと、見知らぬメキシコ人・ボブが現れ、母親に会いに行ったミニーの代わりに店番をしていると話す。
    ルースは早速ストーブの上のコーヒーを飲むが、ボブが作ったらしいそれは泥水のようにマズく、自分の手で淹れ直す。
    店には3人の先客が吹雪で閉じ込められていた。
    絞首刑執行人のオズワルド・モブレーは、洗練されているがどこか胡散臭い英国訛りの男。
    カウボーイのジョー・ゲージは、何を考えているかわからず、母親とクリスマスを過ごすために帰る途中だということ以外は一切語らない。そしてサンディ・スミザーズは、大勢の黒人を虐殺した南部の元将軍。
    ルースはこの怪しげな男たちに疑いの目を向けていた。この中にドメルグの仲間がいて奪還するチャンスを待っているのではないか。
    あるいは1万ドルのお宝を横取りしようとしているのではないか…。
    偶然集まった他人同士のはずが、マニックスは父親がヒーローと崇めていたスミザーズとの出会いに感激し、そのスミザーズの息子の謎の死につてウォーレンが何かを知っていた。
    それぞれの過去の糸が複雑にもつれ出した時、コーヒーを飲んだ者が激しく苦しみ、間もなく息絶える。
    夜も更け、外の吹雪はますます激しくなっていく…。

  • タイトルとタランティーノという事で期待しすぎたためか、面白いのに満足出来ずの事態。思いの外、えっマジで!?が少なくなんとな~く想像通りに進み終わっていった。雪面に広がるビビットな血、アニメ的キャラ濃ゆ設定、監督の映画オタクぶり、舞台を観ているような演出には大満足。

  • 久々のタランティーノ節。
    銃撃戦で頭が破裂するのが、
    タランティーノだけど、
    犯人探し的なレザボアっぽい感じがgood。

    女性は嫌いでしょう。

  • 見なければよかった今は後悔している

  • 主ソロかった

  • 雪山に閉じ込められた8人。
    密室殺人。
    だれもが嘘をついている。
    ・・・という予告を見て興味を持ったミステリ好きの人にはあまりお勧めはしません。
    確かに殺人は発生して、伏線も張られてはいますが、全くロジカルな要素はなく、どちらかといえばバイオレンス風味な映画だと思います。

  • ザ・タランティーノって感じ
    長いし会話ばかりだけど楽しいことは楽しい
    おなじみの役者陣も渋くていい
    密室ミステリー的な宣伝はどうかと思ったけど…

  • 南北戦争終結後のアメリカ。猛吹雪にあい、八人の「悪党」がロッジに閉じ込められる。

    北軍の軍服を着た黒人の「賞金稼ぎ」。
    獲物が絞首刑にまるまで見守ることから「吊す男」と呼ばれる賞金稼ぎ。
    青タンを目の回りにこしらえた、「女囚」。
    南軍兵士として黒人を殺してきた父を持つ「保安官」。
    ロッジの留守を預かる「メキシコ人」。
    英国訛りで話す紳士然とした「小柄な男」。
    母親とクリスマスを祝うため旅しているという「カウボーイ」。
    南北戦争では黒人を多数虐殺した「アメリカ連合国将軍」。

    この八人が争う密室ミステリー……とう触れ込みだが、これは宣伝側のミスリード。
    苦肉の策でつけたキャッチコピーが間違っていると思う。
    というのも、ミステリーとしてみたらかなり酷いから。
    主人公のマーキスが推理の根拠として使う情報が観客には開示されていない。
    それに、彼が推理を披露したときはすっきりどころか「そこまでわかってるならもっと早くなんとかしろよ」と思ってしまう。
    密室に「八人」がいるという前提が簡単に崩されるからだ。
    ミステリーとして見たら、完全にルール違反である。
    ついでに言うと「誰が生き残るのか?」も、完全に間違い。
    「この中に一人犯人がいる!」というのも間違い。

    じゃあ勧善懲悪の西部劇か、と言われたらこれも言葉に詰まる。
    カタルシスは、ない。
    正義の味方なんて誰一人いない。
    いくら悪党八人といえど、同情の余地があったり、誤解のせいでそう思われている奴もいるかもしれない、そう思うのが人情ってモンだと思うが、マーキス以下ものの見事にクズしかいない。
    本来なら一応正義側に立ちそうな奴らは、序盤の会話でどれだけクズ野郎か、いやというほどわかる。
    タランティーノの雑談はもはや名物だが、今回は「中身のある」会話ばかりである。
    まともな映画ならラスボスレベルの厳選されたクズ揃いである。
    敵には容赦なくても、差別はしないとか、女には手をあげないとか、そういう部分があるかと思ったら、それもない。
    女がボコスカ執拗に殴られたり、黒人が「ニガー」「黒んぼ」連呼されるのは見ていてきついものがある。
    黒人のマーカスの台詞からは差別に苦しんできたであろう、苦労をうかがわせるものがあるが、それで帳消しにできるほど奴は甘い男じゃない。
    紅一点だからもしかすると良心があるのかも、とにおわせるデイジーも終始一貫してクズである。
    まさに「悪党八人」。タイトルのまんまである。

    こんな悪党を狭いところに閉じ込めるわけだから、さながら毒のある生物を集めて競わせる「蠱毒」状態に陥る。
    そこからは暴力、暴力、憎悪の応酬。
    見終えたあとは呆然としてただただ、虚しい。

    じゃあつまらないかというと、そうではない。
    思い出したのは、山田風太郎の全員死ぬ系忍法帖とか、そのあたり。
    暴力、憎悪って、本当にばかばかしいし、空虚だなあと思えてきた。
    おそらく、監督の狙いはそこだと思う。
    ヘイトはアホだし虚しい。そう考えると、いかにも現代向きの一本だと思えた。
    監督の他の作品とはまたちがうけど、これはありだな。
    やっぱりタランティーノ、ただものじゃないな、と思った。

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