少年探偵団 [Kindle]

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  • 2016年5月17日発売
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感想・レビュー・書評

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  • 読了。
    今となっては、簡単にタネが予想できる展開も、そりゃ無茶だろ、という展開も。
    偉大な作品だと思う。

  • 探偵団バッヂきたー!と思いながら読みました。

  •  一寸法師
    全編、怪しい雰囲気の漂った作品です。
    これは、江戸川乱歩先生の作品すべてに共通したものかもしれません。
    謎の一寸法師。
    少年探偵団の活躍や如何に・・・・・。
    子供の頃に返りました。

     妖怪博士
    少年探偵団の活躍を、日頃から、いまいましく思っていた怪人二十面相は、少年探偵団にお仕置きを試みますが、はたして、どうなりますか・・・・・。
    洞窟での攻防もスリル満点です・
    童心に返ります。

  • 『怪人二十面相』で結成された「少年探偵団」が大活躍するのですが、相変わらず明智探偵と二十面相の駆け引きはお見事です。素直に「これからどうなる?」という好奇心を持って読み進められます。そして明智探偵の「子どもは、うそをつきませんからね。」というセリフが印象的です。少年探偵団を信用して行動を共にしている理由でもあるし、遠回しに大人は嘘をつくと言いたいようにも感じます。
     
    このDNAは明らかに『名探偵コナン』など様々な作品に波及してますね。そんな意味でも『少年探偵団シリーズ』の凄さがわかります。蛇足ですが、私が小学生の時は『マガーク少年探偵団シリーズ』を読み漁りました。これはシャーロック・ホームズの本場イギリスの本ですが、もしかすると江戸川乱歩の影響も受けていたかもしれません。

  • これまた初めて読みました、幼き頃妙な喰わず嫌いがあったかもです。ホームズ、ルパンを読むから、こっちはいいやというやつです。
    まぁその結果でしょうが、この歳になり読むのはちょっと辛いかも。作家もオッサンに読ませるつもりで書いてもいないでしょうし。やはり本との出会いは縁が大事かと。

  • おもしろかった。
    昔の子どもの本って感じで、小学校高学年くらいから読めそう。
    「蟻一匹通さぬ」とか表現もよくてちょっと勉強にもなりそう。

  • 小林君始めとする少年探偵団、明智探偵と二十面相との闘い。乱歩作品は初めて読んだが書き手の絶妙な立ち位置、穏やかに心揺さぶって来る書き方がクセになった。ストーリー自体もどんと覆るような結末があるわけではないにしても最後まで面白かった。終わり方が何とも気にかかった。

  • 全身真っ黒で歯だけが白く「ケタケタ」と鳥のように鳴くなその怪人が現れ、少年探偵団の一人の妹が誘拐される。

    その家では持っている人に不幸をもたらす呪いの宝石があった。活躍する少年探偵団。いざ捕まえてみると犯人は怪人二十面相だった。

    しかし、取り逃がした後は今度は黄金の塔というものを盗むと予告してくる。明智小五郎も加わり追い詰めるが、最後は屋敷ごと爆破し果てる。死体は発見できなかった所に希望がもてますね。

  • 私は、もう少年ではなくなっていた。

  • この小説を読んで"子供騙し"も悪くないなと思った。気球、トンネル、 爆破 などの動きがあってイメージし易い描写が盛り沢山で、もし、子供の頃に読んでいれば、もっともっと夢中になれたと思う。 トリックを丁寧に解説し読者(子供)に「考えてみましょう」と語りかける。推理小説の面白さと読み方を教えてくれる素晴らしい本だ。 "変装の達人"怪人二十面相VS"頭脳明晰の探偵"明智小五郎 という構図が面白い。少年探偵団はなくても小説を作れそうだか、読者(子供)に近い視点を入れるための配慮だろう。
    ただこの作品はシリーズ物の二作目らしいので、怪人二十面相から読むことをお薦めする。

  • 子供向けの作品ではあるが,先の先の先を読むということは見習いたい

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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