会社の中はジレンマだらけ~現場マネジャー「決断」のトレーニング~ (光文社新書) [Kindle]
- 光文社 (2016年4月20日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (197ページ)
感想・レビュー・書評
-
2016年に購入している本なのですが、
ずっと読み切れず、
(サラサラしていて、
ただ目を通しただけになっていまして。苦笑)
今回、やっと読み直しました。
ブクログには「紙の本」がなく、
電子書籍だけの登録でした。泣
・なぜマネジャーに”現場仕事”が増えるのか
・なぜ産休社員への人員補充がないのか
・なぜ「働かないおじさん」の給料が高いのか
・なぜ新規事業のハシゴはすぐ外されるのか
・なぜ転職すると給料が下がるのか
本間さん、中原さんが対話形式で話を展開していきます。
6年以上前の話なので、
時代が変わっているところもあるかな、と思いますが、
今でも充分に通じる話ばかりです。
会社はあくまで業績を上げることが大前提ということ、
役職に就けば上りではなく、
突然プレイヤーに戻されることもあるし、
その時々の評価で給与も変わる、
とても不安定な現実を生きてかなきゃいけないんだよなあ。(遠い目。笑)
あと何年働くかわからないけれど、
学ぶ、知るという気持ちだけは忘れないようにしたい。
ジレンマに陥ったときは、
落ち着いてジレンマを観察して、
理解して、決断する。
そしてリフレクション。
日々忘れがちですが、折を見てページをパラパラとめくりたいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
現代のマネージャーが社内で抱える様々なジレンマについて、その要因と二人の専門家ならどう考えるかを開設した本。
実務の専門家と研究の専門家の双方から出る意見は一読の価値はある。
現代のマネージャーは、プレイングマネジャーが大半。もっというとマネージングプレイヤーですらある。
組織も個人も成果を求められる中で、様々な課題に如何に対応していくのかという点で示唆に富む本である。
下手なハウツー本なんかよりオススメ。 -
なるほど!
丸投げとアサインの違いは「任せてみる」と「任せて」「見る」の違いだと。
私の周りにはPDCAをまわせない丸投げ管理職の多い事。 -
日本企業の曲がり角。
業種は違っても、どこの企業も悩みは似てる。
個々に解決することはできるのだろうか。 -
会社の中で起こる様々な事例について、著者の二人が対談の形式で解決策を考えていくという本。実際の企業で起こりそうな問題点を各種例示した上で、その問題が起こる背景や解決策のヒントがたくさんちりばめられており、会社の中でいろんな問題に悩んでいるマネージャーに取っては、ためになる事例集だと感じた。
各種問題における解決策は状況によっても違うし、人それぞれではあるけれども、著者二人が思う解決策もきちんと明示されており、読者として問題を考える際の補助線になるので良かった。 -
( オンラインコミュニティ「Book Bar for Leaders」内で紹介 )
-
会社ってのはジレンマがあるもの、という前提で述べられている。どこでもそうだろうなぁ、でも、それをどう活かして経験値としていくか、のアイデアをもらった感じの本。
-
ヤフーの本間浩輔氏、東京大学大学総合教育研究センター准教授(本書の発行時点の所属。現在は立教大学経営学部教授)の中原淳氏の対談本です。
職場のマネージメントのあり方について語られています。
お二人とも時代の変化を敏感に察知されていて、これからの仕事や会社の方向性について考えさせられます。
今でも日本の企業は社員をファミリーのような感覚で扱うところが多いし、それが時代に合っていた頃もあったのでしょうが、本書で指摘されているようにビジネスマンの自立性を考えると、これからもそのままというわけにはいかない時代になっていきそうです。
自分自身も会社にしがみつくのではなく、もっと外に出て視野を広げる必要性を感じました。 -
女性の活躍や少子高齢化社会のなかで、日本企業の経営管理の問題点と対案を提言した一冊。
フィードバックの重要性を説いているところがとても印象に残った。