キャロル [Blu-ray]

監督 : トッド・ヘインズ 
出演 : ケイト・ブランシェット  ルーニー・マーラ  カイル・チャンドラー 
  • KADOKAWA / 角川書店
3.84
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988111150103

感想・レビュー・書評

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  • キャロルの女性としての立ち振る舞いが凛として美しかった。
    愛する娘と引き離されそうになっても、自身の芯の部分を貫く、強くしなやかで美しい女性像。
    不幸な立ち位置にいながらも、嘆いてばかりいなかったキャロルに、同じ女性としてとても励まされた。
    強いばかりでなくときには弱さも見せる。
    ケイト・ブランシェットのセレブな雰囲気、知性とセクシーさとかっこよさを兼ね備えた存在感を感じ取るだけでも見る価値があったと思います。

    その相手として、ルーニーも、ぱっつんの前髪がとても可愛らしく、独特の雰囲気があって目が離せない。
    カメラを構えるところが可愛らしくて。
    二人の絡み合いは美しくて胸がドキドキしました。

    男女の恋愛では表現できないエロティシズムと、美女二人が並ぶという目の幸福、女性美をこれでもかと堪能できる。

    女性同士の恋愛という禁断の恋の部分が注目されてる作品です。
    もともとそういった性嗜好があるLGBTという描き方ではなく、人を好きなる、誰かに惹かれてしまう、誰かを愛することの抗えない感じを上品に、妖艶に描いています。
    二人が惹かれあっていることを、ちょっとした仕草や視線で表現しているのが印象的でした。

    キャロルとテレーズの方向性の違う美しさにほう…っとため息が出て、
    彼女たちの雰囲気にあったファッションセンスに魅入られ、
    印象的な画面構成にも美を感じ…。

    美術的な要素でも楽しめました。

  • ストーリーは、よくある話といってしまえばよくある話。シンプルなラブストーリーだ。だが、とにかく美しい。それは、キャロルとテレーズはもちろん、背景や衣類から小物に至るまで、50年代という時代ががまるで夢のように描かれているからだろう。

    ただ、これを「上品な作品」といってしまうことは憚られる。その上品さというベールの下に隠された情熱こそが、この作品をより美しく魅せているのではないだろうか。
    また、この上品さは、当時の同性愛者への明らかな差別によって、二人があからさまに愛し合うことができなかったという時代背景から引き出されているものでもある。

    他の方の感想を読んでみたら、女性同士の、というところに引っかかる人が思ったよりも多くて驚いた。(イミテーションゲームを見た後でもあるので)、数年後にはこういった社会の価値観が変わっていることを願う。

  • 神々しいオーラを放つケイト・ブランシェットが演じる金持ちマダムのキャロルは、デパートでルーニー・マーラが演じる売り子のテレーズと出会う。昔のニューヨークが舞台だが、その当時としか思えない美術が素晴らしい。物悲しい音楽もいい。映像が美しい。まだ同性愛が理解されない時代に、惹かれあう二人が切ない。ルーニー・マーラがとにかく可愛くて、初めて見る女優かと思えば、ドラゴンタトゥーの女のリスベットらしい。あまりにもキャラが違いすぎて全くわからなかった。エンディングに意外性は無かったが、言葉がなくても観るものにはきちんと伝わってきた。

  • ケイトブラッシェント ルーニーマーラ
    原作は小説 パトリシアハイスミスの体験記
    ルーニーマーラはドラゴンタトゥーの子!
    眉毛とメイクでだいぶ変わるもんだ。
    女性同士の恋愛を描いたものだったけど、甘いだけじゃない。
    甘くて楽しい時って逃避行の旅中ほんの少しのシーンくらいじゃないかな。
    他は辛かったり冷たかったり苦しかったりな印象が強い。時代は1950年〜てことだから同性同士の恋愛なんてかなり厳しい時代、2人の逢瀬も難しいもんよ。
    レビューも高評価ばかりで後世に残っていく映画になりそう。ケイトブラッシェントの色気と貫禄に惚れ惚れ、ルーニーマーラの可愛さと美しさに惚れ惚れ…得しかない映画。
    総合的に4.5!5でもありか!とにかく良かった…

  • ケイト・ブランシェットが美輪明宏に見えてくる。
    二人の女優もさることながら、彼女らを取り巻くものすべてのものが美しい。

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