悠久のティアブレイド -Lost Chronicle- - PS Vita

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  • アイディアファクトリー (2016年9月8日発売)
  • PlayStation Vita
  • Amazon.co.jp ・ゲーム
  • / ISBN・EAN: 4995857094509

悠久のティアブレイド -Lost Chronicle- - PS Vitaの感想・レビュー・書評

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  • 公式ブログを参考に、シュド→アタルヴァ→ロウ→クレイドル→ヤジュルの順で攻略。トロコンしました。ストーリーがとても壮大でした。恋愛どころじゃないです(笑)すごく作り込まれているストーリーでした。乙女ゲームのジャンルに当てはまらないかもしれないけど、感動ものとして心に残る作品でした。

  • 【【!!注意!!】
     作品の性質上、核心部分に関するネタバレは極力無いよう気をつけましたが、核心部分以外のネタバレは結構じゃんじゃかしておりますので、全てを純粋な気持ちでプレイしたい方には向かない感想となっています。
     読まれる際はネタバレどんとこい!ぐらいの心意気で、自己責任でお願いします!







    ---クリアした順で、攻略対象のそれぞれの感想---


    【シュド】
    攻略制限かかってることもあって、シュド→アタルヴァ→ロウ→ヤジュル→クレイドル→トゥルーエンドの順番で攻略したんですが、自分的にはこの順番でやって良かったなぁと思います。

    シュドルートは、ストーリー自体は典型的なボーイ・ミーツ・ガール、少年は少女を守り、少女は少年に守られつつも彼を支え~的な感じなんですがもうほんとにロボットアニメなんですよ!要所要所でロボットアニメの王道をちゃんと周到してきて、何だこの熱い展開はっ……! ってなるんですけどでもちゃんと乙女ゲーもしてるんですよ! このバランス凄いな!? って何度思ったかしれない……。あと、過去編との絡み方・設定が一番好みだった。一旦離れ離れになっちゃった後からの展開、私ああいうの弱いし好き。

    当たり前ですけど初プレイって全ての伏線やその回収が初体験じゃないですか。その上で、現在と過去、それぞれのキャラの関係性やストーリーの枠組みを一番自然に理解できたのがこのルートだったかなって。多分私の場合、アタルヴァを最初にやってたらこれほどのめり込まなかった。

    やり終わった後は一本のアニメ映画を見たような気分ですごく満足しました。


    【アタルヴァ】
    シュドはいわゆる王道のヒーローでしたが、アタルヴァは残念可愛いヒーローです。シュドはイヴを守ってくれますが、アタルヴァは守りたい気持ちはあれど、もともと運動音痴なので結果が伴わず、どっちかっていうとイヴにフォローされます。シュドはイヴにつっこみますが、アタルヴァは自身も天然なので天然×2になって不思議空間が展開されます。

    アタルヴァルートは2週目ということも相まって、あるキャラや過去についてある程度の情報を持った状態でプレイするので一番楽しかったのは初っ端からフォウやガルガドさんが出てきたりしたとことか、シュドと対比的だなと感じる場面があることでした。私の勝手な思い込みなんですが、アタルヴァとシュドって要所要所で対比的に表現されてない? ってプレイ中ずっと感じてて上でもつらつら書きましたがまず存在自体そうじゃない? って。
    途中まではコピーとコピー、オリジナルとオリジナルの物語なのかなと思ってたんですが、でもそれ自体も対比なのか? とか、結局アルカディアとはほとんど関わらず(ちなみにアルカディアとクレイドルのバトルはめちゃくちゃ楽しかったです。これぞSFとか思いました)、彼自身のラスボスはロウであるところとか。
    極めつけはラストですよ。ラストのクレイドル! あれはシュドルート先にやってると反則じゃないかと思うぐらいの対比でしょ!?

    あの衝撃は今も心に刻まれてますよ。


    【ロウ】
    「俺と一緒に死のう!!!!」という絶叫と共に現れる最凶のヤンデレ。どのルートでも叫びまくりで声優さん大変そうだな……ってなった。あと過去イブと一緒にいると姫ポジなのはロウだと思います。シュドルートの最後とか過去イブが姫抱っこだし、ロリイブちゃんがいじめっ子に敵討ちに行くし。

    ロウのルートは、個人的には嫌いじゃないけど納得できないところが所々あっちゃう、という感じです。特に腑に落ちてないのが、過去イブのロウに対しての感情。私はあれをあんまり恋心とは思えなくてねー……。
    ロウはね、3000年前から現在まで、恋心だと思いますよ? でも過去イヴは、ロウに対しては弟的な感情でしかなかったんじゃないかなと。3000年前の時点でも同情とか憐れみとか流されたとかで、ネオスフィアに入ってからの「会いたい」は、ロウしかいなくなってしまったからで、依存してるだけなんじゃないか? って。
    だからロウルートに関してはトラジックエンドの方がしっくりきてしまいました。3000年一人で生き続けた彼が、愛しい彼女を結局救うことができず、最終的には道半ばで一人で息絶えるというのはバッドエンドとしては最高にバッドで最高に切ないと思うのですがいかがでしょうか。

    ハッピーエンドでの白イヴの姿があまりにも衝撃的だったので(その前からの展開で幼女とかなのかと思ってた)、ぜひFD出してあのボディから脱出させてあげてほしい(笑)


    【ヤジュル】
    上記3人とは全く立ち位置が違う人。3周やっていく中で、「こんなにイヴのこと嫌ってそうなのにどうやって恋愛関係になるの?」って凄く不思議だった。

    「彼は過去に何をしたのか、なぜ医療ポッドに入るはめになったのか」をとにかく知りたい。だってそれお兄ちゃん絶対絡んでくるよね? そこが知りたい。知りたいんだよぉぉぉぉ! っていうのがプレイしてる間中の内心でした。そして、いざ、医療ポッドに入った経緯が明かされた時は……マジでか。アイナさん強ぇぇぇぇ。。ってなりました。
    ヤジュルの立ち位置が他3人と違うからか、ストーリーの方も趣が違うなという印象でした。他の3ルートは世界全体の敵と戦うという感じだったけど、ヤジュルのルートはイヴとイヴの話というか、人間の話というか。他3ルートでは楽しさ、悲しさ、絶望、と言った感情が主だった両イヴに初めて「怒り」や「憎しみ」が芽生える。喜怒哀楽そろってこそ人間なのかなぁと。

    ED後のアフターストーリーが一番見たいルートだったりする。ヤジュルはEDからが物語のスタートなのでは。あとぜひ11番の鎌の使い手さんの話が読みたいよー!


    【クレイドル】
    ぶっちゃけ、演じるキャラによっては中の人がものすごく苦手だったのですが、今回は全キャラ中一番愛着を持ったキャラだったと思います。ていうか中の人、今までで一番ハマリ役では?

    3人で雑魚寝してる時に、イヴに「クレイドルうるさい」とポカリとやられた時の「あうっ」という声にやられました。中の人苦手だったのに何今のかわいい……。そこからはもうクレイドルが愛しくて愛しくて、アタルヴァルートのエンディングでやられたのもありますが、アルカディアとの戦闘や、ロウルートでの最終的にポンコツどころか世界最高のスーパーAIになってるところとか(EDでのクレイドルはシュド→アタルヴァ→ロウの順番でレベルが上がってる感じ狙ってるのかなと勘ぐってる)クレイドル昇り詰めた!って思いました。
    500年の間、狂っていく人間に寄り添うクレイドルの気持ちを想像するとほんと切ない。おかしくなっていく過去イヴに何もしてあげられないことを歯がゆく思っていただろうし、自分が人間だったらこうはならなかったのだろうかと考えたこともないことはないと思うし。だから白イヴちゃんが目覚めたときのスチルとか文章とか見る度に勝手に切なくなるんだよね。

    ちなみに、攻略対象としてはちっこい方が断然好みです。見た目もですが、EDが。数年後、大人の女性になったイヴとまだ少年の域を出ないクレイドル、イヴの周りには美しく成長した彼女を狙う有象無象。イヴのことを信じてはいるけれど、それでも心は焦ってしまう少年クレイドル……とか想像するとものすごく萌えませんか。


    【トゥルーエンド】
    あの人については何となく想像ついてたんで……。ただ、シュドルートでエゼルが彼も待ってるって言ってたのに出てこないまま終わったけど!? ってなった理由はわかりました。あ、あとヤジュルルートで、彼がロウのティアブレイドに乗った時に言った「ピーキーな調整」の意味がわかった時は本気で驚きました。そのセリフの時、アルカディアがロウに意地悪かなんかしてそんな設定なのかなと思っちゃたんだよね……。
    あとあれ、ゲーム始めるときのシステムセリフで伏線ぶっこんでくるのほんとしてやられた感あって「こんちくしょうww」ってなるよね。



    ---コンプリートしてもろもろ感想---


    【ストーリーについて】
    やり終わったら、全部で6本の映画見たみたいでした。1周目にはなかったエピソードが2周目以降に出てきたりとか、あるルートでのセリフや地の文が別ルートで「あれはこのことだったのか!」となったりとか、これぞADV! というゲームのシステムをこれでもかと活かした構成だったと思います。


    【システムについて】
    UI阿保みたいに綺麗で凝ってる。最初、「キャラの好感度表示ないなこのゲーム」とか思ってからの、メニューの中央の花色変わってるし形変わっとるやないか! ナニコレオシャレー!? の衝撃は凄かった。あとクリア回数重ねるごとにスタート時に出てくるボイスの数も増えてくるとか、そこに何気に伏線ぶっこんでるとか。「touch start」の時にランダムで出るあれとか、私フルコン後に初めて経験して、それもロウだったからめちゃくちゃびびって最後の最後までしてやられた感満載。

    ガラクタ集めも面白かったし、「ワード」、いわゆる辞書機能も一風変わっていて、単なる言葉の説明じゃなくてクレイドルがイヴに説明してる風なんですよ。そしてそれを、読み上げてくれる。クレイドルの私見交じりの説明だけでも面白いのにそれをわざわざ読んでくれるとかほんと凄い。雑誌のインタビューで中の人が「めちゃくちゃ喋った」みたいなこと仰ってたんだけどそらそうやわ、ってなりました。

    ちなみに一番印象に残ってるシステムボイスは、「ガラクタ」を選択した時のアルカディアさんのボイス。思わず条件反射で突っ込んでしまった。


    【スチルについて】
    全編通して綺麗としか言えない。あとティアブレイドは普通にスパロボとかにいても不思議じゃないくらいかっこいいロボットでした。
    あ、あとゴーレムとかは無骨に、巨大スライムとか暴走してしまったイヴとかそういうのもちゃんと化け物らしく描かれていて、それもロボットものとして成立した理由だと思う。


    【OP曲・ED曲・その他BGMについて】
    OPは、私は最初とっつきにくかったんですが、めちゃくちゃスルメ曲で聞けば聞くほど味が出てくるしゲームをすればするほど歌詞の意味がわかってさらに感情移入するしでさすがKOKIAさんでした。
    EDは演出が曲の良さを2倍にも3倍にもしてた印象。あの演出があるから「アニメ映画を一本見た」気分にさせてくれるんだと思う。


    【最後に】
    ぜひ、アフターストーリーのFDを! 
    そしてそれとは別に、ぜひ過去編を! 何らかの形で読めるようにしてほしい!!

    アフターについては、どのルートでもエンディングであわよくば、という感じで作れそうな余地残してますよね? シュドルートではアタルヴァが弟救いに行ってるし(ところで弟の記述が出てくるのここだけなんだよな)、アタルヴァルートはそもそも首都に旅立つし、ロウルートだって膨らませられることいくらでもあるし白イヴだってあんなだし! ヤジュルルートなんてこれからが大変だろうしクレイドルは地上に出てくる前と出てきた後のできること・できないことのギャップに葛藤する話とかで苦しめばいいよ!

    そして、過去編は小説がいいと思うんです。イヴとお兄ちゃんのちゃんとした関係とか、他の騎士団のメンバーとか。アルカディアの真実もぼかされちゃってるしちゃんとした所が知りたい。彼の言う「神」とは何だったのか…誰だったのか。アルカディアがああいう思想を持つようになった理由とか。短編集、もしくは中編集とかで出してくれたら小躍りして買いますよ?

    4日でフルコンするほどのめり込んだ。このゲームをプレイできて良かった。

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