[まとめ買い] イティハーサ

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著者 : 水樹和佳子

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[まとめ買い] イティハーサの感想・レビュー・書評

  • Kindleで90%オフ全15冊で645円(!)だったので(既に終了)、飛びついてのまとめ買い&まとめ読み。SF漫画を対象とする星雲賞受賞作(2000年)でもあるが、いやはやいはや、傑作。1万2千年前の古代日本を舞台とし、進化・遺伝・性・多神・一神・神話の成り立ち等をふまえ、目に見えぬ神、目に見える善神、邪神の戦いを描いたものであり、「火の鳥」「風の谷のナウシカ漫画版」を思わせるスケール。出てくるキャラクターが魅力的である上に(特に桂が好み)、その緊密な世界観・緊張感は最後まで全くぶれることがない。絵も素晴らしい。エヴァンゲリオンなんかより面白いと思うのだが。。。浦沢直樹、田中芳樹、上橋菜穂子、荒川弘と並べてみると、女性の方がきちんと終わりを見据えて論理的な物語構成をしているのではないかと改めて思ってしまった笑)。

  • 初めての電子書籍購入がイティハーサ全15巻。ツイッターで90%オフの情報が回ってきて、電子書籍って読みにくくないかなぁと迷ったけれども全巻700円以下だったので思い切って購入!結果、買ってよかった〜。一気に読みました。

    舞台は1万2000年前の古代日本。
    目に見えない神々を信奉する村で育つ鷹野(たかや)、妹・透お子、2人の兄的存在の青比子は、邪悪な威神(いしん)の徒党に襲われる。生き残った3人は威神と対立する亞神(あしん)を信仰する村に助けられ、そこで生活することに・・・。

    目に見える神に威神(悪)と亞神(あしん)がいて、対立構造があります。
    鷹野たちは亞神を信仰すればよいのでは?と思うのだけど、そうはしないのがポイントです。

    亞神の村にはもともと威神の戎士で那智と呼ばれた一狼太(いちろうた)がいて、とても切ない存在(キーマン)です。(古代日本と同様に、名前や言霊もとても重要とされています。)

    最終的に、透お子たちは亞神に守られた善に満ちた不二の村(ユートピア)での生活を拒絶します。それは、自分の中には悪の存在も確かにあって、その悪も自分以外の何者でもないから。そして善に満ちた村では人は進歩をしないから。
    一方、一狼太(那智)も「救いの道はそれぞれにある」というのが印象的で、そしてその救いの道は悲しいものでした。

    最後は目に見えない神々の意図がつらつらと語られ、物語の全貌が明るみになります(かつて、大陸「ムウ」と「アスカ」が滅んだ理由等等)。

    青比古が正気に戻り、桂に「愛してる」と(おそらく)言えて本当によかった〜。

    いろんな場面で涙が出ました。

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